3月4日土曜日。3月突入です。東京はうす曇の土曜日。
春が少しづつ接近中。
桜は
先週とほぼかわらず。花が咲けばスギ花粉も終わる頑張れ。
公園で小さい春をみつけた
これは多分ユキヤナギ。この頃から咲き始めるらしいが枝いっぱいに咲いた花びらが雪の様に真っ白に見えるまでもう少し。
今週、「建築法規PRO2017」が発売されたのでバナー広告を変更したのだがめったにさわらないブログ画面を編集していたらレイアウトが変わってしまった。
お花のイラストのメルヘンチックなブログ画面になってしまいあわてて修正したのが昨日の昼頃。見なかった事にして頂きたい。
なんとか真栄田岬の写真を探しほぼ元の雰囲気に戻したが・・・・ちょっと違うのはそれゆえ。
「建築法規PRO2017」は、比嘉が担当する天空率の解説部が増量され、建築法規解説書では初めてだと思われるが「敷地区分方式」「一の隣地」の想定法の詳細を掲載した。JCBAではいずれを採用しても良いと記述されながら適合建築物および算定位置の設定法を明確に記した本が無い。
これは敷地区分方式の入り隅部、出隅それぞれの設定法。
勾配区分が異なる場合の敷地区分方式の設定法、そして敷地区分方式の利用が困難になる場合の解説。
一の隣地の安全処理を考慮した設定法を解説した。審査の現場でたたき資料としてご利用いただきたい。
さて今週の講座は火曜日に行政マンに対する日影規制勉強会。
木曜日はゼネコン講習2回目天空率の回。8名で参加。
1時半から始まった講座は活発な質問が続き7時前まで。
皆疲れたと思いきやハイ状態でなぜか日影講座で実験の為使用するライトを持ち大騒ぎで記念撮影。お疲れ様でした。
またお会いしましょう。
本日は日影講習というか近々リリースのTP-PLANNERVer17の3D日影シミュレーション機能の紹介を行いたい。
前回は1時間毎の時刻日影の合わさりカウントでは等時間日影が確認できない事例を解説した。
これは北側に設置された外部階段の幅が狭い為におこる現象で、時間間隔を狭く設定した時刻日影でこの事は明確になる事を解説した。
階段室の幅が狭い為、太陽がその後方を通過し影になる時間も短時間になる。
日影規制の審査方式としては、時刻日影、等時間日影の提出によりその可否を判断しなければならないがそれらの図面のみでチェックするには困難な場合が多い。
審査以外にも近隣説明など日影規制に不慣れな近隣の方々への説明は困難が伴う。
今回はこの様に日影規制を時刻、等時間日影で表現するには困難な日影規制を立体的にシミュレートするTP-PLANNER Ver17の機能を紹介したい。
まずは受影面を
4mに設定し前回の事例を
1時間毎の影、さらには1時間毎のポスタリゼーションにより
1時間毎の影の濃淡が表現される。さらに時間毎の影を
8時から16時までの各日影図が自動レイアウト出力される。
これをカラーで表現するとアングルも変更し
3時間のクリッピングで等時間線と複合すると
沖縄BIMセミナーで作成したBIMデータ
ではリアルな影が表現される。
近隣に建物があると
よりリアルな壁面日影と近隣との複合された時間分布が濃淡で表現される。
モノトーンも悪くない
一般的に近隣説明で利用される壁面日影を北西正面の2棟に投影すると
この様に表現される。がこれを立体的に表現すると
2次元的に作図された図面の成否を確認する事が可能になる。壁面日影はにわかに理解し難くその成否に自信が持てない場合があるがカラー表示
さらに時間毎の連続出力
この例では左上8時から始まった円弧部近隣壁面の影は12時にわずかに階段部による影で影響は終了となる。1時以降は当該建物以外の日影の影響を受けることがわかる。
近隣建物をON、OFFしシミュレーションする事で当該建物の影響もよりリアルに理解で.きる。
この機能は4月頃よりリリースされ皆さんにご利用していただけるご期待頂きたい。