5月27日土曜日東京は28度の予報。
今週は講座お休みの1週間。来週から7月まで続く講座にそなえた比較的おだやかすごした。
公園のもみじの葉の先がなにやら色づいている・・?
もみじの花らしい。ググってみると確かにもみじも花が咲くらしい。・・・朝ドラ「らんまん」の影響で草花の眺め方が多少変わったつもりの話から・・・
どくだみの八重の花も通常版より可憐な感じがする。
緑の中に白がめだつのはヤマボウシの木。
そろそろアジサイの季節だが早くも大型の台風2号が発生・・らしい・・困ったもんだ。
ムラサキゴテンが今年はちゃんと咲き出した。昨年はとうとう咲かなかったのでなんだろう・・・来年の観測結果が待たれる。
ネタがつきた・・・ここまでとしよう。
本日はラッパ仲間との会で久々阿佐ヶ谷まで出かけ予定。
そろそろ待ち合わせの時間だ。
作成済みの比嘉ブログ講座をアップして出かける事としたい。
比嘉ブログ講座を開始したい。
1)本日はまずTP-LIGHTプランニングから
南側道路幅員が8mの住居系の事例。
容積率200%で64㎡中心の住戸を6階部まで作成
容積率を確認すると
容積率199.44%、住戸数23戸。
道路高さ制限をチェックすると
NGを確認。
初期設定条件をかえずに天空率計算を行うと
NGポイントが3あることがわかります。
近接点の結果は
P6(差-0.357%斜79.754%,計79.397%)
と厳しい結果です。
・・・・解析の初期値バルコニー部は上面パラペットから設計GL面まで投影された下抜けのない状態です。
ところが今回は、バルコニー下部が抜けています。
この事を考慮し再計算してみます。
まず設定の確認から
表示された初期値の以下の部を変更します。
①「下面0m、上面1.2mで算定」をチェック
*専有室タイプ名でバルコニー上下高さを設定した場合および共有等で指定された上下面高は解析時に直接適用されます。
②「建物ブロックを屋根伏せ状態で処理する」のチェックを
OFF設定します。
*単線で入力された部屋ブロックは壁厚および仕上げ厚を有する為、日影計算および天空率計算等を行う場合は壁仕上げ厚を考慮し解析します。
バルコニー下面部を抜けた条件で解析すると
近接点で
P6(差0.201%斜79.754%,計79.955%)
十分クリアしています。
建物ブロックをTP-SKYに移動し三斜求積を行うなど検証してみましょう。
2)TP-SKYで詳細検証
①TP-SKY連携起動
「環境設定」プルダウンメニューから「SKY建物連携起動」を選択しプランデータをTP-SKY上に表示します。
*「SKY建物連携起動」では事前に入力されたSKY建物データと混在しない目的で解析等後終了するとデータは保存する事なく
TP-LIGHTが起動します。
その為終了前に「ファイル」「個別データ保存」の項で
「下抜け」等のファイル名を設定し「保存」します。
保存後TP-SKYを終了するとTP-LIGHTが起動しますので
下抜け無しのデータで「SKY建物連携起動」「個別データ保存」し下抜け建物と下抜け無しの建物を比較検証します。
②適合建築物および算定線発生から天空率計算
-1)「新天空率算定領域」「自動発生」で道路高さ制限適合建築物および天空率算定位置が発生します。
-2)「計算モード」で「天空率計算」を実行します。
③天空率重ね表示による比較
天空率の基本的な考え方は
「魚眼レンズに投影された敷地内の空地(緑部)の分、高さ制限をこえる(赤部)事が可能になる。」です。
計画の高さ制限超過部分はひさし部の下抜け部でわずかに面積が減少していますが、適合建築物では、下抜けの空地部分は下抜け無しに比較して10ポイント以上空地が広い事がわかります。
④下抜け三斜求積図
下抜け部A側、B側も三斜求積されている事が確認されます。
それぞれ拡大表示すると。
A側
B側
下抜け部を含むすべて三斜求積する事と計画建築物との間に安全考慮の為の隙間が設定されている事が確認されます。
下抜け部を三斜求積する事は魚眼レンズに投影された下抜け形状を適切に評価する事です。
下抜けを行わない三斜求積図
計画建築物が魚眼レンズに投影された面積は方位角で作成される扇型から三斜求積された部の面積を差し引きし算出します。
下抜けがない分、計画建築物の投影面積が大きく評価され天空率が低下します。
三斜求積図および位置確認表
計画建築物
高さ制限適合建築物
これらは解析後「申請図」から自動作成されます。
さらに最終の判定表は
この項で安全処理も含めた最終確認となります。
結論
下抜け部が天空率算定位置に面する場合、天空率解析に有効に機能します。
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本日も長くなった今回はここまで!
次回までお元気で!