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REVITで企画設計を行う手法TP-Rlinkの話 3

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9月10日土曜日

今週まずはこの一枚から

大阪のセミナーの翌日立ち寄った京都大原。まさに日本の原風景。

 

 今朝は、早朝からリオパラ、陸上に水泳、柔道を応援。バタフライ日本の小山が片手、片足のみでバタフライに挑んだがこれがまるでその様に感じさせない力泳でスピードも速い。残念ながら5位に終わったが世界のレベルも高い。陸上車いすの5000mは、スピードは勿論、駆け引きが面白い。この競技は自転車と同様で健常者との境はない。樋口は決勝進出で期待したい。柔道は組み合って始まる為、ポイント差で逃げる事なく気持ちよい戦いが続いた。パラリンピック・・・見逃せない闘いが続く。

 

 錦織の全米オープン、Wowowのみの放送ゆえ見る事ができない。結局ブログネタを書きながら、Yahoo速報で5分おきに更新しながら応援。残念ながら負けってしまったが映像をみてないだけに当方の敗戦ショックも軽減された様だ。

 連敗はいかん勝ってほしい。1点のみでは不安だナ・・・。

 

 

 これは松葉ボタン越しの稲穂。稲の香りが懐かしいいなかの田圃のにおい。久々にのんびりした。

 

 さて今週の報告は火曜日に企業研修の1回目

 

 

朝9時半から6時までびっしり。長時間にも関わらず皆元気。土地情報から逆日影、プランニングからパース面積表まで終了。

 

翌日2日は午後1時半から天空率中心に実践解説。

終了は6時40分頃。皆自信のドヤ顔でパチリ。

 

木曜日にはオートデスクユニバーシティーに展示参加している為に状況を確認に出かけた。

 

 

大勢の参加でにぎやかな会で当方のブースでもまじめに応対している事を確認。

 

いかんダルビッシュが打たれた。7回95球で交代。まだいけるのに・・・ブツブツ。明日の田中マー君に期待しよう。おやイチローの試合は?イチローには今年100安打にもうすぐ到達期待している。

 

講座開始!

 

RevitとTP-PLANNERのシームレスな連携を可能にするTP-Rlinkによる企画設計の進め方を解説している。

 

 前回は、日影規制をかわすべくプランニング済みの建物ブロックを「串刺し編集」機能で上下階を一気にスパン割りを変更する方法を解説した。さらに右側の階段室を西側に移動し太陽高度内に収めて日影規制に関してはなんとか収める事ができた。

 

 

 さらに天空率を確認すると

 

 

東側部分の建築物がスパン割り変更により全体的に西側に60mm程移動した為にNG算定位置は4から1に減少した。

 

 今回はそのNG部分をクリアーする事から始める。

逆天空率など詳細に天空率をクリアーしたい場合天空率のエキスパートツール、SKY移動し行う。

 

 

 これは、日影規制、天空率の申請図を作成する場合の同様で「ファイル」「エクスポート」「TP-LAND/SKY転送」で行う。TP-SKYを起動し「ファイル」「TP-専用データ転送」から「TP-LIGHT建物インポート」を行いまず解析を行うと申請図のレベルで上図と同様にNG表示される。

 

 

 

NG区域のみを確認し検証すると

 

 

施行令第132条2項の区域で道路中心10mの区域で上側9m道路から2倍を超えた7.5m道路に面した区域である事が確認されるが敷地内空地は4m道路に面した部分となる。

 

 アイソメ図で確認すると

 

 

NG算定位置の正面部分が道路高さ制限を大きく超えている事がわかる。天空図を重ねてどの程度NGであるかを確認すると

 

 

破線で示した4m道路側の部分を逆天空率チャートでカットすると

 

 

右下角部(4画赤破線部)が大きく斜にカットされた。

さてその様にカットすると構造的に不都合がある。そもそも採光を考慮した為に段差状の専有室にした為に構造連携で柱割りを確認すると

 

 

右端の通り軸を考えると右下部を斜にカットするのは厳しい

 

 

 この様に右下隅部の柱位置は上下の通り軸を考慮したい。そこで右端のブロック全体をさらに左側に600移動する事により、後退距離を有利にし天空率をクリアーしたい。

 

 

赤表示された壁面位置を串刺し編集で西側に600移動し天空率計算を行うと

 

 

見事にクリアーした。

 

 さてスパン割りを上下階で狭めた為に容積率がかなり低下したと思われる。容積率を確認すると

 

 

 628㎡が未消化となっている。

日影規制の高層可能幅の専有の面積を確認すると(専有部を選択後「数」ボタンで確認)

 254.43㎡より高層部を11階から14階に3層加し北東部の1階部を駐車場に変えさらにスパン調整を行う。

 

残り可能面積0.41㎡、利用率99%。OK

 

念の為、日影チェックを行うと

 

高層幅ゆえ問題無し。高層部をあげた分隣地斜線がさらに厳しくなった

 

 

この通りだ。この敷地は地盤面が設計GLから2.5m上がっているが9階からNGだ。

隣地天空率の解析ボタンをクリックする。今回は「一の隣地方式」

 

 

問題なし。これでプラン確定!

 

・・・・と思い例題とはいえ条件を確認すると・・・あろう事か東京3種高度の対象地域である事を確認・・。マズイ!

 

 チェックするまでもないが

 

 

  逆斜線等高線および斜線断面図で確認すると 左下隅部がNG、さらに9m道路を起点とする高度斜線で12階以上は不可能である事がわかる。それで前回は11階どまりとしていたわけだ。

 

・・・・ いささか調子よい話だが 比嘉ブログ的には高度斜線を無視すると大変な事になるとの警告いましめとして受け止めて頂きたい。今回は北に面した道路が変形した3方向道路ゆえ高度斜線には注意を要する。この事の設定方法は解説に値する。 次回解説するとして今回は高度斜線は、無かった事として解説を進めたい。

 

 日影、天空率、そして容積率を可能範囲まで同時進行でクリアーできた。・・としょう。

さらにExcelマクロで面積表も同時進行で作成される。

 

 

今回は、Revit部が登場しなかったが次回はさらに構造連携により躯体を発生し建具配置を行うとRevit建物が作成される事を確認したい。もちろん特殊な高度斜線の起点の入力方法も解説したい。次回までお元気で!。

 

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