3月27日花冷えの3月最後の土曜日。
通勤路脇の桜が昨日金曜日満開となった。
今日は、毎年この季節恒例の桜ブログの日。
コロナ禍拡大の様相の日本列島・・・お花見宴会は昨年に続きご法度。
さくら花びらがひらひら舞う中・・今週もしっかり出勤。
そろそろ紫つゆ草も復活の頃かと桜の木の根っこのあたりを眺めると
紫つゆくさのわきに・・・・小桜有り。頑張れ! 紫つゆくさの葉も春の様相。そういえばユキヤナギは?
先週満開を迎えたと思ったら早くも新緑に埋もれて初夏の様相。
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桜の頃、平成の三四郎 古賀稔彦が亡くなった。
柔道が、掛け逃げなど演技力で勝敗が決するつまらない時、愚直なまでに背負い投げ一本で勝負にこだわった闘いぶりを忘れない。
我がヒーローのご冥福をお祈りしたい。
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恒例、神田川の桜も満開・・・そぞろ歩き・・軽く・・・休憩ってか!
今週の講座から始めたい
今週は、緊急事態宣言明けの月曜日。デべの皆さんが4人で来社され3回シリーズの1回めの講座が始まった。
初回は、日影規制基礎から実践まで。
手計算で逆日影計算する事から始めた。
皆さん元気いっぱいで終了予定時間を1時間を超えて熱心に受講していただいた。最後の記念撮影は侍ジャパンのポーズでパチリ。
タイマー2秒前のポーズ要請ゆえ・・・Tがポーズとれず。・・・・次回いじる事にしよう。楽しみだ!次は天空率実践講座。 お待ちしてます!。
夜桜で今年の桜ブログもおしまい。
天空率講座を開始したい。
サポートセンターに寄せられる道路天空率に関する質問で
道路形状が作図されてないデータで入力可否チェックの質問が寄せられる事がある。
例えば
道路幅員はそれぞれの境界線で入力しており 高低差も含めて道路条件は、入力されている。
・・が反対側の道路境界線および道路中心線の形状がわからない。
たしかに入力された道路幅から道路反対側の境界線および道路中心線は、自動で発生する。
反対側の道路形状は、敷地側の境界点から垂線方向に延長し交差した位置までの距離を「道路幅」とし反対側境界線を特定する為に入力する。
ただしA部の様に敷地側の境界線が屈曲し反対側の道路境界線までの垂線が交差する場合など入力が煩雑になる。
西側道路凹部隣地超えB部のように隣地を超えた反対側の道路境界線の形状などの場合も敷地境界線で特定する事は、困難になる。
TP-PLANNERでは、道路の反対側を作図された線分情報に道路形状を編集入力する事が可能だ。
道路形状および道路中心線は、確実に作図していただきたい。
JCBAでは屈曲道路を下記のように規定する。
敷地側からみた道路中心線の隣り合う角度が120度以上の場合
「一の道路」とする。
「一の道路」とする最終判断は、一般的に行政等審査サイドとの協議の上確定する。
今回の天空率講座は、敷地形状は、同一だが道路中心線と道路反対側の形状が異なるケースA,B2例の入力法そして区分法を解説したい。
ケースA
この場合、道路中心線の交差角度が120度以内になる赤破線部を境に2の道路と判断される事が一般的。
*その場合道路交差部に面する赤破線部の境界線は、「隅切」となる。
本例では、北側の屈曲道路は、それぞれ幅員が異なるが隣り合う道路中心線の角度が120度を超える為連続した一の道路とし最大幅員6.5mと認定されたとする。
西側道路は途中凹状隣地超えとなるが道路中心線は、120度を超えている為一つながりの6m道路と確定した。
ケースAでは、2方向道路と認定された為、
令132条が適用される。
ケースB
この場合、隣り合う道路中心線の交差角度は、すべての境界線間で120度以上となる為、一の道路と認定された。
屈曲した道路反対側に後退距離を加えた位置を起点に適用距離20mの道路高さ制限適合建築物が寄棟状に適用される。
このように天空率区域区分法を確定する為には、道路反対側の境界線の形状および道路中心線の交差角が明確でなければならない。
ケースA、Bの順に解析法を解説したい。
1)ケースAの場合
①敷地境界条件の設定
①-1最大幅員の境界線を同一区間設定する。
隅切りの手前までが一の道路とする為、「shift」キーを押しながら選択しダイアログボックス内の「設定」ボタンをクリックするとグループ番号が自動設定され同一の区間が設定される。さらに「道路幅員」の欄に行政等と協議した道路幅員を入力する。この例では6.5mを入力し最大幅員が確定する。自動処理では、同一区間内の最小幅6mが道路幅員に自動設定される為、変更する必要がある。
*道路反対側の境界線の位置は、CAD的編集入力を行うので道路幅員は、すべて6.5mで入力し自動発生した反対側の境界線を作図された正しい反対側の境界線に変更する事が効率的。
①-2その他の区間で連続する区域を同様に同一区間設定する。
*凹部の隣地境界線越しの道路反対側はCAD的編集(T-SPACE)で編集入力する為、この項で詳細入力を行う必要は無い。
凹部隣地を超えた道路この項で同一区間設定した道路と連続した道路になる事もT-SPACEで編集入力する。
②「用途地域」の入力おおよび「建物」の入力を行い天空率計算を行う為の基本入力が完了する。
③新天空率計算
③-1天空率算定領域はCAD的編集(T-SPACE)を行う為、「新天空率」で行う。
③-2新天空率T-SPACEで道路形状を編集し適合建築物を発生する。
「道路・一隣地」のボタンをクリックしT-SPACEを起動する。
③-3「発生」ボタンをクリックし「敷地」の項で入力した道路境界線情報から道路反対側、道路中心線、敷地側道路境界線を自動発生する。
③-4西側の道路が凹部の隣地境界線をまたぎ2の道路となったので「前面道路編集」の項で最下部の道路を選択し削除する。
③-5西側道路上部の道路反対側、道路中心線、現況反対側(算定基準線)を修正する。
*これで2方向道路になる事が決定された。3以上道路幅員がある場合道路幅員を確定設定しなければならないがこの場合2ゆえ狭い側の道路反対側形状と道路中心線が正確に編集されていれば良い。
*尚、赤枠の欄では、最大幅員等のチェックOFFになっている事を確認する。自動判断では屈曲幅の最小値が採用される為、北側西側ともに6mの同一幅員が自動設定される。
*道路高低差などT-SPACE入力編集の詳細解説は
を参照していただきたい。
③-6最大幅員を作図された線分に合わせて編集する。
屈曲した道路形状が正確に入力設定された。この条件で高さ制限適合建築物を発生させる。
③-7道路高さ制限適合建築物発生および算定基準線発生
高さ制限種「道路」を選択後、「発生」ボタンで令132条区域3区域が発生する。
「出力」で算定基準線が発生する。
③-8天空率計算を行う
どうやら全区域青表示でクリアーした。
④令132条区域を検証する
④-1最大幅員6.5m北側屈曲道路に面した区域
後退距離が1.576mより屈曲した道路の反対側から1.576mの位置を起点に適用距離20mで区分される。算定位置の端部は、それぞれ適合建築物の両端部の位置まで延長される。
④-2 西側屈曲した6m道路側に適用される最大幅員6.5mの区域
最大幅員6.5mの境界線から2倍13mの位置までとそれを超えた区域は6m道路の中心線から10mを超えた区域が最大幅員6.5mが適用される。この例では後退距離が4.195mゆえ道路反対側から6.5mに4.195m加算した位置を起点とし適用距離20mで区分される。
アイソメ図では
道路中心高がGL面より低い為、地盤が設定される。
④-3道路中心10mの区域
北側最大幅員6.5mの境界線の2倍13mの位置を超えた道路中心線から10mまでの区域。
算定位置は地盤の端部まで延長される事に注意。
天空率計算は、道路面が地盤面より低い位置にある場合、地盤を含めた天空率比較を行わなければならない。
アイソメ図では
以上がケースA屈曲道路の事例。
この事例のような敷地形状の入力ができればどのような屈曲道路にも適した天空率計算を行う事が可能になる。
さて引き続きケースBの解説といきたいところだが
本日も長くなった次回にしよう・・・
次回は合わせて西側凹部の隣地天空率も解説したい。
次回までお元気で!
おまけ・・
都電荒川線(東京さくらトラム)と桜のベストショットを目論む謎のオッサン。