9月5日土曜日
快晴、本日真夏に逆戻りの東京。気温は、30度を超える予報。
同じく猛暑のドーハで20Km競歩の山西選手が金メダル。
朝6時の目覚めとともにTV ONすると7kmを超えたあたりで山西選手が飛び出した瞬間。そのままゴール。レース後の冷静な様子に物足りなさを感じたが(もっと喜べと)その直後のインタビューで納得。
「勝つだけでは意味がない。世界一がゴールではなく、その先があるので、それが僕のゴールだと思っている。僕のレースを見て誰かが何かを感じてくれれば競技者みょうりに尽きる」
・・・・・・・やっぱ一流選手は、ちょいと違うね。
本日は、ラグビーワールドカップサモア戦の日。
前回、アイルランド戦は、他のイベント参加の為、イベント開始までやむなくスマホTVで確認していた。
イベント始まりにともない、それもままならずでスマホを仕舞ったのが前半3-12まで・・・やはり厳しいかなと思ったのだが、しばらくすると仲間からの「勝ったぞ」コール・・・お見それしました・・。
アイルランドVSスコットランド戦でアイルランドのすざまじい強さを見せつけられただけに・・ビックリだ。
・・ 「優勝するかも?」と思うようになった。今日は、サモア戦頑張れ!
フヨウの花・・・。毎年の語りだがさだまさし:グレープ「追伸」・・・フヨウの花は枯れたけど~♪を口ずさんでしまう・・・・世代です。
追伸・・・50km競歩の鈴木雄介のみごとな復活優勝にも感動した!
猛暑の中4時間4分20秒の激歩。・・4割棄権の中警告無しの美しい
フォームでお見事でした。
・・・一方、アナウンサーそして解説者の4時間以上しゃべる続けながら語りのネタが切れない事にも感心した。ずっとTVにかじりついていた自分にも・・・。
しかし4割の棄権は、ひどい。来年の東京は、コースおよび沿道の暑さ対策を万全にしないとドーハ同様世界から非難を浴びる事必須だ。
今週の講座は水曜日
長いおつきあいのデべの皆さんが朝から来社された。
おや?と思い聞いてみると数年前に受講済みの方もリハビリを兼ねて参加。
午前中、逆日影、日影を中心に午後は、天空率計算を理論実践の順に解説。終了後の記念撮影で「男子侍ジャパンポーズ!」の合図に女子2名まで反応してしまった・・女子は、ナデシコジャパンなんでよろしくネ・・。お疲れさまでした。またお会いしましょう。
木曜日には、納入時講習3回目来社のベテラン建築士とのマンツーマン解説。今回最終回だが従来JWCADでバリバリに設計されてきただけにTP-PLANNRで鬼に金棒状態。楽しみながら容積率をいかに消化するか⁉スリリングな勉強会になった。
二人でわいわい言いながら、午後半日で用地情報の入力から逆日影、プラン、建具配置に構造連携で企画BIMデータ完成。
再会を楽しみにしてます!
さて講座を開始しよう。
今週からしばらく天空率中心に解説したい。
今回は、前回までの用地情報で第2案を作成して天空率解説をしたくなった。
前回まで6社BIMセミナーで用いた用地情報
をもとに企画BIMの作成法を解説した。
最終回の前回は、天空率の区域を検証した。
ただしセミナーの時間的制約もあり敷地南側道路に面した一案を提示するにとどまった。
その結果天空率の区域区分の解説を行ったが、屈曲、高低差、行き止まり、水路を含む3方向道路を含む難解事案にもかかわらずNG区域がぼ南側の道路のみのゆえ
敷地北側には、高度斜線、日影規制有りで北側道路の前面に計画建築物が存在しない計画建築物になってしまった。その為、解説するには、物足りない結果となってしまった。
そこで今回は用途地域条件を緩和変更した第2案による区域検証を行いたい。
まずは用地条件から
東側の用途地域を近隣商業地域から商業地域に変更した為、に
日影規制、高度斜線が無い設定とする。さらに西側の第2種中高層住居地域には、高度斜線、無しとする。
日影規制は、前回同様に3/2時間受影面4mの条件のままとする。
その結果計画建築物が
ほぼ敷地全体に配置され天空率の区域も
9区域発生する、より困難な事例と化した。その結果も
南北4区域にNGが発生する事となった。
今回は、その区域区分の法的根拠とNG結果に対する解決法を検証したい。
とはいえ、TP-PLANNER的には、用地条件から
逆日影計算、等高線をガイドに容積率を限界まで追求するプランニング等々の操作手順のあたりも軽く解説したい。
1)逆日影チャートによる逆日影計算
日影規制があるのは、西側 2種中高層住居専用地域2/3時間。
逆日影チャートが示すのは、商業地域との用途境界線の10mラインからの2時間の時間幅ゆえ10時の方位線が右(東)側は、日影規制が問題なしとされ西側に仮想建物領域が斜にカットすればよいとされる。
ブロック図で確認すると
赤枠で囲った6階から8階までが斜にカットされている事がわかる。
赤四角枠部が示す様に10mライン2時間ぎりぎりでカットされている事がわかる。この斜にカットした限界ラインを参考に容積率を追求したプランニング行う。
2)プランニングを行う。
2時間の日影規制による斜にカットされる等高線を参考に6階で
プランニングを行い階複写で7階建てを作成する。
1階部分にエントランスと駐車場を作成する。
実際の操作では、常に容積率を確認しながら行うが1階駐車場と
エントランスを作成したところで容積率を確認すると
按分容積率 293.69 % に対して現況容積率 : 292.45 %
残り面積 : 10.28 ㎡ 利用率 : 99.57 %
ほぼほぼ限界まで消化した計画建築物が作成された。
3)日影規制チェック
北側4m道路の行き止まり部分と水面等2.5mの緩和もあり商業地との用途堺でクリアーしている事がわかる。
4)斜線チェック
下図A,B,C,D道路斜線断面を確認したい。
①A断面
左側商業系1.5と住居系1.25勾配でZ状に制限される。右側は4m道路
中心10m内が住居系1.25勾配で3階上部からNGで厳しい事がわかる。(紺線で示すのが令132条を考慮し確定した制限勾配線)
②B断面
この断面は、商業地域内に有る。右側(北側)は4m道路中心10m内が1.5勾配で制限され4階部上部からNGとなる。
③C断面
南側最大幅員9mが適用されるこの区域は、商業地域に面している為、1.5勾配の制限を受け7階中央部から制限される。反対側の隣地境界線から隣地斜線は、問題ない事がわかる。
④D断面
広い道路9m道路境界線から2倍を超えた道路中心部にある階段室が道路高さ制限を超えている。
すべての道路高さ制限を超えている。
天空率でクリアーできるだろうか?確認してみよう。
5)天空率チェック
まずは、道路天空率計算を行う
結果は、瞬時に確認されたがどうやら赤表示のNG区域が4区域あるようだ。
天空率の詳細の確認および申請図は、TP-SKYに移動し行う。
TP-LIGHT「ファイル」「エクスポート」で「TP-LAND/SKY」転送をクリック後
TP-SKYを起動し「ファイル」「TP-PLANNER専用読み込み」ボタンをクリックすると
TP-SKYでは壁仕上げ面で屋根布施状に包絡された計画建築物に変化。(包絡しない指定も可:TP-LIGHTでも同様に包絡した形状でチェックしている)
まずは最大幅員の区域の検証から「新天空率算定領域」ボタンを
クリックし「道路」ボタンをクリックすると「T-SPACE」が起動する。
①作業種類の欄「基礎情報」⇒「発生」
②高さ制限種類の欄「道路」⇒「発生」ボタンをクリックすると令132条区分による9区域が発生する。
③「出力」でTP-SKYに戻り算定基準線が発生する。
まずは全区域の算定位置で天空率計算を行うと
TP-LIGHT内の結果同様にNG赤表示が4区域ある。
TP-LIGHT内でこれらの手順を「計算開始」のボタンをクリックする事により全て自動処理で区域区分後、天空率解析比較までを行う。
TP-LGHTの場合、プランニング時に設計者の思考を停止させないように結果を早急に提示する事が目的ゆえ迅速に結果を得られるように設定されている。
一方、道路形状特に道路反対側の境界線が敷地側と平行でない場合などその位置を特定する作業等が必要になる事など自動処理できない場合、さらに逆天空率、申請図などはTP-SKY内で行う。
区域の検証を行いたい。
まずはNG表示の南側道路から検証をはじめたい。
「図法」「天空率算定チャート図」を指定後
「天空率表示」ダイアログの「同時計算グループ」で最大幅員の区域をダイアルをクリックし選択後(この場合1番だが)
その区域でもっともNG差分が厳しいポイント:近接点が表示されているNOを指示する。区域区分された区域が表示される為区域検証を開始すると
後退距離が952mm、道路反対側から952mm後退した位置を起点とし適用距離20mで区分されている。
P6(差-1.326%,斜80.161%,計78.835% BM-336.41) 天空率近接点)
差分が差-1.326%,と表示されている。では差-1.326%,がどの程度の差となっているのか確認するには
「図法」「天空図比較図」で「天空図重ね表示」で確認する。
道路高さ制限を超えた部分の面積は、49.98対して敷地内の空地は、23.345、2倍以上、敷地内空地が通風採光を得るには、不足という結果だ。
逆天空率で空地を確保してみよう
バルコニー側の両サイドをカットするとクリアーしそうだ
「建物切断」でカットすると
クリアーした。TP-LIGHTに戻りカットした建物ブロックと重ねてみると
バルコニー端部を赤枠で示すようにカットする事でクリアーする事がわかる。左端部がわずかに専有部にアタッチしている為、最後に調整しよう。
次に最大幅員、第2種中高層住居地域側を検証!
・・・といきたいところだが・・・今回も長くなった。サモア戦にそなえなきゃ・・・本日は、ここまで。
次回続きを解説します。とりあえず次回までお元気で!