11月14日東京は、まさに小春日和の快晴。ポカポカで20度まで上昇するらしい。
本日は、仲間からの情報に反応し「琉球弧の写真」展に出かける予定。子供の頃の自分がうっかり写っちゃいないかと確認してみたい。
ちなみに「青森からベトナムへピュリッツァー賞カメラマン沢田教一の生と死」の展示も有りでいずれもベトナム戦争時の世相が再確認できそうだ。当時沖縄でベトナム戦争は身近な話。 ベトナムで破壊された錆びたジープやら戦車が山積みになっていた事を思い出す。
一気に戦争に突入した歴史に照らして現下の政治家の発言にも注視したい。
寒くなり公園で花を探すに苦労するようになると登場してくれるのが比嘉ブログでおなじみのツワブキ(沖縄ではチーパップ)の花が
「これから頑張ります!」とばかりにつぼみをいっぱいつけて登場してくれた。
今週の講座から始めたい。
今週火曜日は、講座3日のメンバーが来社。
行止り道路、隣地天空率を実践した後、最後の仕上げとして用地情報から逆日影計算プラン、天空率面積表作成の企画BIMの全工程を学習していただいた。Zoomを交えたハイブリッドで講座でソーシャルディスタンスを確保。
最後は、ZOOM画面で素顔でパチリ。久々マスクはずしの為か
皆さんすました表情だ。またお会いしましょう。頑張れ~!。
天空率講座開始!
今週の天空率講座は、計画建築物を回転する事によりクリアーする手法を解説したい。
前々回バルコニー下抜けにより天空率をクリアーする方法を解説した。
NG事例は
両端部P1とP7がNGとなっている。
これを解決すべくバルコニー下抜けを前々回解説した。
バルコニー下抜けによる天空率クリアー考察
今回は、
計画建築物を回転する事によりクリアーする事例を確認したい。
つまり上図赤円弧部のバルコニーを下抜け設定をしたのが前々回だが今回は、建築物を回転する事によりバルコニーの出っ張り部が減少する効果を期待する。
問題は、建物回転の指定法
今回は、建物後退距離が変わらず、さらに回転角をできるだけ狭く指定する方法。
①「入力」「建物」に移動する。
②回転の中心位置を取り込む為に建物ブロックの端点をクリックし
■マークを表示する。
③右ボタンメニュー(コンテキストメニュー)から「座標変換」を選択し
「座標変換設定」ダイアログボックスを表示する。
④「回転中心取り込み」をクリックすると■マークの座標位置X,Yが
回転中心座標位置として設定される。
*補足
■マークの座標位置を取得するのは、「建物」にかぎらず他の入力モードで取得した場合でも「建物」に移動し⑤以下の操作を行う事で可能になる。
上図は、補助線モードで補助線の端点を選択した状態で取得する事も可能となる。
⑤回転する建物ブロックを選択する。(座標変換ダイアログボックスは、終了指定しない限り表示が継続する。)。
➅「回転角」を左回りを正とする為、1度を指定してみた。
⑦「回転」ボタンをクリックする事で指定された建物が回転する。
この設定で天空率がクリアーするか否か早速確認してみたい。
*さらに補足だが移動する場合は座標変換ダイアログ右上側にある
X,Y,Z(高さ変更)の値を入力し「移動」ボタンクリックで数値による移動が可能だ。
まずは回転した建物形状で適合建築物と算定基準線を発生させる。
そして天空率計算を行うと
クリアーとなった。
P1左端とP7の前回NG部だった算定位置を検証してみたい。
P1(左端)の結果検証
NG計画建築物 1度回転しクリアー
後退距離の起点を変えてない為に適合建築物の天空率は、いずれも87.725%となり変化無し、一方計画建築物は、回転により右端の
空地が660mmから719mmに広がった。その分天空率が上昇しクリアとなった事がわかる。
P7(右端)の結果検証
右側の空地幅の広がりの差1264mmから1403mmにさらに広がる。P7算定位置に近接するする為、空地が大きく投影され左端P1算定位置以上に差分が広がっている。
その分、差分も大きくクリアーしている事がわかる。一方P7から左側端部の空地の見え係はいずれも625mmで変化が無い事がわかる。
1度の微小な回転だが天空率結果に大きな影響をあたえる。
天空率クリアーの為に計画建築物のバルコニー下抜けに加えて
建物回転も考慮したい。
「座標変換設定」ダイアログボックスで建物軸とX軸を一致させる事で建物形状の入力を効率的に行う事が可能だ。
次回は、この事を解説したい。
次回までお元気で!