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行止り道路天空率解析法動画解説

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10月7日

3連休初日の土曜日

 猛暑の夏も終わったのだろうか?秋らしくススキの花がさいている。

 これで冬になると寒さで往生することだろうけど・・。

 今週月曜日、大谷翔平のMLBホームラン王確定!万歳。

ほぼ大丈夫だろうと思いながらもジャッジの復調にヒリヒリしたが今年はこの決定でおしまい。打撃に専念する来シーズンは、ホームラン50以上と50盗塁期待したい。けして不可能でないのがすごい。

・・次は明日のワールドカップラグビー アルゼンチン戦。

うっかりチリ戦を調査観戦したらアルゼンチン・・・強い。

・・相手にとって不足は無い頑張っていただきたい。

 

 その間アジア大会も連日観戦しているのだがバスケ女子惜しかったな~。あと30秒あれば・・・.

昨晩は男子ワールドカップバレーパリオリ予選セルビア戦(完勝)。タイムアウトの合間にアジア大会混合バドミントンわたがしペアを応援しこれも見事逆転勝ち。さらに女子サッカーは北朝鮮に4-1の完勝。女子サッカーは高倉健の映画をみるように耐えに耐えて後半一気に仕留める理想的な展開・・・。

 等々とスポーツ大好きおっちゃんにはたまらない1週間でした。

 おっと3連休だ。

こちらも本日から予定いっぱいで飛び回るぞ~。

今週の講座報告は無しゆえ早速ブログ天空率講座開始!

 

 今回の天空率動画解説は行き止まり道路の解析法を下記の手順で解説します。

 

 

 

1)行き止り道路の設定法基本

 

道路高さ制限は基準法第56条一項一号で

建築物の各部分の高さは、次に掲げるもの以下としなければならない。
一 別表第3(い)欄及び(ろ)欄に掲げる地域、地区又は区域及び容積率の限度の区分に応じ、
前面道路の反対側の境界線からの水平距離が同表(は)欄に掲げる距離以下の範囲内においては、当該部分から前面道路の反対側の境界線までの水平距離に、同表(に)欄に掲げる数値を乗じて得たもの

道路高さ制限の起点が前面道路の反対側の境界線からと記述されています。

前面道路反対側の境界線は屈曲道路の場合容易に特定する事が可能です。

 行き止り道路の場合、行き止り部に面した前面道路の反対側の境界線特定は昭和46年の建築基準法関連通達集で解説されています。

 

図1

隅部A~E間は行き止り端Gに接する事よりBG、CG,DG、EGの延長上道路幅員aの位置をみなしの道路の反対側とする考え方です。それらを結線すると上図のように半円状になります。

GHに面した部分にはGHに平行にaの道路幅員があるとみなします。

 

 

2)後退距離、適用距離を考慮した行き止まり道路の高さ制限の設定法

 

図3

  

 ADに面した方向には、道路反対側境界線BCが存在します。

後退距離2m(計画建築物の後退距離2m以内で任意の距離)が道路反対側BCに加算された位置を起点とし適用距離(この場合20m)まで道路高さ制限が適用されます。

 

 FからGの隅部はAの位置からAF間(12m=20m-(6m+2m))を半径とする円弧の適用距離ですり鉢状に道路高さ制限が適用されます。

 

 AB側には、みなしの反対側道路境界線CDに後退距離2mを加算した位置を起点に適用距離20mまで高さ制限されます。

 

 HからI側はFからG同様に行止り道路隅部BからHB間(12m=20mー(6m+2m))を半径とする円弧の適用距離ですり鉢状に道路高さ制限が適用されます。

 

 そしてこれらの区域を連続した一の道路高さ制限の区域として行止り道路高さ制限適合建築物を

 

 

3)行止り道路天空率算定位置

図3

 

 現況道路の反対側BC上の道路高さ制限適合建築物に面する位置で道路幅の半分以下の均等な位置に設定します。

 

法第56条第7項第一号の政令で定める位置は、前面道路の路面の中心の高さにある次に掲げる位置とする。
一 当該建築物の敷地(道路高さ制限が適用される範囲内の部分に限る。)の前面道路に面する部分の両端から最も近い当該前面道路の反対側の境界線上の位置
二 前号の位置の間の境界線の延長が当該前面道路の幅員の1/2を超えるときは、当該位置の間の境界線上に当該前面道路の幅員の1/2以内の間隔で均等に配置した位置

 

*道路幅が6mゆえ3m以下の均等間隔で配置します。

みなし道路CD間で道路幅6mの半分以下均等間隔で配置されす。

⇒行止り道路に関しては現況反対側とみなしの道路反対側境界線の算定位置は連続しません。

図4

この事例は行止り部ABが現況の道路幅より狭い、

隅部F~Gの区域は行止り道路の隅部Aを中心とし半径AFで円弧状に区分する。みなし道路上ではAB側に面する位置はCDまでです。。

 

4)行き止まり道路が最大幅員の2方向道路令132条適用例

図5

最大幅員6m道路が行止り道路の事例

①最大幅員6m行き止まり道路の区域 令132条1項の区域

図6

この場合、図3の例同様に行止り端A,Bを円弧中心としてAF、およびAG半径の円弧で区分される。

最大幅員は、接した行止り道路で道路反対側はみなしのCD。

算定値はCD上にのみ発生する。

 

②最大幅員6mが適用される4m道路側に適用される区域。

令132条1項

図7

6m道路の敷地境界線端部Aの位置から水平距離2倍12mで円弧状に最大幅員6m道路が適用される区域を区分する。

 その円弧状に区分された区域と道路中心線Fから10mを超えた区域には最大幅員6m道路がCDに設定される。

 その際4m道路側に適用された6m道路はA端で行き止まる道路となる。

 行止り道路の区分法を適用するとALの半径で円弧状に隅部として区分される。

 

③4m道路中心10mの4m道路幅員が適用される区域

令132条3項

図8

 

4m道路に面する位置で残ったのが道路中心10mで区分される令132条3項の区域。

 行止り道路端部からの2倍はAの位置から円弧状に区分する事がポイント。

 

5)入隅道路と行止り道路道路の設定法の違い

図9

図4の行き止り道路を変形し作成した入隅道路と設定法の異なりを解説します。

 

本日は、ここまで3連休をお楽しみ下さい。

次回までお元気で!

 

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