9月14日土曜日 2週続く3連休。貴重な1回目。
今週月曜日、関東地方は、台風15号の混乱の中始まった。
我が社も電車不通で出勤の遅れ、あるいは、出社断念など混乱した。最高風速60mにせまる記録的暴風は、台風メッカ沖縄育ちの比嘉でも体験した事がない。異常気象、ここに極まれりの感あり。
台風一過の夕方、社のある高田馬場駅方向の夕焼け。
空が払われ真っ赤な夕焼け。これが夕方6時頃ゆえ日没も早くなった。・・・もう一枚
神田川越しのビルのファサードの夕焼け。さらに恒例のお花は・・
道端には、百日紅の小枝からピンクがあざやか。
さて今週は、グラフィソフトさんのカンファレンスにブース出展で火曜日東京会場、金曜日大阪会場に参加した。いずれも大盛況。
当方のブースにも大勢の方々にお立ち寄りいただいた。
東京会場では、6社BIMセミナーからまもない事も有りその確認が多く
6社BIMもインパクトのあるセミナーだったのでは、と改めて納得。
会場の様子は、気の置けないベンダー仲間の多い大阪会場から。
まずは、比嘉ブログを楽しみにしてますとブースにお立ち寄りいただいたM氏。パナマ帽と髭がイイね。初めてお会いしたのだが一瞬で長年の友人の気分。またお会いしましょう。
開場前のパチリは、構造計算ソフトのユニオンシステムの松井さんと塩本さん。
昨年入社の塩本さんには、即席・・建築企画設計講座を行った。
教え魔なんです。これからもよろしく。
BIMによる数量積算ヘリオスの日積サーベイ社田中さん。
当社鈴木とは、新入社員時代からの仲間。二人ともしぶとい。
このオトボケ顔は、見積積算TDSのTOMOデータサービスばんちゃんこと馬場氏。毎年比嘉をおちょくりにブースにやってくる。まさに気の置けない仲間。
ブースには、関西ユーザーの皆さんも多く立ち寄っていただき
アドインでシームレスに形態制限をチェックする手法を確認していただいた。
さて今週の講座は、TP-PLANNER導入まもないデべさんからお二人が来社され導入時講習。
1回目の用地情報の入力から逆日影、日影講座を行った。・・が講座に夢中になりすぎ恒例の記念撮影を忘れてしまった。次回2回目は、しっかり写っていただこう。
さて3連休だが仕掛り途中ゆえ今日も6社BIMセミナーシリーズからの講座を行いたい。
前回は、逆日影計算と高度斜線の限界ラインを示す等高線をガイドにプランニングう手法を解説した。
6社セミナーでは、時間の制約が厳しい為、最も効率的な上下階を同時に入力する「串刺し編集」機能と、エスキスの閉空間で部屋ブロックを認識する「充填」入力で7階プランが作成された。
容積率のチェックは、
残り面積2.82㎡で99.81%まで容積率を消化。住戸数27戸。有効活用が可能なようだ。
形態制限を確認する為、北側に近接する凹部の隣地境界線を指定し武蔵野市3種高度を確認した。
北側方向に高度斜線断面を表示する反対側の道路斜線も表示すると
高度斜線は、廊下側をひさしにする事で高度斜線を収めた。
どうやら道路斜線がNGの様だ。
今回は、道路斜線のチェックから
南側最大幅員側の道路斜線を確認する前に用地情報を再度提示すると
傾斜道路でさらに道路勾配が近商側1.5、2種中高層側1.25で区分されている。
建物外形状が決まったところでその後退距離を考慮した逆斜線結果を
表示すると6階部から高さ制限を超える事がわかる。
さらに7階部の等高線を確認しながら円弧部で示す断面を指定すると
斜になった反対側道路に平行に高さ制限され2種高度の境界線を越えると制限勾配が異なりさらに厳しくなる事がわかる。
断面図で確認すると
Z字状に道路高さ制限される。
配置図を確認すると計画建築物の左右に十分な空地が有り天空率で解決できる可能性が多いにある。
天空率計算は、
「天空率チェック」の項で「道路」「計算実行」の順にクリックする。
この事例の場合3方向道路ゆえ令132条による区分、勾配区分、道路中心高による高さ制限起点などを考慮した区域毎に天空率計算が実行される。
天空率区分区域の詳細検討は、企画BIM終了後、ARCHICADに取り込まれた建物に対してアドインで天空率を作成する項で解説したい。
今回は、スピード感を感じていただく為に引き続き日影計算を実行する。
時刻日影と等時間日影さらに指定点日影を順々に実行すると
近隣商業側3/5水路側の10mラインの3時間線が近接している。
指定点日影では、2時間59分と1分のクリアランスがある事よりOKとする。
プランニングツール TP-LIGHTでは、プランを変更するとこのような操作で形態制限がたちどころに確認され設計者の思考をさまたげない。
斜線断面、天空率計算、日影チェックが、10分以内程度で確認される。
形態制限および容積率を99.81%ほぼ完全消化した事案は、タイプ名を設定する事でExcelマクロでタイプ別面積表、概要書等などを」含む面積表が作成される。
タイプ名を設定しよう。
タイプ名の設定は、基準階で行う。
今回は、2階に移動して実行する。
「専有室名割付」を選択後、画面下側プルダウンメニューからタイプ名を選択しタイプ名を同一形状は、上下階で同タイプとする事ができる。
設定法は、タイプ名選択⇒部屋基準線(バルコニー側)をクリック
⇒バルコニーをクリックし選択する。(サービスバルコニーなど複数含まれる場合は全てクリックし選択する。)終了は右ボタンメニューから選択⇒複数階を選択しOKで同形状の部屋ブロックは、上下階で同一名が設定される。
本例の場合は、A~Cまでの4タイプを設定する。
階段室もタイプ名を配置する事により踏み面部、踊り場などの表現をする事が可能になる。
階段室名割付を選択し汎用選択メニューから階段室名を選択する。
階段室の「編集」ボタンをクリックすると踏み面、踊り場等を設定する事が可能になる。その他「階段室配置」の項でCAD的に配置する事も可能になる。
赤枠内で数値設定するか右側の様にCAD的設定により折り返し方向の設定などを行う。
配置設定は、
階段室をクリック選択後、軸をクリックし複数階の指定を行うと階段室が全階配置される。
階段室は、形態制限を考慮し外形を包絡した形状で表現される。
以上でタイプ名まで設定すると用地情報入力から始めた可能建物がブロックパースと共に作成される。
結果は、エクスポートでExcelマクロで面積表が自動作成される。
Excelマクロゆえ自社オリジナルの面積表に修正する事も可能。
ここまでが用地情報から算出された可能ボリューム。営業的な判断がこの時点で入り事業化の可否が確定される。
さらにコストを考えた場合、躯体情報などが必要となる。
建具配置を行い仮定断面を出力してみようと・・・なるが長くなった。次回は、建具配置と構造躯体断面の算出。
さて3連休だ比嘉も出かける事にしよう。
次回までお元気で!