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北側凹型敷地の逆日影計算2

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 6月6日土曜日。

 今回は、大事な報告から始めたい。

TP-PLANNERが「IT導入補助金」の対象ソフトおよび弊社がIT導入事業者として登録されました。

TP-PLANNER導入を検討されている方は、ぜひご検討下さい。

(TP-PLANNERシリーズ6種が登録されました。)

 

本日の東京は、湿度が高い。

どうやら午後から雨になるようだ。

 本日もリモートワークを続けるGinのバラから・・。

 バラの蔓がよしず代わりになっていいネ。かおりもよさそうだ。リモートワークもすっかり定着。

 

 東京では、感染者が増加し東京アラートが発動された。

バラでアラートを発動してみました。今日あたり雨のしずくでまたいいかんじだろうな~。・・と思ったらあったぞ

 比嘉の近所の公園では、ドクダミが咲き乱れている。

 可憐な花にドクダミの名は、可哀そうだと思ったら薬草としては、「十薬」と呼ばれ数々の効能があるようだ。

 八重の花びらバージョンも発見!

 

 長い事MLB専門でプロ野球から遠ざかっていたのだが、開幕前の

無観客練習試合のニュースでも胸おどる感じがしている。

 各県で高校球児の為の大会が当初予定無しを宣言をしていた福岡も含めて開催を宣言している。

・・・甲子園・・なんとかならんもんかいの~。

 

 今週のWeb講座は、2名の参加で開催。

用地情報から逆日影計算⇒限界ラインを参照し⇒プラン⇒容積チェック⇒日影チェック⇒斜線チェック⇒NGゆえ天空率計算⇒面積表で

プランニング完成無事終了。

 記念撮影もっと工夫がいるな・・・。やっぱ「侍ジャパン」のポーズで決めたいね!。

 

 前回より北側敷地境界線が凹型の場合の逆日影計算の検証を始めた。

 

 

前回は、

手計算で逆日影計算する際の基本的な考え方をおさらいした。

 そして凹型敷地に戻りに敷地いっぱいに5階規模の建物を想定すると

 凹部5,10m規制ラインでいずれも終日日影の8時間日影が確認された。10mライン3時間規制の算定位置から太陽の規制と建物の重なり(影の原因)を半天空図で確認してみると

10mライン上は、3時間まで影にして良いのだが朝8時から16時まで建物の後ろに太陽が隠れて終日日影となっている事がわかる。

いかん!建物を5階から3階程度(9m)に低く設定すると

 

 10mラインは、2時間30分<3時間とおさまったが相変わらず5mラインは8時間の終日日影となる。

 この様な試行錯誤を繰り返していては時間がかかって大変だ。

 

 TP-PLANNERで逆日影計算を行ってみよう。

 

 そこで前回冒頭にお伝えした優先順位を設定した逆日影計算となる。

 今回建物を建てる範囲は、この3階建てが配置された範囲(仮想建物)に優先度を考慮したケースで確認したい。

 A側にできるだけ高い建物を想定したい場合

逆日影計算の指定を初期設定の「一棟高層」を指定する。

「一棟高層」とは逆日影チャートを設計者が任意の位置に設定する事でコアとなるエリアを指定する方法。

 

 指定法は、10mラインの3時間規制幅を逆日影チャートで確認しながらドラッグし移動し「計算開始」で解析実行される。

 

 逆日影チャートの8時の方位線は日影規制の始まりの時間、主たる建物の始まり位置を指定し、16時は同様に主たる建物が終わる位置を指定する。

 その結果、コア部で消費される3時間日影時間に重ならないようにコア以外の部分の建物可能高が太陽高度内に算出される。

 

 

 15階の高さ指定したブロックパースで確認すると

 コア部分の面積が約361.52㎡ 全て容積対象とした容積率が361%。

 建物変換し日影チェックすると

10mラインで2時間52分、5mラインで4時間51分・・・なんとなく余裕が有りすぎじゃないかと思うかもしれないのでその事の検証から進めたい。

まずは10mラインの2時間52分の検証から

8分を埋める建物が可能か否かを検証してみたい。

コア部で2時間52分消化している事がわかる。

 コア部以外は、太陽高度で高さが制限されるが8分の可能時間の

隙間は、階高を3mで設定している事による。

 つまり太陽高度と階高の差が8分の数値になっている。

それぞれの円弧の部分の階数を1層高くするとたちまち太陽高度を超えNGとなる。

 5m規制ラインの5時間も同様で

 5時間の時間幅以外の部分は、太陽高度で高さが制限され9分の余裕は、3mで階高を制限した事による。

 

 ちなみに2階に設定されている太陽規制の端部8時と16時の外側側には高い建物が建つのでは?と思ってはいけない。

 その前面に規制ラインがある。

確認してみよう。

まずは両翼の高さをそれぞれ3,4階と1層高く設定してみたい。

 中央部凹部の規制ライン上からの半天空図では、可能に思われた両翼の高さのかさ上げだが結果は

 その前面の規制ラインから大きく超えている事がわかる。

この結果は、まず3時間の可能幅の建物を確定後にその両翼を太陽高度で確定させた結果である事がわかる。

  逆日影チャート図のコア設定の位置を変更するにともないその両翼の可能高さ形状も変わる。

 コア部を変更する事で

 

B部に高層位置を設定すると

8時の方位線から外側のC部は低層になる事が想像される。

結果は

アイソメ図で確認すると

コア部の床面積は、357.311で中央部A側に高層設定した場合ほぼ同等の幅を有する高層幅が設定された。

 この結果は、日影規制時間内にぎりぎりで収まる形状。

 

C側も同様の結果ゆえ

BとC側に高層位置を2設定する「2棟高層」で設定してみると

まずはB側コア部をクリックし指定後

C側に移動し

コア部を指定する。逆日影チャート図からコア部は、それぞれが1棟の時間幅の1/2分ゆえ狭い事が解る。

中央部A側は、完全に太陽高度内の高さで確定している事がわかる。

2のコア部は、合計133.22㎡で1棟高層の半分程度となっている。

 この様な場合、2棟高層はそれぞれ敷地北側隅部に設定する事でコア部が最小となり他が太陽高度つまり建物高を日影規制ラインを越えないように建物形状が制限される。

確認しよう。

 

それぞれ北側隅部に設定すると赤円弧で示すコア部が最小となりその結果コア以外の太陽高度で高さが制限される低層部が算出される。

 

これは、隅部にわずかに高層部が存在するが敷地全体では、太陽高度で高さが抑えられている事がわかる。

 

 おや?、逆日影の「太陽高度」の項は、不要!?

・・・・・話が長引きそうだ。・・・次回にしよう。

  

次回までお元気で!

 

比嘉ブログ

 

 

 

 


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