3月30日土曜日
平成最後の日が明日。4月1日、新元号が発表される。
なにか・・・落ち着かない感じがする。
年明け間もない昭和が終わった日、車で都内の様子を確認した事を思い出す。
昭和と平成をほぼ同時間生きてきた事になるのだが・・・
あの、なるちゃん(徳仁親王)が天皇陛下になる・・・感慨深い。
今度も30年ほどだろうか?・・。
・・もうひと頑張りするか・・!
今週、東京は、桜が満開
恒例により会社にほど近い神田川の桜から
そして近くの公園の桜も満開
朝の通勤時に上を見上げると
桜でいっぱいだが・・幹に咲くひこばえが可憐でいい。
今週末の思わぬ寒波で1週間は、楽しめそうだ・・・。
桜が終わる頃、スギ花粉も終わる。
今週の講座から
今週は、前週に引き続き2回目の設計事務所のメンバー。前回は日影規制中心に逆日影からプランニング。今回は天空率の理論と実践を解説。
前回の講座を復習をしっかりしてきたとみえてスムーズな操作で快調に講座が進んだ。天空率の魚眼レンズの模型が今回も大うけ
「これはわかり良い!」コールをいただいた。zun!
さて講座を開始しよう!
その前に、今回も仙台セミナーのご案内から
仙台の用地情報からはじまり、構造、積算、設備設計までArchCadにデータ集約する手法で実践解説する。
比嘉は、トップバッターで語ります。
・・できますれば・・・申し込み欄では、「コミュニケーションシステムからの案内」にチェックをよろしく!
前回までで逆日影、逆斜線の限界ラインを参照しながら7階建てのファミリーマンションを想定した。
図1
日影規制のクリアー、から前回は、高度斜線をクリアーすべく南側に移動すると道路天空率がNGになるジレンマを逆天空率、傾斜屋根で対策してクリアさせた。
前回はひさしを傾斜させる事と建物全体を300mm南側道路境界側に移動し高度斜線と道路天空率いずれもクリアーした。
図2
今回は、階高を調整し南側に400mm移動する事でひさしに勾配設定を行わない方針で解決していきたい。
まずは階高の変更
図3
変更した階高で等高線を表示し高度斜線がクリアーする位置を確認する。階高による等高線以外に任意の高さの等高線を確認するには、右ボタンメニューから「選択階の臨時等高線」を確認する。
図4
今回は、ひさしの天端がフロアラインの位置にある為、設定されたパラペット高より500mm低い位置、フロアラインの位置の等高線を表示する事が可能になる。
図5
500mmの状態で「下に移動」「OK」の順にクリックし
高度斜線クリアー可能な距離を確認すると
図6
393の位置まで欠け込んでいる為、建物を
「全体一括編集」で400mm移動すれば良い事がわかる。
移動後、仙台市3種高度斜線を確認すると
図8
ギリギリでかわしている事がわかる。
南側道路天空率は
図9
やはりNG箇所が2ポイント。
前回同様バルコニーの両サイドを「串刺し編集機能」で全階500mm幅狭めると
図10
クリアーした。
今回は、ひさしを傾斜させる事なく階高調整、建物全体南側に移動、そしてバルコニー端部を500mm幅を狭める事で形態制限を全てクリアーした。
図11
形状および配置位置が最終確定したのでタイプ名を設定して面積表を作成しよう。
図12
本例では専有室で形状が異なるのは4タイプゆえ「専有室名割付」の項を選択後、基準階でそれぞれA~Dまでを配置すると上下階で同じ形状を有する専有室とバルコニーは同一名と判断され同時に室名が登録される。上下階で形状の異なる階の専有室は、はじかれ設定されない。
本例では、上下階同一形状ゆえ4タイプを配置すると全階が設定される。
実は、ここからが企画BIMの始まりで階段室もタイプ名を設定し「拡張データ」を編集入力すると
図13
階段室に踏面が表現されひさし付きの階段室が設定される。
寸法線も自動配置。
企画営業の初期段階として「ファイル」「エクスポート」「面積表」でExcelマクロで面積表が自動生成される。
図14
さてこれからの作業としては、建具配置に躯体配置となるが
この状態から「外壁の発生」ボタンをクリックすると
図15
単線の境界壁に設定された部材情報から壁床そして階段室が自動作成される。
さてここからBIMデータ作成が始まる。3次元が設定されているだけにこの先の建具配置は、容易に行う事が可能になり、躯体(梁、柱)は、構造連携部材の発生機能で仮定断面が効率的に配置される。
・・・今回も長くなった、区切りがちょうどよいので建具配置、構造部材発生は次回にしよう。次回までお元気で!
仙台セミナーのお申込みお早目にお願いします。