10月24日土曜日
東京の朝は昨夜来の雨も止み快晴
セロトニンが増加するようしばらく空を眺めた。
コロナ禍の為か空が澄んで見える。
前回、高田馬場駅前ロータリーの花壇の花を紹介した。
右側がそうだ。
思えば例年4月になると新入生の学生がコンパ前に気勢を上げる日が1月以上続くエリアだが今年は無し。
高田馬場は、語学学校も多い。東南アジア系の若者は比較的大声で語るせいか聞こえてくるのは日本語以外がほとんど・・・ここはどこ?状態だったのだが今年はパタリと聞こえてこない。
・・・・いつになったら元に戻るのだろうか・・・?
いつもの公園では可愛い小花が。やはり野の花がイイネ!。
「リンカーン以来の黒人の地位向上に貢献した大統領だ。」と語ったそうだ。・・・。かの国では、倫理観が変わってしまったのか平気で嘘を語る人が大統領候補でさらに驚くべきは、今だ再選の可能性があるという?。・・・高校1年5月までは沖縄はアメリカ弗。リンカーンは1セントで小さいコインだった事を思い出した。
今週の講座は、月曜日Webによる天空率講座で大阪の設計事務所の6人組。
社内で受講のようでマスクを外せないのが残念だが。
来週の月曜日が3回目の最終日になる。頑張ろう!
そういえば来週火曜日27日は、東京都建築士事務所協会 青年部会主催セミナーで「天空率基礎講座」をやはりWebで語る事になった。
夕方6時頃から1時間程の持ち時間で語る事になった。
その様子は、次回お届けしたい。
比嘉ブログ講座を開始したい。
今回は、サポートセンターに届いた連担建築物設計制度質問に回答する形式で
「TP-PLANNER:BIM連動利用事例紹介」
と題して連担建築物設計制度をTP-PLANNER作成しBIM連動する計算の流れを紹介したい。
まず法文の確認から
法86条第86条 1の敷地とみなすこと等による制限の緩和
建築物の敷地又は建築物の敷地以外の土地で2以上のものが一団地を形成している場合において、当該一団地(*)内に建築される1又は2以上の構えを成す建築物(*)のうち、国土交通省令で定めるところにより、特定行政庁が当該1又は2以上の建築物の位置及び構造が安全上、防火上及び衛生上支障がないと認めるものに対する・・第56条第1項から第4項まで、第6項若しくは第7項、第56条の2第1項から第3項まで、**の適用については、当該一団地を当該1又は2以上の建築物の1の敷地とみなす。
連担建築物設計制度は、2以上の敷地を同一敷地内で一体とみなして接道義務、建蔽容積率、日影規制、高さ制限等をより合理的に緩和する手法だ。
東京某所を想定した連担用地情報
敷地面積約5500㎡、容積率500%の連担用地にホテル棟とオフィス棟を計画する場合の事例。
1)複数棟それぞれの階数および階高の設定に関して
連担ゆえ容積率、形態制限などは一体で行わなければならない。
本例のようにホテル棟とオフィス棟では階数・階高が異なる。
汎用BIMソフトでは、基本1棟単位で入力を行う為、建物モデルを別々に作成しホットリンクなどで重ね表示する事が一般的だと思われる。
TP-PLANNERでは座標系毎に階数・階高・建物配置基準軸が設定可能なため、それぞれ異なる建物を設定する事が可能だ。その為、容積率、形態制限を逐次確認する事が可能になる。
2)容積参入の可否を判断する「部屋種」テーブルを選択しプラン作成。
建物用途により床面積の容積参入の可否の異なりは、共有部において多い。 部屋種類」から配置ブロックを選択する事で現況の容積率さらにブロックパースが同時進行で作成チェックされる。
部屋種類」から配置ブロックを選択する事で現況の容積率さらにブロックパースが作成される。
最終の面積表はEXCELマクロに自動作成される。
尚、座標系毎の出力が可能な為、オフィス棟、ホテル棟、合成などが選択可能となる。
3)形態制限をプラン時に逐次チェック
この事例の場合4方向道路高さ制限が問題となる。令132 条が適用された道路高さ制限を確認する。
東西方向は後退距離が狭い為、最大幅員が適用される区域でもNG となる事がわかる。NG への対処は天空率解析のボタンをクリックする事で結果をグラフで表示する。
斜線チェックのメニューから任意の道路境界線をクリック指示すると高さ 令132条を考慮した斜線断面が表示される。
階高が最大となるオフィス棟の最大幅員側は、適用距離外に配置する事で高さ制限をかわしている様子。反対側6m道路側は道路中心10mの区域がNGとなる事が紺色で表示される。
東西方向は
最大幅員10mの2倍を超え道路中心10m内での断面はNGとなり10mを超えた最大幅員の区域もNGとなる。
4)天空率計算
道路高さ制限がNGの場合は天空率チェックの項で道路天空率計算を指定すると
連担の場合敷地内空地が単体より広めに確保する事が可能になる為に天空率によりクリアーする可能性がより大きくなる。
5)建具:躯体配置
単線プランで配置された部屋ブロックは、壁厚・仕上げ厚、そして床情報を有しており壁厚自動発生する。
部屋種でグループされたブロック毎に建具入力を行う事で効率的に配置される。
躯体は、通り心を設定する事で簡易構造計算で仮定断面が自動配置される。
その結果企画時におけるBIM情報が全て配置される事となる。
この事例の場合単線のブロックプランからこの状態までに要した時間は20分程度となる。
6)BIM連動
企画BIMTP-PLANNERは、当然ながら躯体、建具を有する為に
IFCファイル出力で他の汎用BIMソフトとの連動が可能だ。
これはBIMチェックソフトで利用されるBIMVisionで確認している様子。
建具、躯体に加えて外部階段が踏面込みで連動している事がわかる。
躯体、建具がBIIM情報として連動している事がわかる。
BIM連動としては、このようにIFCによる連携の他、アドインソフトを用意している為、TP-PLANNERによる用地情報も含めて連動する為に汎用BIM内のアドインメニューから日影、逆日影、天空率が可能になる。
以上がおおまかなTP-PLANNERによるBIMモデルの作成法。
今週は、ここまで次回までお元気で!