10月3日土曜日
本日の東京は、昨日の秋晴れから一転・・曇りもよう。
今週10月1日木曜日の帰り道・・神田川の上空には中秋の名月が
見事な月だ。しばらく歩くと公園の桜の木の向こう側にも
・・名月や・・・やめとこ・・だんごが、ほしいところだニ・・。
今週アメリカの大統領選の討論会・・・・情けない・・。
アメリカの敗北と評した現地マスコミもあったようだが・・。
子供のけんか以下だ。・・・かの国は、有事の際に本当にたよりになるのかいネ?
こちらの方がまだましだと言おうと思ったら学術会議推薦拒否問題・・・。正体見えたりか?注視したい。
さて今週の講座から
今週は、大坂の設計事務所の皆さん6人。
コロナ禍のTP-PLANNER導入で本来現地にてお会いして解説したいところだったが
ZoomによるWeb講習初日は、逆日影から始まり日影規制まで。
講座前にYutube限定サイトで
皆さん日頃から実務で日影規制をこなしているので効率的に
実践解説をこなしていただいた。・・初日無事終了。
軽く記念撮影!
終了しようかとZoomをながめているとポーズをつくり催促している風だ
もう一枚
次回は、2週程あけて天空率だ。お会いする時を楽しみにしてます!
比嘉ブログ講座を開始しよう!
今回のブログ講座は、サポートセンターに寄せられた質問から
「規制ライン上最も日影規制が厳しい位置特定法」の質問がきた。
今回は、比嘉が作成したこの例題で解説したい。
東京新宿区1種住居地域で日影規制5/3時間のこの事例
で3時間の等時間線がDではあきらかにNGだがA,Cも10mラインに近接している。5mラインのBの位置でも5時間線が5mラインに近接している。
このような場合
1)A,B,Cに関して詳細計算を行いクリアーの有無を明確にしたい。
2)Dに関しては、最大NG時間を確認し原因を追究したい。
等時間日影計算は、一般的にメッシュ法で計算範囲を初期値30cm間隔の方眼の交点に1分間隔で計算された日影時間を指定された日影規制時間で直線補完し作成されるのが等時間線。
この状況は「表示」「項目別表示設定」「等時間線グループ内のチェックをすべてONにする事でで確認する事が可能だ。
メッシュ上の日影時間が確認される。拡大すると
時間の表示が、可視化が可能なように表示間隔は、自動アジャストし表示する。
メッシュ法で行う場合、メッシュ間隔、計算間隔で等時間線の精度が異なる。
例えば初期値メッシュ間隔300mm、1分間隔の等時間線
に対して
メッシュ間隔50mm、10秒間隔だとより明確になる。
精度を上げた場合で1分程度の処理時間ゆえ規制ラインに接近する等時間線の場合できるだけメッシュ間隔と計算時間を狭めていただきたい。
*注意していただきたいのは、計算間隔を1分以上に設定しない事。
またピンポイントで厳しいエリアをドラッグし等時間線計算を行うとそのエリアのみを高精度で行う事が可能になる。
①解析したいエリアをドラッグする。
②「計算」「等時間日影」を指定
③「マウスドラッグ範囲を設定します。」「はい」
④メッシュ間隔、計算時間間隔をできるだけ狭めた指定を行う
⑤短時間間で高精度な等高線が作図される。
しかしいずれにしても等時間線では、その指定計算間隔で解析される為、少なからず誤差を含む事になる。
その為規制ライン上の日影時間を直接確認する
「指定点日影」がある。
前段の解説が長くなったが今回のテーマは、
「規制ライン上最も日影規制が厳しい位置特定法」
まずは指定点日影の通常の指定法から
①表示したい規制ラインを指定
②ポイント間隔(通常3m程度が指定される)
③解析したいエリアをドラッグし④計算間隔を指定し⑤計算開始
の順で計算を開始する。
ところが3mの粗さでは
最も厳しいと思われる位置をピンポイントで指定できてない。
今回は、その位置を正確に指定する方法と表示法を解説したい。
等時間線で厳しいエリアをドラッグし計算間隔を1mm、
計算時間を1秒で指定し解析を行うとほぼピンポイントの位置に重なる。オフセット表示指定で確認するとP13が
P13(3:00:12)
どうやら12秒のNGだ。この場合の精度は、1mm、1秒ゆえこれ以上はない精度となる。
表示は「図法」「指定点バーチャート」で確認する事が効率的だ
さらにピンポイントでNO13の最も厳しい位置のみを表示する事も可能だ。解析直後に自動でshdの拡張子のテキストファイルが作成される。
指定点日影のダイアログボックスから「ファイル」でCSV形式で保存しNO13のみを読み込む方法は
まずは、「名前を付けて保存」「CSVtexit file(座標値のみ)」に任意の
名前(今回はA)でCSV形式で保存される。保存後
保存されたCSVを読み込みP13のみを残し他を全て削除し再度保存する方法は。
右ボタンメニューから「編集」を選択し
さらにP13のみCSVをAファイルとして保存する。
そして読み込む際は、ダイアログ内で複数のポイントを「ポイント消去」で削除後「A」ファイルを読み込み「計算」すると
ピンポイントで最も厳しいポイントと時間が明確になる。
12秒のNG部はまず半天空図で
コア部の幅が12秒オーバーのようだ。さらに3D日影チャートでチェックするとさらに明確になる。
カット線で自動カットするか補助線化しそれをガイドに切断する方法もある。
同様に冒頭指摘したABCDポイントの日影時間を表示すると
結果1秒単位1mmピッチによる高精度の結果が表示される。
等時間線がきわどい場合は、この手法で確実にクリアーしているか否かを確認していただきたい。
本日も長くなったここまでとしよう!
次回までお元気で!