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プランニング企画BIM(6社協賛BIMセミナーから)

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 9月7日 土曜日 このところ陽が沈む早さに秋を感じたりしていたのだが・・・・本日、またまた夏に逆戻り。・・・所要で早い時間に外出したのだがサングラスなしで表を歩くには、しんどい。ふと足元をみると

おや?ハイビスカスが?

 たしかにハイビスカスが赤花、白花で咲き誇っている。

もはや沖縄も東京も変わらない⁈・・・・いや沖縄の赤花は、もっと可憐。

 

 今週、楽しみのスポーツ中継がサッカーを除き全滅!

昨日のラグビーは、南ア強い!素人なんで多くを語らないがワールドカップまであと2週間、なんとか修正して期待をつなげていただきたい。

 

 全米テニス・・錦織に続き大阪なおみまで敗退・・・残念。残るは、車いすテニスの国枝と上地に期待。

 

 U18ワールドカップ野球は、カナダ戦に快勝したと思ったら韓国戦で敗戦。佐々木の指の負傷が残念だ。しかし奥川イイネ。

 

 そう、バスケだよワールドカップバスケ・・テストマッチの成績から、こりゃいいとこまでいくんじゃない⁈との思いは始まるまで。世界の壁の高さにあらためて脱帽。でも八村のワンハンドダンクは、よく見てた頃のジョーダンを彷彿させイイ!来年オリンピックには・・・・期待したい。

 

 通勤途中でいい香りがしたと思ったオシロイバナがいっぱい。

 

 今週の講座から

夏休みも終わり、今週から講座が始まりだした。

火曜日は、天空率講座参加の皆さん。

 大坂からの参加有り、新人からベテラン、金融、ゼネコン、設計事務所等々企画BIM利用の幅広さを感じた。

 

 水曜日は、施工会社からベテラン設計者にマンツーマン講座

 日影規制の理論解説の必要がない講習は、テンポよくこなしていただいた。逆日影チャートを表示した瞬間にその意味あいを理解して感動していただけた・・・冥利に尽きる瞬間。次回は、天空率だ。お待ちしてます。

 昨日金曜日は、長年おつきあいのある行政のかたとの天空率の定期勉強会。

天空率における現状の意見交換、審査時の注意点の確認などをTP-PLANNERの操作を通じて実践解説、熱がはいりおもわず講座時間延長。

 

 

さて講座を開始したい。6社共催セミナー比嘉担当部の企画BIM部の詳細解説を行っている。

 

 前回は、逆日影チャートをエスキスをガイドに設定し

 

斜線規制も高度斜線のみを解析した結果と複合すると

日影規制と高度斜線の可能範囲が算出される。

 以上がTP-LAND内での解析、終了しARCHICADに戻り

ARCHICADアドインで同様の逆日影計算をおこなった

 

 アドインで高層位置をクリックする事で時間幅と太陽高度を考慮したTP-PLANNER同様の結果を得る事が可能になる。

 結果的に8階を7階案に変更したプランを作成したい。

容積率を追求する場合、TP-PLANNERのGUIが効率的だ。

アドインの「躯体モデル」でプランニングを行いたい

 ここまでが前回までの解説。

これからTP-Alinkで躯体モデルに移動する。この「躯体モデル」が企画BIM TP-PLANNERの部分。

形態制限の中に容積率を限界まで追求したプランニングを行う。

「躯体モデル」を選択すると

 「初期値インポート」ダイアログが起動するが、これから設計する建物の主用途を選択する。今回は、マンションゆえマンション用サンプルを選択する。

 これにより配置される建物ブロックの面積が容積参入されえるか否かが自動判断される。

 例えば共同住宅の地下部容積参入1/3緩和、EV不算入など法52条5項、6項関連が適用される。

(事務所ビルの設計であればオフィス店舗用サンプルを選択する。)

 

 選択するとTP-PLANNERのプランニングツールが起動する。

この項では、形態制限内で容積率を限界まで追求する事が主な目的となるが、企画BIMゆえ柱、梁、壁、床の躯体にドア、窓等の建具まで有するBIMデータが生成される。

 流れを明確にする為に手順を追って解説したい。

 

①階数階高の設定と形態制限の等高線

右側のメインメニューに従いBIMデータが構築される。

階高・階数で設定された数値は、BIMデータとして構造計算のSSシリーズ、ARCHICADレベルデータとして適用される。

 

 指定された階高による形態制限の限界値を示す等高線を指定すると

指定階の等高線が表示される。北側の日影規制および高度斜線は、問題無いようだが6階を指定すると道路側は、道路高さ制限を超える事がわかる。左右の空地で通風採光が確保できると判断し天空率により解決する事とする。

 

②部屋種類

右側メインメニューの「部屋の配置」でプランを行う。

ここでは、まずは「部屋種類」を選択する事からはじまる。

 法的に容積参入、不算入等の情報を有する部屋種類を選択する事からはじまる。部屋種類は、汎用CAD的に考えるとレイヤと同様に考える。

 各部屋種類には、法的プロパティー情報が設定されている。

 法的区分と共にブロック形状は、上面下面を有し、専有室、内部共有部は階高分の高さ、バルコニーは、配置階から10㎝低い位置を起点とし1.2m(フロアから1.1m)の高さを有する。

 

 そして各ブロックには、壁厚そして仕上げ厚が設定されている為、面積計算は、壁芯で計算されるが日影規制などは、壁の仕上げ面でチェックされる。例えば専有室の初期設定部材は

 壁厚が150mmで仕上げ厚が25mmゆえ日影計算を行うと壁心から100mm外側から日影が発生する事になる。天空率でも同様。

 

②作成方法 

部屋の作成方法は、プルダウンメニューから選択する。

 

作成方法は、4種あるが一般的に「4角形」入力のみでほとんどの形状を作成する事が可能になる。

 「多角形入力」

4角形を合成または抜き取る事で自在に作成性可能。

 

 「円弧形状入力」

4角形で入力した辺および頂点を円弧処理変形する機能を利用する事が一般的。

 

「充填入力」

CAD等からインポートされた閉鎖した図形(専有室:EV等)のエリア内をクリックする事で部屋が作成される。

2次元CADで作図されたキープランなどがある場合有効な手法となる。

*6社セミナーのプランは、この機能と串刺し編集機能で上下階のブロックを効率的に作成する。

 

一般的には、4角形入力で行う。下図も「4角形」入力のみで行っており入力時表示される寸法を確認しながら入力する。

 

入力された各ブロックには、法的参入の可否を有する面積が表示される。

この事案もすべて「四角形」入力で作成している。

 

③串刺し編集機能で「専有室」を作成する。

おでん状のアイコン「串刺し編集機能」を起動する同時入力する上下階の階数をドラッグし指定する。

「部屋種類」プルダウンから「専有室」を選択後「作成方法」は「充填入力」を選択する。そしてエスキスの専有室の内部をクリックする事で1階から7階までの専有室がこの例では、4クリックで作成される。

 

④串刺し編集機能で「専有バルコニー」を作成する。

専有バルコニーとは、専有室とともに設定されるバルコニーでタイプごとにグループ化する事を可能にする。

⑤串刺し編集機能で「外部廊下」を作成する。

外部共有から「外廊下」を選択し廊下部をクリックし入力する。この場合ワンクリックのみ。

⑥串刺し編集機能で「内部共用部」を作成する。

 

内部共用部は数種ある為下側プルダウンメニューから選択後操作を行う。

「EV」「EVホール」「MB」をそれぞれ選択クリックを繰り返す。

⑦串刺し編集機能で「外部階段」を作成する。

外部階段の形状は、タイプ名を設定する事で踏み面、踊り場、ひさし、折り返し階段あるいは、直行階段の設定が可能になる。(後述)

 これで概ね7階建ての3Dタイプのマンションが作成された。

残るは、屋根、エントランスだがその前に現況の容積率を確認してみよう。

 容積率が法定容積率178.73%に対して102.31%で34.53㎡オーバーしている事がわかる。エントランスで風除室、エントランスホールなど容積参入されない分を考えると順調に容積消化できている事がわかる。

エントランスを作成しよう。

 

⑧エントランス部をエスキスをガイドに「充填入力」で作成する。

エントランス部で容積参入されるのは、管理事務室とごみ置き場のみゆえ容積オーバーは、解消される。確認しよう。

⑨面積諸表を確認する。

建築面積参入部と延べ床面積参入部を色で区分し表記とともに面積諸表が確認される。

残り面積2.82㎡で99.81%まで容積率を消化。有効活用が可能なようだ。

⑩屋根を作成する。

8階が屋根ゆえ4角形入力でバルコニー、階段、廊下側は、「ひさし」専有室部にはパラペットを配置する。

 

 これで容積率をクリアーした共同住宅が作成された。逆日影計算枠ゆえ日影規制は、クリアーするのは確実。

武蔵野市3種高度を確認しよう。北側凹部の隣地境界線が近接している確認しよう。

北側方向に高度斜線断面を表示する反対側の道路斜線も表示すると

青丸で囲った部分が高度斜線が最も厳しい外廊下上のひさし部分いギリギリだがクリアーしている。反対側の道路斜線は、用途2ゆえ段差になっているがNGである事がわかる。

 さて形状が確定したいところで一気に日影、天空率と解析したいところだが本日も長くなった。次回にしよう。

 来週は、グラフィソフトさんのセミナーに東京、大阪の両会場ブース参加で出張ってます。ブースでお会いできる事を楽しみにしてます。

 

次回までお元気で!

比嘉ブログ

 

 

 

 


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