9月17日土曜日 曇り
本日から3連休。
今週、東京では曇りと雨のぐずついた天気。秋の長雨か?いよいよ夏も終わりかなと公園を散策すると
芙蓉の花が・・・
たしか・・さだまさしが「追伸」で
「撫子の花が咲きました。芙蓉の花は枯れたけどあなたがとても無口になった秋・・・」と歌っていたナ。芙蓉が満開に咲いているという事はまだ夏は続くのかナ。
夏は終わりかけるともったいない感じがする。ちょっと喜んだりして。
今週も早朝からボンジーヤ。なんといっても本日ラスト水泳の木村敬一選手。メダル4個の力泳今朝の200mメドレに至るまでの全力力泳は「ナンモイエネ・・」。感動の極み。
今回よりパラリンピック放送枠が拡大された事、比嘉が朝型人間である事が合わさりじっくり観戦できている。それぞれオリンピックゲームと異なるルール枠の中でレベルの高い競技力、ボッチャ、ラグビーもちろんテニスなどチームゲームの駆け引き、頭脳戦はルールがわかってくるとオリンピック同様・・面白い。今さらだがスポーツ観戦おたくの比嘉としては、4年ごとの観戦の楽しみが増えた事を喜んでいる。かつて日本はパラリンピックでは金メダル大国だったが他国の競技力が急激に上がっている事に危機感も覚えた。オリンピック同様に国をあげて強化して頂きたい。・・・・・金メダルがほしい!思わず本音が・・。
・・・大相撲が始まった・・・やめておこう。早く講座をすまして遊びにでかけるとしよう。
今週の活動報告から
今週月曜日はまず3回講習の最終日で来社されたTPユーザー個人教授から
最終日ゆえすべての疑問点を確認する事を行った。屈曲した路線からの用途堺を効率的に作成し複数用途を設定する方法。2項道路の設定の為の道路中心から2m幅で敷地形状を効率的に切断設定する方法などかなり実践的内容となった。このテクニックは比嘉ブログでも解説する事にしたい。
木曜日は、日影基礎講座。日程が通常の火曜日から変更になった事もあり参加者は1名。
計画系の情報収集、そしてリハビリを兼ねて再学習との事。この様な状況(どの様な?)では、力がはいった講座になる。手計算で逆日影を行う方法から逆日影チャートを使った効率的に日影規制による可能空間の算出方法をじっくり解説した。
比嘉ブログは天空率の情報で利用される方が多いと思われるが以外と「日影規制の話」の回から始まるシリーズが繰り返しクリックされている参照して頂きたい。ぜひ本講座にも参加あれ!
次回は天空率での参加おまちしております!。
TP-RlinkでRevitとTP-PLANNERを連携し企画設計を行う解説も4回目となった。前回、日影規制および天空率をかわす為に作成済みのプランデータを「串刺し編集機能」によりスパン長変更、および右棟屋の移動などを行なった。
さらに低下した容積率をUPする為に高層部を11階から14階に拡張し容積率は利用率99%まで上昇した。残り可能面積はわずかに0.41㎡。
その結果の日影規制は
問題なくクリアーした。高層幅には無限の高さが可能になる。(容積率制限内だが)
しかし西側入隅隣地斜線が大きくNG
隣地天空率でチェックを行うと
問題なくクリアーしている。
この場合、そもそも南側高層部に面した部分が隣地境界ゆえ採光斜線を考慮しなければならない。
採光斜線断面を表示してみると
住居系ゆえ有効採光距離7mを確保している。有効採光距離による空地は隣地天空率に有効に機能する。
隣地天空率は、敷地区分方式でもチェックしてみるが
この方式でも問題無し。クリアーしている事がわかる。
問題は、高度斜線がNGである事。高度斜線は条例ゆえ天空率による適用除外の対象にならない。今回は高度斜線の起点位置、敷地の北面の道路の反対側の形状が変則的な3方向道路になっており単に敷地境界情報では高度斜線の起点位置は、特定されない。
今回はこの様な場合の入力方法を解説したい。その結果はRevitにもそのまま反映される為にその連携状況も解説したい。
赤表示が高度斜線の起点位置となる。比嘉ブログではかつて「ロータリー交差点:高度斜線の入力法」
でも解説した。確認して頂きたい。
まずは、Revit内のTP-PLANNER連携メニューから「斜線・日影」をクリックすると
TP-PLANNERの入力画面に切り替わる。TP-PLANNERを終了した直後にはRevitに切り替わり同じデータおよび解析結果が共有される。
「入力」「共通データ」「属性線」で「斜線高度道路側線」を選択後連続線入力により高度斜線の起点をクリックし確定していく。
赤で表示された部分が高度斜線の対象となる。
計算種類を高度斜線のみチェックし道路、隣地は天空率で緩和する事とする。そして「北側/高度斜線属性線の「使用」チェックボックスをチェック後解析すると属性線入力された基線のみが高度斜線の起点対象となる。
結果は一瞬で出力される。TP-PLANNERおよびRevit両者の出力表現を比較してみよう。
まず鳥かご図、TP-PLANNERでは
建物と重ねると(3Dビュワーによる表現)
Revitに戻ると
この様に表現される。等高線は
Revitでは
さらに立体で等高線を表示する事も可能になる。
ブロック図は
3Dビュワーで建築物と重ねると
Revitでは
いずれも同等の表現を可能にしている。
これらの結果、高度斜線で完全にNGでありこの物件の高層部は11階が限度である事がわかる。
今回、講座開始より発散規制による逆日影、変形4方向道路の天空率そしてRevit連携などテーマが盛りだくさんになり高度斜線のチェックがおざなりになってしまった。
その様なミスをなくす為に計画の始めにボリュームを算出する際には「逆日影+高度斜線」の限界を確認したい。
まず先に高度斜線のみの限界ラインを算出しその等高線をガイドに日影規制において高層建築物が可能な位置を逆日影チャートで指定する。
逆日影チャートで高層可能幅を確認しているところだがその時点で高度斜線が厳しい事に気づくだろう。合成した結果の等高線は
逆日影による高層幅を北側9.5mの左端の隅切部からの高度斜線で高さ制限を受けている事がわかる。
鳥かご図では
この解析を事前に行うとプラン作成の際に表示可能な限界ラインを参照すると
11階では
左下部が高度斜線でNGとなる。この程度なら右端のGタイプにバルコニー位置を揃える事でなんとかなる。ただしその上階12階から3種高度斜線の影響で不可となる。設定した最上階14階では
構造的にも困難となる。
もっとも各高さ制限は斜線断面図で確認する事が重要で東京3種高度断面図を確認すると
12階以上が不可である事がわかる。
この事例は3年ほど前に作成した企画BIMガイドを参考に再度作成した。条件を多少変えているが、やはり3種高度で決まり11階どまりの計画である事がわかる。
参照して頂きたい。今回も長くなった、次回は今回変わったスパン割で「構造連携」により柱割のシミュレーションを行いその後、建具配置を行いRevit建物を作成する手法を解説したい。
次回までお元気で!3連休をお楽しみ下さい!。