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プランニング行いながら天空率計算を効率的にクリアする方法 

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2月12日土曜日

 今週は木曜日の大雪で在宅勤務になり、はからずもステイホームが2日ほど続いた後、昨日は久々開催のネリJAZZに出かけた。 

 昨年がコロナ禍中止となったのでオミクロンの拡大、大雪の影響が心配されたが無事開催でJAZZライブを仲間と堪能してきた。

ライブはイイネ!

今回は飲み会無し・・・念の為。

 昨日に続き本日も快晴の東京だが、雪の公園を確認する為に出かけてきたが昨日からの快晴でほとんど雪無し・・・

隅の方で灯篭と雪の4畳半ほどの雪景色。

 

 今週も連日オリンピックをTV観戦している。各日本人アスリートの金メダルシーンはもとより羽生の4回転半アクセル挑戦、高梨沙良のスーツ違反失格とされた後の大ジャンプなど心動かされた。

*もっともこの検査にはまったく納得いかず後味が悪い。

 

 女子アイスホッケーの頑張りが心地よい。

今日もフィンランド戦がんばれ!

 

 今回は、講座が大雪の為来週に変更になったので報告無し。

オリンピック観戦優先、3連休も中日となってしまった・・早めにブログをアップし活動開始したい。

公園では定点観測の水仙が「雪大変だったよ💦」と若干お疲れの様子。

 

 天空率講座を開始したい。

 前回は「プランニングを行いながら日影規制を効率的にクリアする方法」と題してプランニングツールTP-LIGHTとTP-LAND連携起動によりTP-LAND日影規制専用ツールで編集する手法を解説した。

 

 今回は、TP-LIGHTと天空率専用ツールTP-SKYを連動し天空率をクリアする手法を解説したい。

1)TP-LIGHTで天空率チェックを行う

①日影規制をクリアした事を確認。

 本例は西側11m道路が最大幅員南側に屈曲した行止り道路を含む5m道路施行令132条で区分される。

 

②道路斜線をチェックする5m道路側から

 道路中心10mの範囲で躯体の位置までNGである事がわかる。

西側11m道路側は

 高度斜線、道路斜線いずれもクリアしている事がわかる。水色が逆日影計算による太陽高度でこの部分は逆日影計算に準じてパラペット部をカットした事がわかる。

 問題は南側蛇玉状の行止り道路の高さ制限。

 

③プラン天空率チェック機能で解析すると

 南側の蛇玉状の屈曲しさらに行止り道路がNGだ。

 

 このような変形屈曲道路の場合、天空率専用ツールTP-SKYで変形した現況の道路形状を正確に設定し天空率計算を行う。

さらにNGの際は「逆天空率」でNG箇所を特定しクリアしたい。

 今回はこの解析の手順を解説したい。

 

2)変形道路と天空率解析の手順の確認

 まずは、この事例の確認ポイントを明確にしたい。

南側の蛇玉状の道路部を拡大し対処ポイントを確認すると

①道路高さ制限は道路反対側の位置を起点とする。

その為、2段折れの道路境界線反対側の形状を正確に入力する必要がある。

⇒暫定的に5m道路幅で入力し、T-SPACEで道路反対側形状をCAD作図された線分に変更する。

*この状態では道路の反対側も平行に屈曲する。

 

②道路中心線の敷地側に面する角度が120度を越えている為

「一の道路」の設定を行う。

⇒「敷地」入力で行止り部を含む屈曲した道路境界線を選択し「同一区間」設定する。

 

③行止り道路である設定を行う。

⇒行止り部のみを選択し「行止り」設定を行う。

以上の入力は、TP-LAND「敷地」入力で設定する。

 

3)TP-LIGHT「SKY建物連携起動」の操作手順

 

①TP-LIGHTでNGを確認すると「環境設定」プルダウンメニューから

「SKY建物連動起動」を選択する。

天空率計算専用ツール「TP-SKY」が起動する。

 

②T-SPACEで道路形状を正確に設定する。

「新天空率算定領域」「道路・・・」でT-SPACEを起動する。

この事例では道路反対側の道路境界線および中心線を変更する必要がある為、「新天空率」「道路・」を選択しT-Spaceを起動する

 

②「道路編集」を行う。

「基礎情報」発生で「敷地」入力で設定された道路幅で設定した基礎情報で道路形状が発生する。「道路反対側境界線」「道路中心線」等変更箇所をCAD線分にスナップし現況道路形状を正確に入力する。

その結果

③道路高さ制限適合建築物を発生する。

現況道路と同形状に編集を終了したら「道路」「発生」で道路高さ制限ん適合建築物が令132条を考慮し発生する。

④「出力」でTP-SKYに戻り算定位置自動発生し天空率計算を行う

 道路反対側の境界線を直線化した算定位置でもNGのようだ。

 

天空率算定チャート図でNG箇所を回避する方位線を表示。

 さらにアイソメ図では

計画建築物が横長に道路高さ制限を超えている事がわかる。

⑤逆天空率でカットする

 その結果は

東南角部をカットする事でクリアする事を確認。

 

⑥TP-LIGHTでカット位置を参照しプランを修正する。

TP-SKYを終了するとプランニングツールTP-LIGHTに戻る。

日影規制同様用にカットした建物ブロックとプランニンブロックを重ねてカット部を確認。

⑦「串刺し編集」「抜き取り」機能で南東角部の専有室形状をカットする。

 串刺し編集機能でカット形状をガイドに上下階を「抜き取り」処理し天空率クリア形状を作成。

 

⑧「SKY建物連動起動」天空率クリアを確認する。

天空率連携起動で天空率計算を行う

この場合後退距離の変更が無い為、「計算開始」で天空率計算が行萎える。クリアを最終確認する。

 

 このように屈曲道路あるいは屈曲隣地境界など難解な条件でも

審査サイドとの協議に基づいた区分法をTP-SKYで設定する事によりプラン作成を行いながらの天空率解析が容易になる。

 

 さてカーリングでマーク戦が気になる本日はおしまい。

次回までお元気で!

 

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