11月25日土曜日
本日より全国的に寒波がやってくるらしい。
10月の寒波による風邪の後遺症による喉の具合が正常に戻ったばかりだ。今度は油断しないぞ~。行列しないぞ~。
昨晩の帰り道。街灯で紅葉(ナンキンハゼ)がライトアップされた先に月がイイね。
今週の講座から始めたい
火曜日は日影実践編の解説。cad作図された屋根伏せ図から
日影関連資料を1式作成後、TP-LIGHTプランニンング機能で
6階規模ファミリーマンションを作成。
次回は、天空率講座だ頑張ろう!
木曜日は設計事務所の皆さんが5名で参加。
今回は前日同様、日影資料1式の作成法で反天空図で日影規制の原因を確認する手法さらに3D日影チャートでNG箇所のクリア法を学習後プランニング機能でパース面積表まで作成。
容積率は残り2㎡まで攻めた。最後に道路斜線でNGを確認し天空率でクリアまで。次回は最終回天空率の理論、令132条の解説・・おっと傾斜地の平均地盤の計算から形態制限への影響確認もあるぞ・・・盛沢山だ。頑張ろう!
比嘉ブログ講座を開始したい。
本日の比嘉ブログ講座はTP-PLANNER採光斜線の便利ツールを紹介したい。
2週ほど前の講座時の質問への回答です。
TP-PLANNERでは採光斜線を断面表示
あるいは有効彩光距離計算機能で隣地境界線等からの離隔距離を逆算する事が可能です。
今回はこの機能および操作法を解説します。
1)採光斜線断面を表示する方法
1.事例 第二種住居専用地域の事例
2.採光斜線断面指定を行う
①「斜線チェック」の項に移動します。
②作業対象を「道路隣地」で選択します。
*隣棟間の場合「任意」で同様に指定します。
③「斜線・逆日影断面計算設定」ダイアログが表示され「OK」で進行します。
④-1「斜線設定」のチェック項目をOFF設定します。
*道路および隣地斜線の表示は不要の為です。
-2「最高限界の項」で必要項目を入力します。
「有効最低窓高さ」の項に設計GLからの(もしくはBMから指定:基準位置は階数・階高の項で指定)
今回は1階窓中心高1.5mを入力します。
ポイントは「採光補正係数」ですが初期値1となっています。
設計者が任意の窓中心高における補正係数を指定する事で
dの位置を算出し採光斜線勾配を算出する機能です。
採光補正係数 採光補正係数=(d/h)×a-b
補正係数1で断面表示すると算出されたdを確認すると5階バルコニーとひさし部がNGになります。
今回バルコニー側間口が専有面積45㎡に対して比較的広い事よ補正係数が0.7で居室が確保できるとした採光斜線断面を再度指定します。
その結果
dが隣地境界線から4.48mの位置でひさしを若干カットする事により採光斜線勾配に収まる事が可能になりました。
採光斜線断面はこのように補正係数を指定する事により算出されたd,その結果、ひさしの高さh12.8mも確認されます。
2)採光斜線計算機でdを算出する方法
①「補助線」で平行線をチェックします。
②隣地境界線をクリック後建物側に移動後、右ボタンをクリックします。
③「平行距離入力(含採光)」を指定する事が可能になります。
採光計算機は、各項目のチェックボックスでチェックがONになっている項を逆計算する手法です。
ここでは「必要外壁後退」dを逆算してみましょう。
高さは設計GLからの高さで入力します。
「補正係数」は断面図で指定クリアした0.7
「有効最低窓高さ」は1階の窓中心高1.5m
希望高さ 14.3m(設計GLからの高さを指定します。hは窓中心高1.5mを減じた高さです。)
その結果必要外壁後退dは
「4.48」
採光斜線断面は正しく表示されている事がわかります。
これらの解析は居室:窓サイズが最終確定しておりませんので計画のきわめて初期段階におけるシミュレーション用もしくはチェック用としてご利用下さい。
本日はここまで!今年も残り少なくなりました。
寒さに負けずに頑張りましょう!。
次回までお元気で!hi