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変形道路の天空率取り扱い法 3

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7月7日土曜日

どうやら東京は雨もあがり日差しも見えてきた。

本日は明海大学不動産研究センターの皆さんに天空率講座がある。

その為に早めのブログ。

 

 今週は西日本中心に大雨の被害が報告されており、今だ豪雨が続いている。これ以上被害拡大しない事を願いたいが・・かなりの広範囲にわたている。油断できない。

 

 比嘉も木曜日の夕方、大雨に降られたが大阪府不動産鑑定士協会の皆さんに「CAD建物想定手順と建築基準法実演解説」と題して

講座をやらせていただいた。

 5時から7時までの2時間、天空率概論も含めて時間の限り語った。

終了後は幹事の皆さんと懇談会をしばし・・終了後の外は大雨。

 翌日ホテル近くにかねてよりいってみたかった緒方洪庵の適塾を発見・・見学。

雨の中庭

 見学を終えて新大阪に向かったら新幹線に乗る人で大混雑。昼飯を食する間もなくなんとか帰京。

 

 明海大研修センターの皆さんの報告は後ほどするとして早速天空率講座を開始して出かけなきゃ。

 

 

 天空率講座開始!

 

前回は

 このような屈曲道路の適合建築物の想定法を解説した。区域区分の方法は前回を確認していただくとして結果が

 

NGが各区域で数点。 

 

 

 

 

 それぞれの区域で高さ制限を大きく超えている事がわかる。今回はこれらのNGを逆天空率で解決する事から始めたい。

 

  まずは最大幅員9mが回りこんだ4m道路側の区域

 

円弧で示す計画建築物右端角をカットする指定で

極めて微小なカットでおさまったようだ。

 

次に道路中心10mの区域南側4m道路に面する区域では

今度は左側本体部も含めて大幅カットしなければならないようだ。

結果は

 大幅カットだが右端の算定位置では限界差分一杯の値でクリアー。その為、左端のNG算定位置もクリアーした。

 

 最後に西側に面した4m道路中心10mの区域。

南側に面した区域をクリアーする為にカットして発生した空地の為NGは南端の1点のみに変わった。カットすると

逆天空率計算の結果カットされた計画建築物とカット前をアイソメ図で比較すると

 

左がカット前の計画建築物だがボリューム感としてはそれほど変わらない感じもする。天空率の威力は大きいネ。

 さて次の変形道路課題の事案は

 

北側に8m道路が行き止まるがその生き止まり端に5m道路が接道するケース。

この変形道路の場合は下図で示す行き止まり部分をどのに設定するかがポイント。

 

今回も長くなったこの事例の詳細解説は次回にしよう。

本日の研修終了後書き込みをいれるとしよう。

ひとまず次回までお元気で。!

 

比嘉ブログ

 

 


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