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逆日影計算検証6 既存建物考慮検証 

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11月26日 土曜日久々小春日和のあったか天気になりそうだ。明日は雨予報、出かけるなら今日でしょう・・・らしい。

 

 今週は火曜日22日朝6時頃、微振動が若干つづいた感じでねぼけたかと思いながらTVをONすると福島沖での地震、津波が心配され宮城で1.4m程の津波がが川を遡上する様子が後で映像になったが大事に至らずよかった・・・がこのところ地震が全国レベルで多い。やはり地震国日本・・原発再稼働は心配だ。

 

 26日、東京では54年ぶりの雪。

 

 ずいぶんまた久々の記録だと思いながらハタと思い出した事に、そういえばその頃沖縄でもあられが落ちてオバーの家の庭のざるであられを集めてしゃぶった覚えがあった・・ゾと。

 

 ・・・・同じ年かどうか気になりwebで検索すると1963年1月20日と記録されている。ほぼ同じ頃だ。子供の頃の記憶は正しく残っている様だ・・。今では昨晩の・・・・・やめとこ。

 

 本日はチェットベイカーの映画「ブルーに生まれてついて」の封切り。新宿あたりにでかけて久々の映画鑑賞の予定。そろそろ割引料金が適用されるかも・・悪い事だけでもないネ。

 

 早速今週の報告から昨日金曜日はハウスメーカーの二人組が来社

 

お二人多忙につき1時から4時半までで終了。ハウスメーカーゆえ道路天空率中心にコンパクトに解説。3方向道路、3の行き止まり道路を実践してもらった。

 

 今週は昨日2017年度版「建設IT」ガイドのユーザーガイドの入稿日。毎年恒例だが今年も無事編集し仕上げた。今回は「長谷工版BIM」とTP-PLANNERの連携処理の内容。参考にしていただければ幸いだ。

 

 編集内容の打ち合わせ中のBIM推進室室長の新屋氏と企画設計室の渋谷さんとの編集会議。長いおつきあいだが今回もお世話になりました。

 

 

さて本日は早めの活動開始ゆえ講座を早速始めたい!

 

 前回の後半から既存建物から発生する日影時間を考慮した逆日影計算を行っている。

前回は既存による等時間日影が緩い場合

 

 

この様な事例の検証で結果

 

 

 

西側の規正ラインいっぱいでおさまり日影が複合された部分の規正ラインも限界に近接する有効な結果が得られた。

 

 このシリーズの既存建物のバリエーションを変化し既存建物考慮の逆日影計算の検証をさらに深化させたい。

 

 本日の第一弾は既存建物が高層巾できまる50m階高の建物の場合。日影規制時間もほぼ消化している場合。

 

解析の手順は

 

「既存建物考慮」をチェック後「1棟高層」にチェックしキャンバス内でドラッグし高層位置を確定する。この場合、既存建物で規制時間を殆ど消化している為、「1棟高層」を選択しても結果は太陽高度による結果と同様になる。「1棟高層」の場合時間幅と太陽高度ともに考慮する都合既存建物考慮の場合は「1棟高層型」で指定する。

 

 結果は

 

 

低層になり5階どまりとなった。円弧で示す部分のえぐりが気になるのでその事を確認してみたい。

 

 まずは結果を建物変換し等時間日影でおさまっているか否かをチェックすると

 

 

問題なし。既存建物のみの場合の等時間日影線が10mラインの中央部でがさらに近接する結果となりどうやら正しい逆日影計算が行われた事がわかる。

 

 ただし中央部5階の部分がなぜえぐられたのか気になる。その部分に5階ブロックを追加し

 

日影チェックし検証すると

 

 

やはりNGになった。10m規制ラインのポイントP4で7分NGとなった。

半天空図で確認すると

 

やはりえぐりを埋めたブロック部がNGの原因である事がわかる。太陽の軌跡と重ならない様にえぐられた事がわかる。

 

 逆日影計算の結果に疑問が生じた場合にはこの様に確認するとその可否がよくわかる。

 

 

 方位を変えてみると結果はドラスティックに変化する。真北が敷地幅の狭い方向に向いている場合を検証してみよう。

 

 

この事例は真北に対して幅狭(東西幅が狭い)ゆえ高層型が有効となる。ところが逆日影チャートによる高層指定は仮想建物のエリアのみとなっている。指定部分は既存建物となっている為だ。ただしこの様な場合既存建物部分にも仮想建物を配置し可能高さを建物ブロックと同様の高さで配置する事により逆日影チャートを配置する事が可能になる。

 

 

 計画したい部分の仮想建物にも希望最大高さを指定するとさらに設計者の意図する逆日影計算を実行してくれる。

 

既存建物部にも逆日影計算結果が表示されるが仮想建物で指定した可能高さをこえない結果となる。その為、日影規制時間余裕分が考慮される。

 

日影で確認すると

 

 

極めて正しい値が得られた様だ。

 

本日最後は

 

 

50m高の既存建物が2棟あり、建てたいエリアが既存建物を凹状に囲んだ事例。

 

 

やはり既存建物にも重ねて仮想建物と既存の高さを設定する。

 

 

既存建物チェックの欄に「既存建物」に加えて「仮想建物」もチェックする。そして「1棟高層」で逆日影チャートを適用した条件下で解析する。

 

結果は

 

以外と高層建物が可能な様だ。日影チェックすると

 

既存のみで緩かった10mラインの3時間日影線が近接している事がわかる。

この場合真北の方向によっては2棟高層が有効になる場合もある。

 

 既存建物を考慮した際の逆日影計算のバリエーションをほぼ紹介できたのでは思う。

本日はこのあたりで終了にしたい。次回は既存建物が日影規制をオーバーしたいわゆる既存不適格である場合の解析事例を解説したい。そのあとは天空率に戻りたい。

 

 インフルエンザが流行のきざしらしいですヨ!お気をつけて hi

 

 

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