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リアルな壁面日影の作成法(BIMデータ活用法)

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5月11日

連休明けの土曜日は、皆さんさすがにおつかれでしょう。

東京は、緑がいっぱいで気候もさわやか。

昨日から夏を思わせる暑さになり今日も暑そうだ。

これはカワラナデシコ夏に楽しみな小花。ワールドカップ女子サッカーもまもなくのようで楽しみだ期待したい!

 

・・・で比嘉は、不動産鑑定の為の講座で明海大学不動産研究センターの実務修習生の皆さんがこれからやってくる。講座の様子は、終了後追加でアップすることにしよう。

 

 

 ブログ講座は、開始しよう。

今回も趣向を変えて、TP-PLANNER Ver19における3Dビュワーのバージョンアップでテクスチャーマッピングされたリアルな立面図に自己日影の壁面日影を作成する方法を解説したい。

 

 まず他社制BIM、または3Dソフトでテクスチャーマッピングを行う。

図1

タイル目地を表現したこの様な立面図

図2

を作成しこの立面図に自己日影による壁面日影を作成する方法を解説したい。

図3

 

このような自己日影による壁面日影だが8時から16時までの連続したリアルな壁面日影が作成される為、近隣説明等で有効だ。

 

 図2のテクスチャーマッピングされた立面図は、TP-PLANNER 

「3Dビュワー」でも作成が可能だ。

 

まずは、

1)3Dビュワーによるテクスチャーマッピングの手法を簡単に解説したい。

図4

①TP-LIGHTで建具配置、躯体配置まで行った後「ファイル」「3Dビュワー」を起動する。

 

②利用したいテクスチャーは、「ファイル」「テクスチャー割り当てファイルを開く」で初期登録されたサンプルテクスチャーが表示される為、任意のテクスチャーを選択する。(このファイルにテキスチャーを登録保存しておくことで利用が可能になる。)

読み込まれたテクスチャーは後述する「色」設定ファイルに登録される。

 

③ノード選択(左上)アイコンの選択モードでテクスチャーを設定したい壁面をクリックし選択後右ボタンをクリックし

図5

「色選択」をクリックすると②で選択されたテクスチャーは

「テクスチャー割」窓に登録されているので選択する。

図6

今回は「タイル2.bmp」を使用する。

結果、選択した壁レイヤにテクスチャーマッピングされる。

図7

 

④立面図アイコンで任意の壁面日影を作成したい任意の立面図を選択後「ファイル」「ビットマップファイル図面レイアウト出力」を選択すると

2次元作図ソフト「図面レイアウト」の表示とともに立面図のビットマップファイルが作成される。

図8

今回は、「背景画像.jpg」で保存したのが図2.

 

今回は、TP-PLANNER内で立面図を作成したが他のBIMソフトで壁面日影を作成したい立面図を用意するところがポイント。

他BIMで作成された建物は、IFCファイル読み込み等でTP-PLANNERデータに変換しTP-PLANNERデータとなる為3Dビュワーを起動する

 

2)他社BIMでテクスチャーマッピングされた1)-④で作成された立面図を背景として壁面日影を行う方法を解説する。

①BIM連動後、3Dビュワーを起動する。

図9

 他、BIMソフトあるいは3Dソフトが有するテクスチャー情報は、共有されない為に建物形状が再現される。

 今回のポイントは、容易に作成可能な壁面日影の立面図をテクスチャーマッピングされた図2の立面図に差し替える方法の解説となる。

①任意の立面図を表示し「視点保存」を行う。

図10

視点を設定する事により以前に作成したパースデータの再現を容易に行う事が可能になる。

 

②図2と同様の立面図の壁面日影は

図11

「ファイル」「日影の連続レンダリング」を選択すると

図12

8時から16時まで30分間隔でさPing画像が図面レイアウトで保存さ

れ出力が可能となる。

今回は、この立面図をテクスチャーマッピング画像と差し替える手法の解説。

 今回何を解説したいのかよくわからなかったと思うのだがそういう事です。

 自動保存された画像と図12で自動保存された画像を画像処理ソフトを使ってサイズを一致させる方法だが今回は、フリーソフトのpaint.netを使ってマージしたいが文章では煩雑になる為、この部分はムービーを参照していただきたい。

図13

 

①画像ソフト(本例では、paint.net)で図12で作成した画像とテクスチャー設定された立面図を重ねて画像サイズを同一に設定する。

図14

 

②画像を重ねたらレイヤを結合し最終壁面画像として任意の位置に保存する。

 

図15

③3Dビュワーに戻り壁面を選択し透明に設定する。(枠のみの表示)

図16

④「設定」「透明体の影」「画像出力時に背景を透過させる」をチェックする。

図17

 

⑤「ファイル」「画像出力時の背景指定」で図15で作成した画像を指定する。影の濃度は、透明度を指定する。

図18

⑥枠線を表示しない設定。(枠線アイコンをOFF表示にする。)し透明な立面図に対して「ファイル」「日影の連続レンダリング」をクリックする事でテクチャー設定された壁面に自己日影図が作成される。

図19

図20

8時から16時まで30分刻みの壁面日影が自動レイアウトされ表示される。そのまま印刷が可能となる。

 

 このようにBIM連動により近隣説明等の資料作成もよりリアルに行える事を解説した。

長くなった、本日はこのあたりでおしまいにしよう。

次回からサポートセンターに寄せられた質問の解説を行いたい。

では次回までお元気で

 

 

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