4月13日土曜日
東京は、快晴あったかの土曜日。
今週も気温の変動激しく東京の水曜日は、なんと7度以下・・何を着たらいいもんやら・・・南方出身ゆえ出がけに2,3度ダメ出しを受ける始末で・・・こまった気候だ。
沖縄では、早くも海開きというのに・・。
桜も散り・・・
花びらを踏み踏み出社すると靴の裏にこびりつく・・季節の楽しみが一つ終わった。
春は、花が競うように咲き始める。
あざやかな白と花びらが可憐でこれも季節の楽しみユキヤナギ。
・・・・・・どうやらスギ花粉も終わったようだ。やれやれ
今週の講座から
今週木曜日は、若手設計者3人の2回講座の1回目。
逆日影チャートの理論と利用法から日影NG事案のNG部の特定法とクリアー法まで予定通り完了。
次回は、天空率中心に連休明けの予定。復習よろしく!お待ちしてます。
水曜日は、個人レクチャー3回目は、画地割講座から
画地割の事案2例を消化後は、総復習で用地情報から最終は、BIMデータまで一気に作成して頂いた。完璧!またお会いしましょう。
仙台セミナー4月19日は、来週にせまりました。まずは、ご案内から
仙台の用地情報からはじまり、構造、積算、設備設計までArchCadにデータ集約する手法で実践解説する。
比嘉は、トップバッターで語ります。お早目のお申込みをお願いします。
前回は、単線で作成されたプランニングデータから壁自動発生,
建具配置,そして追加の階段室壁柱、ファサード壁配置までを解説した。
図1
これから躯体配置となるが、壁、床は、プランデータのプロパティーに初期設定された部材が自動発生した。
柱、梁は、構造計算データに基づき仮定断面が算出される。
「構造連携」の項で行う。
図2
「構造連携初期値データ」が登録されており、このデータは、構造計算のユニオンシステム(株)SSシリーズ(現状SS3、SS7移行中)にそのまま連動する。
ここでの項は構造の専門の初期値設定が必要になる為に構造計算専門スタッフとのコラボが必要になる。まさに構造もからめたBIMが展開される。
この初期値に基づき「構造考慮発生」ボタンをクリックすると柱、梁仮定断面が算出される。
図3
数秒で仮定断面が算出される。
自動処理の為、仮定断面を算出する為の項目が3種設定される。
まず「梁間方向別入力」この項は、耐震壁の設置方向を判断する。
図4
この場合、横長(X方向に広い)建物ゆえY方向に設置されると判断。
プラン配置情報から上記の様に自動配置されるほか任意設定も可能。L字状の建築物の場合、X,Y2方向のエリアも自動判断される。
この場合自動処理を採用。
図5
赤円弧で囲った部分(プラン戸堺部)に通り心記号が自動設定される。
柱の発生位置は、通り心の交点に自動配置され寄りも自動判断される。(この部分は後ほど手動で修正解説したい。)
続いて「構造体領域」この項は、柱が発生するエリアを判断する。
図6
本例の場合は、7階以下柱が同位置に発生する。その為、構造体領域」も1階から7階まで同形状となる。
段々状にセットバックした建物等の場合は、柱を発生するエリアを明確にする必要がある。その際には、プラン立体情報から自動判断される。
自動発生した躯体はグループ化された躯体番号が自動設定される。
図6
基本的に「構造連携初期値データ」とプラン情報から自動発生する。
部材符号も構造計算ソフトSSシリーズに連動する。
さて自動発生した躯体と建具の納まりを検証してみよう。
図7
どうやら廊下側の柱がMBと重なり機能しなくなっている。EVホールも窮屈だ。
通り心情報を変更しよう。
図8
通り心マークを削除後、新しい通り心位置でクリックすると新規に通り心が設定される。寄りは、端部に配置された柱は、内側に寄りが自動設定される。
図9
イイ感じに納まったこれでOKとしよう。
その前に柱の寄りの設定法も解説したい。
図10
通り心マークを選択後右ボタンメニューには「寄りタイプ」の設定で
バルコニー側に寄り設定したアウトフレームに設定する場合は交点から「下」を選択すると
図11
柱とともに梁も寄りが設定される。この寄りは、構造計算SSシリーズにもそのまま連動される。
図12
今回はアウトフレームの設定はやめて元に戻して解説をすすめる。
この仮定断面はSSシリーズに連動する
図13
連動ファイルは、CSVとST-BRIDGE(*.stb)いずれでも可能だが今回は「仙台マンション.csv」として構造部署にメールで転送する。
セミナーでは、ユニオンシステムにおまかせして計算し最終の断面から配筋まで算出される。構造図は、ソフトウエアセンターの構造図化システム(SIRCAD )により構造図が全種作成されるとともにグラフィソフト ArchiCADに配筋情報がとりこまれる。
さて完成したBIM情報は、
図14
各種図面も作成され
各階平面図(この場合1階)は
図15
立面図は、任意の壁面をクリックする事でその垂直方向の立面図が作成される。
図16
断面図は、斜線断面図と同時に表示する事も可能
図17
専有室のユニットプランを作成していれば展開図および内観パースが作成されるが、意匠図の仕上げは、今回ArchiCADにお任せする。
終了するとArchiCADに躯体、建具が取り込まれる。
図18
ArchCADで建具は、詳細情報を有する建具に変更する事が可能になる。
最後に階段室、建具配置、あるいはユニットが作成されたArchCADデータも日影チェックを行う際に包絡処理され高速処理が可能になる。まずは包絡処理した例
包絡しない指定も可能でバルコニー、廊下などの下抜けの日影、天空率計算が可能だ。
図20
時刻日影の違いを確認していただきたい。
以上7週にわたり解説してきた「企画BIM仙台編」も今回で終了となる。仙台近郊の皆さん 4月19日仙台セミナーお会いしましょう。
次回からサポートセンターに寄せられた質問から解説します。
次回は、公園と接する道路天空率の解析法を解説します。
10連休は、もうそこまでまでお元気で!