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TP-PLANNERによる逆日影計算 11 3D日影チャート解説

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8月26日土曜日

 本日が暑さのピークとの事、東京はまさにうだる様なすざまじい暑さで高温注意報。

北朝鮮は予定どおりだろうか短距離ミサイルを撃ち込んだという。失敗らしいが・・・かの国では気候変動で農作物に大きな影響があるというのだが・・とんでもない宰相を担がされたもんだ。

 

 気分を変えよう

これは蓼科山のフシグロセンノウ。京都の山間では一輪だけだったがさすがに本場、群生している。

近所の公園も負けていない

ヤブランだ。最近のスマホは接写がイイネ。

 

 今週から講座を再開。火曜日は天空率講座にユーザーの皆さんが参加。

女性が3人。予定時間オーバーで頑張っていただいた。

そして週末金曜日は企業ユーザー今度は男性ばかり

 

 

プランニング講座を中心に解説。上下階にまたがるスパン長変更など屈指刺し機能は大うけ。日影天空率の理論が完璧になるとプランは楽しい。

 さて本日も講座が長い。早く始めよう。

 

前回は逆日影計算のまとめとして

 

敷地が3800㎡を超える比較的大規模の計画を行う際に逆日影計算の「既存建物」を考慮し適時「3D日影チャート」で日影可能空間を適確に算出する方法を解説した。

 

 大規模ゆえ複合された日影時間が発生する為に、「3D日影チャート」の利用法は好評いただいた。

 

 今回は、中低層の建築物を例題にその機能をさらに解説を進めたい。

 

事例はチュートリアルの例題から

 

 路線から20mの鍵状の用途境界線で近隣商業地域と第2種住居専用地域に分かれる。

傾斜屋根あり、円弧を含む変形建物。

 今回も入力から解説を進めたい。

ポイント

①汎用CADからレイヤ変換で敷地形状を自動配置する方法

 

*左が汎用CADレイヤ右がTP-PLANNERオブジェクトで汎用CADで作図された線分から敷地に割り付け変換する。

 

②建物軸をX軸に設定する。

 

*建物の軸をX軸に設定する事で入力作業を容易にする。

 

③敷地の内外を問わない用途境界線で区分する複数用途地域の設定法

 

*行政により指定される全国の最新の高度斜線の選択配置法の確認。左下の選択部は新宿区20m2種高度地域。

 

④建物入力

 

その1 「合成」による4角ブロックから多角形建物の効率的な入力法確認

 

その2 3点指示による傾斜面の自動配置

 

 

*3点以外の頂点は自動配置。

 

その3 連続線からカット(コピー)&ペーストによる自由線分の入力

 

 

以上の入力操作をまずはMOVEで確認

 

さて日影規制におさまる状態から複数ブロックを選択後高さ方向移動で階高を変更しNGになった日影規制をおさめるべく3D日影チャートの利用法を解説していきたい。

 

①階高の異なるブロックを選択し1層分(3m)高く設定する方法

 

②指定点日影によりNG時間を確認

 

③半天空図(太陽軌跡図)によるNG箇所の粗々の原因の特定

 

④3D日影チャートにより可能高さと幅の確認

 

⑤可能位置の補助線転送により可能高に切断後、斜面設定

 

 

⑥連続線による建物切断

 

 

⑦その結果は

それぞれ1分程度のクリアランスで確実に日影規制におさめる。

 

以上の操作をMOVEで確認して頂きたい。

 

この様に初期段階で逆日影計算から実施レベルで建物形状が確定してからの3D日影チャートを利用する事で前回の様な複合日影も含めて確実に日影規制内におさめる事が可能になる。

 

 さて今回も長くなった発散規制ラインの作図法は次回にしよう。では来週までお元気で!

 

来週は大変だ!サッカーワールドカップも大詰めオーストラリア戦だよ。頑張れ!

 

 

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