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複数座標系による日影規制と天空率チェックと解決 1

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11月28日土曜日

先週3連休の中日の日曜日皇居周辺を散策。

都内小旅行を駆け足で振り返ってみたい。

(GO TOならぬ・・そっと出かける小旅行キャンペーンにつき)

噴水の先が皇居。快晴で絶好のコンデション。

 紅葉の頃、北の丸公園には毎年のように来ているのだが今回は

皇居東御苑から初めて入場した。

1968年から一般公開しているらしい・・知らなかった・・。

 

 入口で皇宮警察が手荷物検査とCovid19の為、アルコール消毒に

検温有で若干緊張したが問題なく通過。

 入場すると広さにびっくり・・・・大阪城も広いと思ったがその5倍あるらしい。

本丸跡から丸の内、日比谷方向のオフィスビルの眺め。

東京のど真ん中にこんな広い広場があるとは・・・・知らなんだ・・・。

天守閣跡の土台からの眺め。

 3代将軍家光の時代に天守が完成し規模的には、高さで現在のビル20階相当で容積的には、大阪城、姫路城の3倍ほどもあったらしい・・。残念ながら50年ほどで焼失しその後再建されずとの事。

 

 すっかりお上りさん状態でなじみの北の丸公園に抜けた。

 まずはいつもの紅葉の名所で今年の紅葉を確認。

 そぞろ歩くと

 変わった紫の花だと思いプレートを確認するとサルビア・レウカンサ(メキシコ原産)とある。ん・・サルビアか?懐かしい!

・・・もとまろの「サルビアの花」を歌いそぞろ歩いていると・・・

♪サルビアの赤い花♪」・・あれは、赤いサルビアだったんだと気づく。・・残念

 そして武道館前の大イチョウの木を確認

思わず手を合わせたくなる荘厳さだ。

 ここから夜の部となるが

まずは東京駅と月

軽く食事を済ませて丸の内のイルミネーションを見学

 なぜか60年代のアメ車がいっぱい。

アメリカングラフィティーの世界だ。

そしてクリスマスツリー

かくて今年の3連休も無事終了。来週からいよいよ師走だ。

コロナ感染が広がるがなんとか無事今年を納めたい。アーメンってか。

 

 さて今週の講座から始めたい。

今回は、先週の開発設計会社の日影講習に続いて天空率講座

無事終了でパチリ

 今回も目立ちたがりやが2名一瞬マスクをはずしてパチリ。

次回は、総まとめのプランニング講習で最終回だ頑張ろう!。

 

 天空率講座を開始したい。

 前回は、計画建築物の座標軸が3軸ある場合の座標軸と回転角の設定法を確認した。

 

 座標軸設定を行う事で建物形状を4角形で作成する事が可能になり

効率的にプランを作成する事ができる。

 

 今回は、手順が後先になってしまうが

複数棟の逆日影計算を行う際の設計者の意図する優先順を反映させる手法とプラン設定後の日影図を検証解説したい。

 

 今回は、共同住宅ゆえより南向き面の多い第一座標系を優先的に可能空間を算出する事か始める。

 第一座標系でプラン作成した後、日影時間を考慮し第2座標系と第3座標系に対する日影可能空間(逆日影計算)を求める。

 

*尚、この場合逆日影計算を行うTP-LANDとTP-LIGHTでプランおよび逆日影計算を行うがその際はTP-LIGT「階高・座標設定」環境設定プルダウンから

 「LAND連携起動」を選択する事で両ツール間を効率的に移動し連携する事が可能になる。

 

 

①南側第1座標系のキープランを作成

 ②南側第一座標系のみでフラット屋根で建てられる階数を逆日影計算で算出する。

 

 逆日影チャートをドラッグし可能範囲を確認すると上図の位置に設定した際にBの10mライン上から発する3時間幅が第一座標系の建築物の可能時間幅となる事が確認される。

 時間幅から右側にあるA部分が太陽高度でカットされる部分だ。

 解析結果は

円弧部が10階部から太陽高度でカットされるのがわかる。

④9階プランを作成し日影チェックを行う

 逆日影チャートのBのポイントが時間幅で確定する部分だが右側外部階段がその位置にある事がわかる。全9階プランが消費した日影時時間を規制時間から差し引きし第2座標系と第3座標系に面した部分の逆日影計算を行う。

 

⑤既存建物考慮の逆日影計算を行う。

複数棟で逆日影計算を行う場合は、優先順位を設定し行う。この事例では、第一座標系の9階部は、確定ゆえその部分を既存建物として考慮した第二座標系、第三座標系の可能空間を算出する。

「指定点チェック」の項で「既存建物」の欄をチェックして逆日影チャートをドラッグし設定する。既存建物考慮により第一座標系で消費した日影時間が差し引かれた残りの時間で日影可能空間を算出する。

 

 8時の方位線を第二座標系の東端、16時方位線を第三座標系西端に設定すると上図の逆日影チャートポイントが確定する

 

⑥逆日影計算結果と既存建物を複合した日影可能空間

第一座標系の9階部有りの前提の逆日影計算結果は両サイドに

上図の可能空間が存在する。

 

⑦逆日影計算結果検証

両サイドの逆日影計算結果を建物変換し等時間線を作成すると円弧で示す部分が10m規制ラインにきわめて近接した状態である事がわかる。

 

⑧⑥で作成した等高線をガイドに両ウィングをプランニングを行う。

 このプラン作成部分は、前回の比嘉ブログで確認していただきたい。座標軸事回転で4角形入力が効率的に行える事を開設している。

 

⑨日影チェックを行う。

A,Bで示す円弧部の等時間線に着目していただくとAの3時間線は、

10mラインに8時枠の中にある11時の線と同一になるが

Bの場合16時枠の中の13時線が3時間等時間線と一致していない。

 

 この場合第一座標系と第二座標系の複合日影になるが棟屋間に隙間がある場合にこのようになる。

 拡大し検証すると

 3時間に対してP2で2:38で22分のクリアランスがある。

半天空図で確認すると

 

第二座標系と第一座標系の間の屋根部の隙間12:54から13:04間で10分影が断絶しておりその分、等時間線に余裕が生じた。

 

日影規制は、クリアーした道路斜線を確認すると

第一座標系は

9階部のバルコニーの先端部がわずかに適用距離内でNG。

第2座標系で最大福音11.5m道路が適用される区域は

6階部からNGである事がわかる。この断面図で水色は逆影可能空間を示す。

さらに第二座標系道路中心10mの区域は

 これまた厳しくNGとなる。

 

では天空率でどうだろう

第二座標系道路中心10mの区域でNGのようだ。

NG原因を確認解決したい。日影規制で余裕がある事も確認できたので第二座標系のプランを移動回転などで解決したい。日影規制と天空率いずれも解決しなければならない。

 

・・・おっと・・本日も長くなった。出かける時間だ。

この区域のクリアー法は来週!

 

 来週までお元気で!コロナにお気をつけ下さい。hi・・・。

 

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