5月25日真夏のような土曜日
今週から、日本列島画地d突然真夏になり今日も猛暑日になるらしい。
今週の公園パチリは、小菊:ハルジオン(春紫苑)とタンポポ。
公園も雑草系の小花がいっぱいだ。
唐突だが、いつのまにやら大相撲5月場所も明日で終わり。
舞の海そっくりな炎鵬の活躍を楽しみにしているがこのところあと1勝の勝ち越しで苦しんでいるようだ応援したい。
朝乃山がいいネ・・・優勝してほしい!
今日は、大谷翔平を見ながらのブログタイム。
今週も大阪での講座。
木曜日の午後から、設計の5人組の講座がはじまる。
比嘉ブログ見てますのナイスなお言葉にいきなりテンションあがる。
用地情報、逆日影チャート解説で6階のマンションプランまで一気に作成した。実務者ぞろいなだけに効率的に講座がすすむ。
2日めは朝9時から5時まで
天空率の講座から始まったが持参した天空率学習用模型が大うけ。
午前中天空率を徹底学習し午後は昨日のプランの精度をさらにあげて残り可能面積1平米程度まで追い込む。
当然、日影天空率もクリアー確認。
今回は、Revit連動も行う。
建具配置、構造仮定断面自動算出による配置。点景:テクスチャー配置行ったパース作成からRevitリンクまで行い終了。
全員で作成した事案の前でパチリお疲れ様でした。
(よくある事ですが忘れものをしてしまいました次回までキープでよろしく)
さて、天空率講座を開始しよう。昨日の講座でも解説した行き止まり道路の詳細解説。復習ヨロシク。
天空率講座開始!
前回は、行き止まり道路の天空率道路高さ制限適合建築物と算定位置の基本的な考え方を確認した。
行き止まり道路の取り扱い
❶行き止まり道路の適合建築物は、通達集に明記される。「行き止まり道路の先端部に位置する敷地の斜線制限については、図に示すごとく道路先端部において、当該道路と同じ幅員の道路が道路なりに回転するとみなして、反対側の境界線を設定する
❷ 後退距離の採用は、いずれの場合も、最も狭い距離が採用される。(後退距離は、計画建築物の後退距離内で任意に設定が可)
❸行き止まり道路の算定位置は敷地側に接する幅分をみなしの道路境界線とし算定位置を配置する。(特例))
❹高さ制限建築物に面する前面道路の反対側に算定位置を配置する。(原則)
行き止まり道路の形状に適用してみると
行き止まり道路基本
❸❹ の算定位置は、それぞれの境界線で道路幅員の半分以下で均等になるように設定する。
今回は、事例に基づきTP-PLANNERの設定法の解説および区域検証等を行いたい。
事例1
図1
行き止まり道路が3種のバリエーションで接道する場合。
①の部分は
接して行き止まる道路
図2
②の部分は、
面して行き止まる道路
図3
③の部分は、行き止まり道路には違いないが連続した入隅道路と同様に考える
たとえば入隅状の8m道路の場合
図4
道路高さ適合建築物は
図5
入隅に面した高さ適合建築物は、円弧状に適合建築物を作成する。
図6
この場合と同様に考える。
行き止まり道路の設定は、「敷地」の入力ダイアログボックスで設定する。
①の接して行き止まる道路の設定は
図7
行き止まり道路境界線を選択後「行き止まり道路条件・道路境界延長範囲」の項で「行き止まり部分」にチェック後、その道路幅員等の条件を設定後「現在の値を適用」する。
行き止まり道路設定した境界線の両端には円弧状に高さ制限適合建築物が適用される。
②の面して行き止まる道路の設定は
図8
境界線を選択後「行き止まり道路条件・道路境界延長範囲」の項で「始点側行き止まり」にチェック後、その道路幅員等の条件を設定後「現在の値を適用」する。
この場合、始点側」(左側)端部には円弧状に高さ制限適合建築物が適用される。
そして③の場合は、連続した入隅道路と同様に考える事より入隅部の全ての境界線を選択し道路幅の項に8m幅を設定する。
図9
同一区間の設定は、この項で行わなかった場合、新天空率算定領域」の項で自動設定される。
その他、用途地域
(今回は、商業地域:容積率400%⇒適用距離20m)
建物形状の設定を行ったら
「新天空率算定領域」のダイアログボックスで
図10
この場合は「自動発生」の「道路境界」のボタンをクリックすると道路高さ制限適合建築物および算定位置が自動発生する。
本例の様に「敷地」の入力項で設定される項目で道路幅員が始点と終点が同一の場合など道路高さ制限適合建築物および算定位置が自動発生が可能な事例は、「自動発生」を行うの項で行う。
「新天空率」の項は、下図の様に敷地境界外で屈曲するなど「敷地」の入力項で道路反対側(道路高さ制限の起点)が適確に表現できない場合の、道路反対側の形状をCAD的入力で特定する事が可能になる。そのような事例は、次回行いたい。
適合建築物および算定位置が自動発生する。「計算モード」で天空率計算を行い区域を検証してみよう。
図11
この事例では、行き止まり道路ながら2以上3の道路ゆえ令132条が適用される。
結果は、6m道路側でNGの様だ。
最大幅員10mの区域の検証から
図12
後退距離2.401m行き止まり道路に平行に10mのみなし道路境界線から外側に2.401mの位置を起点として適用距離20mで適用区分される。
道路両端部に面した部分は、20m-(10+2.401)=7.599mの半径の円弧状に区分される。
次に南側6m道路側
この区域2に区分され、最大幅員10mから水平距離20mで円弧状に区分される区域
図13
その区域には、6m道路側にも最大幅員10mが適用される為
後退距離4.5m
適用距離20mは
20m-(10+4.5)=5.5mの距離が敷地側適用される。
始点側の端部には、5.5mで円弧状に適用される。
6m道路に面し上図水平距離20mを超えた区域は、令132条2項の対象。
図14
6m道路の中心から10mの区域には、6m道路の反対側後退距離4.5mの位置から高さ制限が適用される。
そして8m道路側は
図15
8m道路側は、最大幅員10mの行き止まり道路から水平距離20mを超えている為、みなし道路中心10mで区分される区域。
みなし道路中心までが4mゆえ10m-4m=6mで区分される。
入隅端部も6mで円弧状に区分される。
算定位置に着目していただくと対面する道路端部に設定される。
この場合幅がせまい為端部にそれぞれ設定される。
さらにみなし道路の反対側にも4m以下で均等に配置される。
最後に6m道路に面した道路中心10m部のNGを「逆天空率」でクリアーしてみたい。
「逆天空率チャート」で最もNG差分が広い算定位置を指定
図16
「建物切断」ボタンをクリックし解決!
図17
めでたしめでたしで本日もそろそろ出かける時間だ。
次回までお元気で!