10月16日土曜日
本日の東京は、曇天で今にも雨が降りそう。
今週は、夏日が続いたのだが朝晩冷えたりで気温の変化がはげしい。
季節の変わり目、例年のことだが体調を崩すことが多い。
昨夕若干背中がゾクゾクとし軽く咳き込んだりで風邪の初期症状。
コロナ禍風邪をひくと面倒だ。シークワーサーをかじり睡眠を十分にとったら本日絶好調。やれやれ・・。
いつもの通勤路のわきに突如、ヒガンバナを思わせるピンクの花が登場。前日まで気づかなかったのでまさに突如感ありだ。
名前が気になりGreenSnap「調べる」で確認したら人工知能的にはタイマツ花と表示。若干違うかなと思いながらも「確定」にしたらすかさず親切な方から「ネリネ」じゃないですか?のコメント。・・・皆さん親切でありがたい。ユリの花が束になった感じの花びらがイイネ!
柳家小三治の訃報が落語協会から発表された。
大好きなはなし家で残念。オーディオやらバイクやら多趣味で有名だが、お近くにお住まいだったのか?高田馬場でもバイクにまたがったお姿やおしゃれな装いのお姿を何度かおみかけした・・ずいぶん前の話だ・・・。
小三治のマクラは、笑わそうという気を感じさせないさりげない語りが・・・たまらなくおかしい・・・さみしいな~。
これはハナカタバミとイヌタテが仲良く紫でコラボ。
「今頃ですか?」と突っ込みが入りそうな話題を一つ・・。
木曜日夜、焼酎お湯割りが効いたのか・・TVを見ながらうとうとしていたら突如衝撃の音楽が流れてきた。藤井風(NHK MUSICSPECIAL)だ。
いずれもド級の超絶ピアノとボーカルにカッと目が覚めてしまった。
日産スタジアム雨中の単独ピアノライブ。
今まで聴いた事のないここちよさ・・・みんなとっくに知ってんだろな・・
「今ごろですか?」・・う~ん聞こえた。くやしい!。
大谷翔平級のミュージシャン登場の感。今頃ですが楽しみです。
セイダカアワダチソウの黄色が目立ちおもわずパチリ。
今週の講座から
今週の火曜日は
デべ若手設計者が来社。3回コースの初日は、用地情報と日影規制基準法56条の2の関連を徹底学習。手計算逆日影の後、
TP-PLANNERで解析。高層型マンション可能空間を算出した直後のどや顔。今週さらに2回の講習予定が急遽来週に変更。楽しみにお待ちしてますヨ。
水曜日は、一変してベテラン設計者。
3回目の今回は、道路(屈曲道路:行止り道路)天空率解析法から隣地天空率(敷地区分方式:一隣地方式)を学習していただいた。
わずかな休憩時間の合間に、早速届いたばかりの実物件の天空率チェックをこなしているではないか!。提示案がNGゆえ可能案にすばやく変更作成。
TP-PLANNER天空率の効果をいきなり実感していただいた。
3回講座の最終回でいよいよ本格的に利用開始!
応援しますヨ!。頑張れ~。
天空率講座を開始しよう。
前回は全周を道路で囲われた敷地の天空率解析法を解説した。
今回は面する方向事に区分する指定がされた場合の解析法。
つまり前回円弧状道路としたA、B部が隅切りの場合。
今回は、面する方向事南側から左回りにCD、BA、AE,EC4方向に区分し前回の結果と比較してみたい。
*ただしA,B部は反対側の道路境界線が円弧状に存在する為、隅切りに設定するには抵抗がある。A,B部が下図の様に明確に隅切である事例に変更し解説したい。
*元図の円弧状の道路の場合でも、審査側サイドから面する方向事に指定された場合も同様に設定解析する。
A,B部が隅切り、A側は、円弧状の連続した隅切りの入力がポイントとなる。
用途地域は念の為
近隣商業地域で変わらず。
1)入力設定
*真北は、入力済みとする。
①敷地形状入力
-1)A,B部の隅切り部
弧状の隅切り部は多角近似線で細かく区分されている為、「Shift」キーを押下したまま境界線をクリックし連続選択するかダイアログボックスでドラッグし選択する方法いずれでも可。
「現在の値を適用」で確定する。
-2)C,E部
前回同様に隅切り設定する。C部も連続隅切り。
-3)CB間の屈曲道路
C,B間の8m道路境界線を「Shift」キーを押下した状態で選択しダイアログボックス内で「道路」「同一区間設定「設定」道路幅「8m」を入力後
「現在の値を適用」で一の道路として確定
-4)B,A間の屈曲道路
C,B間も同様に設定する。
②「用途地域」設定
③「建物」設定
*「建物」「用途地域」の入力は
*「用途地域」と「建物」入力法は、
https://www.com-sys.co.jp/downloads/manual/v21/25.pdf
を参照していただきたい。
2)道路高さ制限を断面図で確認
南側から垂直に切断した南北それぞれの断面を確認
道路境界線が4方向に変わったが前回同様NG。
天空率計算で解決となる。
3)T-SPACEで適合建築物を発生する。
*本例も前回同様西側4m道路を1の道路に変更する。他の3方向は「敷地」入力で令132条が考慮され自動作成される。
①T-SPACE起動
*毎回の記述で恐縮だが今回も下記は念の為。
自動発生の項の「道路境界」は、「敷地」の道路境界線情報で道路反対側が特定できる場合に使用する。
②「作業種類」「基礎情報」で「発生」ボタンを押下する。
「発生」ボタンを押下すると「敷地」の境界線情報で入力した道路境界線情報から道路形状が自動作成される。
*4m道路が凹型隣地境界線で分断された為一に設定編集する必要があるが他の3方向の6m道路は、「敷地」で入力設定した条件で自動作成される。
③「前面道路編集」押下後NO3道路を選択後「Del」キーを押下し削除する。
*一の道路に変更された道路形状を編集修正する。
以下前回と同様。
④「前面道路編集」モードで「対象」「反対側境界線」をクリック選択し編集する。
「頂点追加」ボタンを押下した状態で補助線で表示された屈曲点を
クリックし現況の道路形状に変形する。
⑤「前面道路編集」モードで「対象」「現況反対側境界線」をクリック選択し編集する。
「現況反対側境界線(算定線基準線)」と「反対側境界線」の違いは、「反対側境界線」は、水面等あるいは公園を考慮した道路高さ制限の起点の位置。
本例では水面等の緩和が無い為、道路高さ制限の起点「反対側境界線」と「現況反対側境界線(算定線基準線)」は、同一ゆえ「連続線複製」ボタンを押下し「反対側境界線」と同一形状が適用される。
⑥「前面道路編集」モードで「対象」「道路中心線」をクリック選択し編集する
道路中心10mの区域はここで編集修正した中心線を基準とし10mの区域が確定する。
⑦「前面道路編集」モードで「対象」「境界線」をクリック選択し敷地境界線側道路境界を編集する。
「頂点追加」ボタンを押下した状態で補助線で表示された屈曲点を
クリックし現況の道路形状に変形する。
⑧道路高さ制限適合建築物発生
3方項の6m道路側は後退距離がそれぞれ異なる為、前回4m道路以外を一の道路とした結果とは異なる。
*参考に前回の事例、円弧部を含む一の道路では
⓽「出力」アイコンをクリックするとTP-SKYに戻り算定基準線が発生する。
4)算定基準線を発生し天空率計算を行う
①TP-SKYに戻る
最大幅員6mが適用される区域4、4m道路側が適用される区域1
合計5区域で区分される。
②天空率計算を行う
前回は南側6m道路側でNGだった(下図)
今回面する事に区分したらクリアーした。
早速検証してみたい。
5)天空率計算結果の検証
①最大幅員6mが適用される南側区域
後退距離は前回同様2.142m、道路反対側から2.142後退した位置を起点とし適用距離20mで区分されている。
前回NGとなった南側6m道路に面した算定位置では
P28(差0.292%,斜75.733%,計76.025% 天空率近接点
0.292の+差分の余裕の結果となった。
要因は上図チャート図の右端円弧部の空地が通風採光効果として機能している事がわかる。
ちなみに前回のNG部は
寄棟状に区分される事と一律適用される後退距離が空地(緑)部の低下となる。
前回は
結論
円弧状の道路を一とした場合には寄棟状になる分、道路高さ制限適合建築物の空が広くなり天空率が計画建築物を上回る事になった。
面する方向事に片流れ状の高さ制限適合建築物を作成する事を選択したい。ただし円弧状にまとめてクリアーするようであれば申請資料の作成は効率的に行える。
さて本日も長くなった。次回もサポートセンターに寄せられた質問からお伝えしたい。
次回までお元気で!