4月27日土曜日
早くも4月最終土曜日。5月の連休も本日から始まる・・10連休の会社もあるようだ。
桜並木もすっかり若葉に変わった。桜の花と同様桜の若葉もよい。しみじみ眺めていると・・・おや
最後の桜発見。水曜日の大雨でこれも散ってしまったがお疲れ様でした。
今週の講座から始めたい。
今週は、2021年に新人研修から地方赴任からこの4月再び東京にも戻ったK氏がボリューム算出の専門部署に異動になりそのためのリハビリ講習が火曜日から3日間。
新人の当時はコロナ禍の最中
久々に確認すると
皆マスクでまさにコロナ禍。
火曜日は、用地情報の入力からプランニンングまでをおさらい。
以外と講座内容を忘れていない・・いいぞ!。
敷地内高低差3m以内の平均地盤の算定法と日影規制と天空率の結果への影響を確認。
水曜日は、敷地内で3mを超えた用地の解析法から始めた。
その際、日影では平均GLは1、高さ制限および天空率では地盤面が2ある事をTP-PLANNER操作を通じて理解していただいた。
傾斜敷地は、TP-PLANNERの操作を通じてその関係が明確になる事を体験していただいた。
町中で見かけた途中でくびれた形状のビルはなぜ?
から日影規制の高さで決まる位置と幅で決まる位置を特定し
確定する事を解説。これは講座のネタで使えそうだ。
施行令第132条を再学習したいとのリクエストも有り解説と天空率での実践。
最終日木曜日は屈曲道路と屈曲隣地の天空率を解説から始まり
行き止まり道路の解説。屈曲した3報道路と敷地に接しない近接した道路(令第132条対象外)が混在した用地の天空率解析法などかなり実践し理解していただいた。
そして無事終了。あとは実践あるのみ頑張れ~!。
天空率講座を開始したい。
天空率申請図作成法の解説のシリーズは、TP-PLANNERの操作で具体的に作成するメニューの紹介および手順を解説しています。
前回は、道路高さ制限適合建築物の「位置確認表および三斜求積表」の作成手順を解説しました。
基本的に「申請図」の項で7割程度自動作成された申請図に追加書き込み処理で最終仕上げをします。
今回は、計画建築物の「天空率近接点確認図」の作成手順を解説です。
前回解説した道路高さ制限適合建築物の場合と同様に自動処理と書き込みを加えて作成します。
道路高さ制限適合建築物で「図面レイアウト転送」「表示ポイント」を行っている場合、計画建築物も同時に図面1「天空率近接点確認図」の各項目が自動作成されます。
レイアウト処理された図面1を読み込む為には「転送済みファイルを開く」ボタンをクリックでおこないます。
道路高さ制限適合建築物同様に自動作成された7種のファイルがレイアウトされます。
⑤の位置確認図の寸法線は、適合建築物で加筆しファイル保存された寸法線を読み込み合成作成します。
天空図申請図の重点項目「位置確認表および三斜求積表」が適合、計画ともに作成されました。「位置確認表および三斜求積表」は「図面1」の名称で保存されます。
2面以上の立面図は、図面2の項目に自動作成されます。
道路高さ制限適合建築物に戻り設定法を確認します。
自動レイアウトで2面以上のレイアウトを作成する前にアイソメ図のアングルを変更する方法を解説します。
変更した内容で自動レイアウト出力を確認する順で解説します。
図面2の項目の「パース図」をクリックすると自動配置されたパース図が表示されます。
アングルを変える場合は、画面上側の回転角を指定後回転アイコンをクリックしアングルを調整します。
*キーボード状の⇒キーでも回転指定を行う事が可能です。
アングルの設定が終了したら「図面2」を選択し「転送済みファイルを開く」ボタンをクリックすると2面の立面図とパースが自動レイアウトされます。
①~⑥のタイトルおよびパース、立面図が自動レイアウトされます。
各項目の修正は、
選択モード(⇒)で任意の項目をクリックし選択後右ボタンメニューから
「プロパティー」「割付ファイル編集」の順にクリックし個別編集します。
主に文字を移動するなどを編集します。
編集修正後は、「Zumen2.Tdo」ファイルに上書き保存する事で他の事項とのレイアウトが維持されます。
同様に計画建築物も
自動処理で作成された各項を
編集し
このように仕上げます。
「申請図」「天空率近接点確認図」の項目で作成される位置確認表の「図面1」2面以上の立面図「図面2」の解説は以上です。
次に「天空率付図」では、
「平面配置図」「天空図一覧表」を作成します。
まずは、天空図一覧から
天空図一覧は、表示レイアウトの指定を行うだけで最終形が自動作成されます。
そして最後に平面配置図を作成します。
平面配置図は、天空率計算結果の総括表です。
合理的に容易に結果が判断できるように作成しなければなりません。
最終形を例示しそれらのパーツ事の作成法を解説します。
①~④の内容は、本シリーズで詳細に解説していますので参照して下さい。
今回は、操作の手順を解説します。
①~④の内容は、平面配置図で自動作図されます。
平面配置図を選択すると
①平面配置図②天空率結果判定表③の物件概要表が任意の位置に表示されています。
④の特記事項および全体のレイアウトは、図面レイアウトに移動して作図する方が容易に行えるので右ボタンメニューから「図面レイアウト」を選択し2次元的編集を行います。
基本部のレイアウトおよび寸法線、計算根拠、特記事項などを書き込みます。
⑤の部分のパースの表示方法から
天空率算定チャート図で作成されるパースを利用します。
算定チャート図「アイソメ図」ボタンでアイソメ図を表示レイアウト後、右ボタンメニューから「天空建物陰線画表示」で陰線処理をしたパースをさらに右ボタンメニューで「図面レイアウト」に移動後、任意のファイル名で保存します。
次に⑥の枠には天空率の安全差分の可否も含めた判定表を作成します。この部分は、天空図一覧の機能を利用します。
「近接点のみ」「判定」をチェックすると近接点のみの判定表が出力されます。
これも右ボタンメニューで2次元CAD化し保存します。
別途作成した⑤⑥部を平面配置図上にインポートしレイアウトを編集し平面配置図が完成です。
尚、三斜求積判定表は、事前に「申請図」「位置確認表」で三斜求積を行ってないと連動されません。
その事からも申請図を作成する際には、「位置確認表」から作成する事が効率的です。
以上で道路天空率申請図の作成法の区切りとしたい・・・
のですが、がふと考えるに
、建築基準法施行規則
令第135条の6第1項第一号の規定により想定する道路高さ制限適合建築物の配置図
⑩令第132条又は令第134条第2頃に規定する区域の境界線
で2以上の前面道路を有する事例の場合、令132条に規定する区域の境界線等を記入しなければなりません。
道路天空率申請図としては、その事も解説しないわけにはいけません。
西側に4m道路が接道する事例で
解説します。
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・・本日も長くなった次回解説しよう。
来週の比嘉ブログは、ゴールデンウィークにつきこちらもお休みにします。
次回までお元気で!