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敷地と接しない道路の天空率

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11月7日土曜日

 昨日、金曜日は、所用で都庁近くに出かけた。

都庁のほぼ真下から天空図風にパチリ。

 

・・・今週は、まず大阪都構想の敗北から始まった。

投票率も低かったようだ・・・東京側からみると関心の薄さもあるが

その良否がよくわからない。・・元代表Hも多少静かに語ってくれれば聞こうかという気にもなるが・・・。

 

 東京都庁の紅葉が始まったようだ。

 アメリカ大統領選は、バイデンが当選を確実にするにつれ大統領の雰囲気を醸し出してきた。

 トランプは相変わらず憎まれ口をたたきながら抵抗しているようだ。・・が昨日朝のコメントでの意気消沈ぶりもわかり良い。

 

 大統領選挙報道の中で傑作がグレタ・トゥーンベリのTwitter投稿。

「本当にばかげている。ドナルドはアンガーマネジメントをしてから、友人と懐かしの映画でも見に行くべきだ!落ち着けよドナルド、落ち着け!」と見事にやり返した。座布団一枚!

 吠えそうになるので次にいこう。

 

今週の講座から

今週は、火曜日休み明けの水曜日に3人で逆日影、日影講習

 今回もアクリル板とソーシャルディスタンスで開催。

窓側を10cm開けドアも半分程開け廊下までの通風を確保し加湿器を設置。可能なかぎりの対策を行い開催。このところの感染者増大は、気になる。

 久々再会のH氏も当初マスク姿で思わず「初めまして・・?」

お互いにマスクを外した途端に「ご無沙汰です。」

リハビリを兼ねて参加していただいた。

 

木曜日は、天空率講座

 2日目は、みなさん張り切って30分早く来社で講座開始!

天空率模型による解説がわかり良いと大うけ。

 天空率は、魚眼レンズを天頂方向(真上)から投影された影の大きさを比較する事。実感していただいた。

 

 次回は、来週火曜日が最終日。用地情報から日影、天空率、容積率をクリアすべくプランニングにチャレンジしていただく。

 

 天空率講座を開始したい。

今回の事例もサポートセンターに寄せられた質問から下記の事例

南側最大幅員8m、と西側4m道路の2方向道路。さらに東側の隣地境界と接しない位置に4m道路の行止り道路がある事例。

 用途地域は、第2種住居地域で適用距離が20m。

接道する8m道路と4m道路は、令132条が適用される

さらに審査サイドから4m行止り道路が近接する為、令132条適用外で行止り道路単独で天空率チェックを行うとの指摘。

 今回は、この行止り道路を含めた天空率の解析法を解説したい。

また行止り道路の先端が若干だが屈曲しておりその入力法もポイントとなる。

「入力」「敷地」で境界条件を確認すると

道路面が左端がBMから1m下がり右端はBMと同じ高さが設定されている。

西側4m道路側は

同様に入隅部が1m低い設定(終点側)となっている。

敷地内の高低差もあり

地盤面の設定を確認すると

ベンチマークから設計GL面が0.1m高く平均GL(敷地の地盤面)が0.406mの位置に設定されており道路面の高低差の基準となる。

 *道路高低差で-1mの端部では、

(設計GL高0.1+平均GL0.406=0.506ここまでがBMまでの位置

1m低い場合 -(1+0.506)=-1.506となり(H-1)/2の分の緩和が自動適用される。算定位置の高さは傾斜位置から直線補完で設定される。

 

高さ制限を確認すると「図法」「断面図」で道路境界線で高さ制限確認位置を指定すると

断面図を確認する事で高さ制限の可否以外にBM,設計GL、平均GLの

高さ設定を確認する事が可能になる為必ず確認していただきたい。

 という事で天空率計算を実行したい

その前に高さ制限適合建築物と算定位置の設定は

新天空率算定領域の項で行う。今回の解説はこの設定法がポイント!

新天空率の項の「道路・一の隣地」をクリックしT-SPACEを起動する。

T-SPACEで行う事は、「基礎情報」で「発生」を行うと「敷地」「用途地域」「地盤面」「建物」等で設定した条件から道路条件が設定される。

この2方向道路のみであればそのまま「高さ制限種類」の項で「発生」を行い令132条を考慮した適合建築物を自動発生する・・・が

 今回は右側赤破線部の行止り道路の条件を追加設定する必要がある。

*行止り道路等追加の条件は補助線で作図しておく必要がある。

追加道路の設定法

①4m道路を追加する。

「前面道路編集」の「道路追加」で道路幅員を指定後、補助線で作図された道路境界線の端部を左回りの法則(この場合下、上)の順に2点クリックし4m道路を追加する。

 

②道路反対側の先端部が変形している為「反対側境界線」を選択後修正する。

補助線にスナップすべくドラッグし移動する。同様に算定位置を配置する「現況反対側境界線(基準線)」も同様に設定する。

 

*「現況反対側境界線(基準線)」とは、水路あるいは公園等が道路と接している場合高さ制限の起点と算定基準線の位置が異なる。

その為にこの項が存在するのだが「反対側境界線」と同一なら「連続線複製」ボタンクリックで同様に設定される。

 

③屈曲した行止り部を設定する。

屈曲した行止り部は、単線単位ゆえまず最初の局部を左、右の順に2点クリックし入力する。追加は先に入力した「行き止まり境界線」を

クリックし選択後「端点追加」で追加する。

 

④「令132条」が適用されない事を設定する。

「令132適外」をチェックする。初期値では令132条が適用される為、注意を要する。その他後退距離は、審査機関等と協議の上確定し「外壁後退」の欄に直接入力する。今回は、上部に空地がある為後退距離は設定しない。

⑤適合建築物を発生させる。

➅TP-SKYに出力すると算定基準線が設定される。

令132条の区域に加えて右側敷地外の行止り道路が設定されている事がわかる。

⑦天空率計算を行う。

行き止まり道路部も含めてクリアーしている事がわかる。

行止り部を確認しよう。

 道路の反対側から適用距離さらに行止り部には適用距離20mから道路幅員4mを差し引いた16mの円弧で高さ制限が適用されている事がわかる。この場合の算定位置は、明確に存在する道路反対側の境界線上と行止り部に面するみなしの反対側の境界線で高さ制限適用区域に面する幅で発生している。

 

 本日は、ここまで。次回までお元気で!

 

 

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