7月13日土曜日3連休の初日
ドジャースを応援しながらのブログタイム。なんとか勝って久々に気分は良い・・・ヤレヤレ!
まずは、今週木曜日にWiFiルータを購入の為、新宿西口ヨドバシカメラに立ち寄った帰り・の風景
小田急デパートがきれいに解体され無くなった。
外国ではビルを爆破し解体するシーンを見たりするがここは新宿駅直結。
騒音も無しで知らぬ間にきれいさっぱり無くなりこんな感じは素晴らしい。
前の状態はどうだったかとgoogleストリートビューを確認すると解体前の状態が残っていた
長年見慣れた風景がどう変わるのか楽しみにしたい。
今週の講座から
今週はTP-PLANNERユーザーの設計事務所2社から3人で水曜日、金曜日の2日で参加。
今回の目的は、今まで日影規制、天空率の申請図作成で利用したTP-PLANNERを企画設計事案を効率的に作成する為、プランニング機能中心の学習会
まずは水曜日は
いつもの例題
用途地域が2、高度斜線ありの用地情報をスキャンした画像データから入力を開始し逆日影、プランニンングしながら日影、天空率をチェックし面積表まで作成。
プランニングの連動性のだいご味を十分体感していただいた。
一日おいた金曜日は、
プランニンング200になれたところで敷地内高低差の事案のプランニンング作成手順などを確認後、用地を変更し行き止まり道路、屈曲道路を含む敷地を用地情報の入力から一気に作成していただいた。
プランニンング内容のテーマはファミリー70㎡程度の事案を容積率限界まで作成する事。
各人のプランニンング案を集約しながら容積率を追及する実践講座をおこなった。さすがだ容積率200%に対して0.2㎡残しで完璧に仕上げていただいた。
終了後のドヤ顔は
こんな感じ。来週最終回は天空率の最新情報なども交えてまた新事案を作成してもらうかナ・楽しみにお待ちしてま~す。
休日につき早めに天空率講座を開始したい。
このところ行き止まり道路を含む2以上の道路が接道する際の
設定法の質問が多くなりました。
今回は、過去ブログをアップデートしてお伝えします。
*「敷地」「用途地域」「建物」設定済みの場合
解説のポイントは、最大幅員が10mの行き止まり道路の場合の道路天空率解析法です。
1)道路高さ制限を確認する事から始めます。
「図法」「断面図」で道路高さ制限をチェックすることから始めます。
東西方向
最大幅員10mの面した西川道路高さ制限を大きく超えNGです。
南北方向は
5.5m道路側にも最大幅員10mが水平距離2倍の位置まで適用されますが(紺色で表示)NGを確認しました。
天空率計算必須の事案です。
天空率解析の際
ポイントは、
①行止まり道路が最大幅員で10mである事。
②10m、7m、5.5mの3方向道路です。その為、令132条で区域が区分さます。
区分法は令第132条です。
第132条 2以上の前面道路がある場合
建築物の前面道路が2以上ある場合においては、幅員の最大な前面道路の境界線からの水平距離がその前面道路の幅員の2倍以内で、かつ、35m以内の区域及びその他の前面道路の中心線からの水平距離が10mをこえる区域については、すべての前面道路が幅員の最大な前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。
2 前項の区域外の区域のうち、2以上の前面道路の境界線からの水平距離がそれぞれその前面道路の幅員の2倍(幅員が4m未満の前面道路にあつては、10mからその幅員の1/2を減じた数値)以内で、かつ、35m以内の区域については、これらの前面道路のみを前面道路とし、これらの前面道路のうち、幅員の小さい前面道路は、幅員の大きい前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。
3 前2項の区域外の区域については、その接する前面道路のみを前面道路とする。
この事例の場合、1項の赤字で示した「すべての前面道路が幅員の最大な前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。」
7m道路側、5.5m道路側にも最大幅員10m道路が適用され区域区分されれます。
入力設定から解析までの手順を解説します。
2)行止り道路10mの区間を区分する為に行止り道路の延長上の道路境界線に境界点を設定し行き止まり道路として設定します。
①距離指定により境界線上の任意の位置に境界点を追加する方法
「入力モード」の「敷地」で行き止まり道路を設定する境界線をクリックし選択します。
右ボタンメニューで「切断」「距離指定分割」で辺分割ダイアログからこの場合「終点側」をチェック後7mを入力「OK」で
行止り道路10mに面した境界点が追加されます。
②最大幅員10mの行止り設定を行います。
区分された最大幅員10mに面した境界線を選択後「道路幅」
10mを入力後、行止まり条件「行止り部分」をチェック設定後「現在の値適用」ボタンで最大幅員行止りが確定します。
③7m道路側に面した道路境界線の「終点側行止り」設定を行います。
7m道路を選択後「終点側行止り」をチェックし「現在の値を適用」この場合、最大幅員が10m行止まり道路ゆえ7m道路の終点端を指定する事で10m道路と別道路として認識します。
*この操作を行わない場合、道路端部が不明ゆえ算定基準線が
10m行止まり道路内まで延長されますのでご注意下さい。
3)道路高さ制限適合建築物と算定基準線を自動発生します。
①T-Spacを起動します。
T-Spaceで自動処理する方法を解説します。
②T-Saceで「敷地」入力条件に基づき道路形状を自動発生します。
「作業種」⇒「基礎情報」モードで「発生」ボタンを押下する。
円弧部が「敷地」境界条件で設定したそれぞれの道路の行き止まり端部を示します。正しく設定されている事を確認しました。
③令132条に基づき3方向道路による区分区域を自動算出します。。
「作業種」⇒「基礎情報」モードで「発生」ボタンを押下する。
「敷地」境界条件で設定した行き止まり端部の設定が適切に行われている事を確認しました。
最後に「出力」ボタンを押下するとTP-SKYに戻り算定基準線が自動発生し解析が可能になります。
基準線がA,B部がそれぞれに面する範囲に限定し発生している事が確認されます。
4)天空率解析を行います。
「計算」モードで「天空率」ボタンを押下します。
そしてダイアログボックスの「計算開始」で会結果が瞬時に表示されます。
南側5.5m道路で1ポイントNGのようです。
5)令132条区域区分検証
自動処理された令132条1項の区域を法文に照らして検証します。
建築物の前面道路が2以上ある場合においては、幅員の最大な前面道路の境界線からの水平距離がその前面道路の幅員の2倍以内で、かつ、35m以内の区域及びその他の前面道路の中心線からの水平距離が10mをこえる区域については、すべての前面道路が幅員の最大な前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。
①最大幅員10m行き止まり道路区域
後退距離3mゆえ10m道路の反対側3mの位置を起点とし適用距離25mで区分されます。
敷地側には適用距離25mー13m(道路幅10m+後退距離3m)=12mが敷地側の適用距離25mの位置です。
同様に7m道路側端部から適用距離までの距離12mが円弧状に適用されます。
断面図で確認しましょう。
(図法→天空率算定チャート図ダイアログボックス内→断面図)
適合している事を確認しました。
②7m道路側に適用される最大幅員10mの区域
最大幅員10m行き止まり道路7m側端部を起点とし2倍20mの水平距離で最大幅員が適用距離25mで区分されます。さらに2倍20mを超えた区域で7m道路の道路中心線から10mを超えた区域も適用距離25mで区分されます。
7m道路の10m道路側端部は敷地側から適用距離までの半径
12mの円弧で区分されます。
*7m道路の10m道路側端部に行止り設定する事により円弧状に区分される区域が存在します。
③5.5m道路側に適用される最大幅員10m道路幅員が適用される区域。
この場合最大幅員10mは5.5m側に最大幅員の2倍の位置とそれより先は5.5m道路中心を、超えた部分が最大幅員が適用されます。
最大幅員10mの境界線は直線ですのその2倍20mで区分されます。この場合の水平距離は平行線で適用されます。
*7m側は同一境界線で直線上にある為水平距離は円弧状になります。水平距離は一定の距離を保つ事です。
*以上が1項最大幅員10道路が適用される区域。いずれも区域の上下あるいは左右に空地が有りその分で通風採光を得る事が可能になり天空率はクリアします。
令132条2項の区域
2 前項の区域外の区域のうち、2以上の前面道路の境界線からの水平距離がそれぞれその前面道路の幅員の2倍(幅員が4m未満の前面道路にあつては、10mからその幅員の1/2を減じた数値)以内で、かつ、35m以内の区域については、これらの前面道路のみを前面道路とし、これらの前面道路のうち、幅員の小さい前面道路は、幅員の大きい前面道路と同じ幅員を有するものとみなす。
前項の区域外の区域とは最大幅員の区域外つまり道路中心10mの区域です。
7m道路と5.5m道路に面する道路中心10mの区域が対象です。ただしこれらの区域は最大幅員以外に2以上の前面道路に接しない為、この事例では、2項の区域は存在しません。
令132条3項の区域
3 前2項の区域外の区域については、その接する前面道路のみを前面道路とする。
7m道路および5.5m道路の端部にある最大幅員10道路の境界線から2倍20mを超えたそれぞれの道路中心10mまでの区域
④7m道路中心10mの区域
空地が十分あり高さ制限を大きく超えた分の通風採光を補える結果クリアーです。
⑤5.5m道路中心10mの区域
最大幅員の行止り部の道路境界線から2倍20mを超えた5.5m道路中心10mの区域。
空地から遠い左端天空率算定位置がNGです。
P32(差0.023%,斜88.110%,計88.133% 天空率近接点
これは積分法による結果の比較ですが三斜求積の安全差分0.05%が確保できなかった為のNG表示です。(三求積差分にさらに安全差分0.02%を加算した0.05%との結果です。)
これは三斜求積による安全差分に加えて東京エリアで指定される事がある三斜求積後の0.02%差分を満たさない場合にNGになる警告表示です。
今回は逆天空率で可能幅にカットします。
階段室の右下隅部をきわめて微小カットでクリアしただけでクリアしました。
これにて一見落着で今回は終了です。
次回までお元気で!連休をお楽しみください。
Hi