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行き止まり道路と令132条 3 逆天空率

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8月13日土曜日、今週はいろいろ語りたい事がある。まずは、夏休みらしくこの一枚から

 先週夏休みを先取りし猛暑の東京から脱出していた。そしてひたすらイチローの3000本安打を山で待ち続けてきた。が・・何のことはない東京に戻った8日早朝とうとうやってくれた。イチローらしい3塁打。(最もイチローならジャンプ一番キャッチしていたかもしれないきわどい当たりだったが)オリンピック中継が始まり関心がそこに移る前の記録達成はさすがだ。そして本日も代打で登場ながら右翼線2塁打。4000本が待ち遠しい。

 

 これは、女神湖の近くにあるカレーのおいしい喫茶店その店主が教えてくれたこの花は「ヤナギラン」。

 東京に戻った3日間は会社全体夏休み前のご奉公。その事は後でお伝えするとして今週はなんといってもオリンピック。体内時計はすでにブラジルで何時に寝付いても早朝4時には目が覚める。慢性の寝不足状態だが今回の日本人選手の活躍はすばらしい。


 まずは、男子体操日本復活の金。これは比較的安心モードだったが個人総合の大逆転金には感動の極致。ウクライナのオレグ・ベルニャエフが素晴らしいできで終盤には比嘉もあきらめモードで内村が負けた際にいかに自分を納得させ気持ちを落ち着かせるかを考え始めていたのだが・・・とんでもない最終の鉄棒を完璧な演技で大逆転。
 ベルニャエフが劣悪な環境下でどれだけスポーツマンシップにあふれ内村をリスペクトしてきた素晴らし選手であるかは皆が知っている事ゆえ言わずもがな。

 水泳日本も素晴らしかった。萩野公介の活躍だけでなく全体の底上げがすばらしい。若手の活躍は東京への期待を高めてくれた。

 そして柔道だ。柔道はこれまでそのルールにより演技力がある選手が勝ってきた感があ、柔道と、別物を見る思いがあった。
 が今回からルール改正でだいぶ柔道らしくなった。オリンピック競技ではめずらしく柔道マナーを徹底する事もすばらしく日本発の競技らしくなった。これまた東京は期待がもてる。一つだけ不満を言うと金メダル奪取を選手に強いている感じが頂けない・・3位立派じやないかもっと喜んでほしい。こちらまで喜んではいけない感じになる。ともに喜んではじけたい。

 そしてこれはまだ最中だが本日の錦織・・・素晴らしい!。フランスのモンフィス戦の事だが。これも内村同様、負けを覚悟した・・・「・・その分早く休んでレギュラーツアーで勝ち続けてランクアップしてほしい・・・東京オリンピックの金でいいじゃないか・・・ブツブツブツ」
 が見事な逆転。・・・・・そんなアスリートに私ももなりたかった。感動してナンモイエナイ。

これは「フジクロセンノウ」らしい。やはり高山植物。


 今週の講座から月曜日はこの3人の皆さんが来社された。

導入直後だが実案件を題材に道路天空率、隣地天空率を検証確認した。ヘビーユーザーへの道間違いなし。

そして夏休み前の水曜日は鈴木とともに出前講習


長いお付き合いのこの会社ではTP-PLANNERの達人が多く。質疑応答が真剣勝負となり楽しい。Ver16の内容とBIM連携をじっくり確認して頂いた。


さて夏休みだが軽く天空率講座を行いたい。
新人研修の補講シリーズで下図の行き止まりの3方向道路の検証を行っている。


前回は、自動発生した区分区域の検証を行った。その中でNGになる区域が道路中心10mの2区域。


今回は、それらのNGの原因を確認し解決してみたい。

 この場合8m道路側のNGがクリアーされれば7m道路側もクリアーされると思われる。
「図法」「天空率算定チャート図」で8m道路に面した算定位置でNG差分が最大のP29の算定位置を指定しアイソメ図で高さ制限適合建築物と計画建築物を比較すると

 

8m道路に面した部分で大きく高さ制限を超えている。その分に相当する空地がほとんど無い事が分かる。さらに天空図の比較図で確認すると

「図法」「天空率比較図」で「重ね表示」でNO29の算定位置を指定すると


魚眼レンズに投影された左右の緑部が空地それに対して高さ制限を超えた計画建築物が大きい事が容易に確認される。逆天空率で北西側の隅部の計画建築物をカットしてみたい。
「計算」「天空率チャート」で行う。

北西部の隅部を赤線で示すカット幅で計画建築物を「建物切断」でカットすると

 

解析すると

まだNG部が残る屈曲した道路の場合はあくまで指定した算定位置をクリアーする事を目的とする為に1回の逆天空率ですべてクリアーする事はむつかしい。


 指定した8m道路側算定位置と中央部さらに7m道路側に面した区域はすべてクリアーした。残るは3算定位置。同様に左端部の算定位置P31でさらにカットすると

カット幅により建築物の変形度が大きくなる。

 今回はこの当初のカットされた角度を参考に壁面位置を平行にカットする事により解決してみたい。この手法はトライアンドエラーを繰り返しながらクリアーする手法だが最初のカット幅の1/4程度のカット位置から計画建築物に水平にカットする事で始める事をお勧めしたい。

つまり

上図壁面位置の線分で元の建築物をカットしてみる。


この条件で高さ制限適合建築物を発生し解析してみると

左端で若干NGになるがこの若干NGになるところが壁面位置として最適地に近づいた事を意味する。その若干NG部はわずかだが再度逆天率チャートでカットし再計算すると

どうやら変形度も当初の計画建築物同様にわずかにカットされただけでおさまった様だ。


 本日は夏休みゆえここまでとしよう。夏休みをお楽しみ下さい!



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