9月24日土曜日
今週1週間雨続きの東京でした。
本日はちょっと事情によりこの一枚から
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これは赤坂Bb(ビーフラット)トランペットの仲間とのライブの日でして終了後にBIM講座を書こうと段取りしておりましたが演奏後の開放感からアルコールがすすんでしまいもはや講座どころではありません。
仲間との連絡はLineでやりとりしているのですが比嘉としては土曜日はブログの日と決めている事もあり演奏日は日曜日と思い込んでおりまして・・・。
その顛末を記録しておきます。金曜日の事です。
A氏「明日は1年で一番緊張する日ですができる限り楽しみたいと思います。皆さん楽しみましょう」。
B女史「練習したことが当日も出来る様に頑張ります。明日よろしくお願いします。」
C氏「明日は、早めにいってピアノの発表も聞きたいと思います。」
と明日(土曜日)との書き込みが多いので焦ってしまい、確認の為
比嘉「あの~みんな演奏会「明日頑張ろう・・」との書き込みがあるけど日曜日じゃなかったけ?気になり仕事どころでなくなっています。誰か確認の一報ちょうだい!」
と書き込んだら。
D氏「土曜日が正解」
E氏「明日は衝撃の「本番に比嘉さんいないないよぉ事件か?」
F女史「明日きて下さいネ譜面も忘れないで!」
かくて比嘉も間違いに気づき
「ドヒャー。えらいこっちゃ。でも大丈夫。皆さんありがとう。安心して仕事にお戻りください!」
と返信。感謝
で事無きをえました。昨年は譜面を忘れ騒動をひきおこしており仲間に助けてもらっています。・・・・・ライン便利に利用しております。
演奏の事はお気遣いなきよう・・・無事終了した事だけ報告しておきます。本日はここまでで宴会にもどります。
・・・・・11時過ぎに帰宅。先ほど宴会の途中アップしたのだがやはり長年の習性、講座の無い土曜日はクリープのない・・(最近みないコマーシャルだが)時間までできるだけ書いてみよう。
本日は企画BIM講座の最終回。
今回のシリーズは来週9月27日BIMセミナー「現場志向BIMを考えよう!」
で当方鈴木が実演解説を行う。まだ入場可能です。ぜひ早めのお申込みを頂ければと思います。基調講演は
施工BIMから生産性の向上を考える 講演者:前田建設工業株式会社
建築事業本部 建築技術部 TPM推進グループ グループ長
兼 技術研究所 ITシステム研究室 室長 曽根 巨充 氏
では企画BIM講座開始!
前回は変形敷地における高度斜線の入力法お計画時においてまず確認したい高度斜線と日影規制の可能空間。
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高度斜線も日影規制も適用除外できない規制。道路と隣地は天空率でクリアーする事を前提に計画を進める事が土地の有効活用には効率的だ。
その結果は
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さて今回の講座は、ブロックプランが作成された状態から建具配置、そして構造連携を行いRevit建物が作成されるまでを解説する。
尚、プランニングは前回解説した様に専用システムTP-PLANNERで行っている。
プランニングの際の階段室だが
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各パラメータを入力する事により階段室の形状が自動作成される。
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これが、躯体発生以後は、通常の階段室そして壁柱も自動配置される。プランの段階では日影あるいは天空率計算の際には保有する壁厚、仕上げ厚が考慮され解析される。
さてこれらのプランデータから躯体を構造を考慮した仮定断面を自動発生する事を解説したい。
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構造連携部材の項で「構造考慮発生」ボタンをクリックすると
通り心が自動配置されるなど、設定された仮定断面算出法にもとづき構造仮定断面が自動発生する。
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この様に自動発生するわけだが今回は、この発生の手順および編集方法を解説後、その仮定断面を考慮し建具配置しRevit建物が仕上がっていく手順で解説を進める。
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あと数分で土曜日も終わる。本日はここまでで続きは明日。
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9月25日日曜日早朝講座再開。
昨晩「構造考慮発生」ボタンをクリックする事で躯体が自動判断され上図のごとく配置される。
自動配置ゆえ上図のごとく構造設計者の判断が必要になるとおもわれる。自動発生した内容の変更法、などの解説を行う。
発生の際の積載荷重、コンクリート強度など構造計算に必要な初期値が設定されておりこれは連動するユニオンシステム社のSSシリーズ(現在3で順次7にも対応予定)に連動する。
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壁厚、床厚それぞれの仕上げ厚なども設定されている。
操作の手順は自動発生でない場合は「梁間方向別領域」「通り心候補」「構造体領域」の項目を設定する事で躯体を発生配置する。発生後任意の部材を指定しその部分のみ壁柱状に変更するなども可能だが今回は自動処理のみの解説を行う。
まずは「梁間方向別領域」
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プランから梁間方向を判断し上図の様に色分けされその区域が表示される。この判断がまず基本となる。
自動発生した柱位置を上図で確認すると南側棟バルコニー側で数の多い7層までの専有室の内側に配置されている事がわかる。
今回は
①高層棟のバルコニー側の位置で通り心を配置したい。凹んだ7層までの部分ではバルコニーの先端に柱位置を設定したい。
②①の設定の結果梁間方向が長くなるので途中に柱を配置したい事と西側棟との連動を考慮したい。
とすると下図の様に領域を拡大設定する。
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そしてそれぞれの梁間方向別の位置により柱符号、梁符号が設定される。その際発生方法が指定あるいは自動配置する柱サイズ、梁サイズの増加加減値が設定される。この部分は構造設計者のノウハウだと思われるが事前に構造設計者に設定してもらう必要があるだろう。
次に通り心だが
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通り心は自動配置されるが今回は西棟と南等を横断する位置に通り心を配置している。棟屋をまたぐ通り心を配置する際は「梁間方向」を重ねた位置に配置する事で両棟屋に設定が連動される。
柱の寄りは棟屋際外部の位置の柱は内側に自動で寄り設定される。任意に設定する際は「寄り設定」により任意設定する。このデータもSSシリーズに連動する。編集設定した内容で躯体を再発生すると
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この様に
①南棟バルコニー側の柱配置変更
②西棟の外廊下の外側の位置に柱が配置
③東棟縦長ブロックの中央部に通り心を設定し柱梁位置を設定。
躯体が決定したこの躯体位置を参考に建具を配置する事で建具と躯体の干渉をチェックしながら入力する事ができる。
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補助線化された赤表示の躯体を確認しながら入力する(目視だが)。壁位置でクリックすると壁心から開口面までの位置が数字で表示され配置変更が容易だ。
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これらの建具はrevit建物の建具となる。
上下の躯体位置を気にしなければならないのが1階のエントランス部だ
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容積調整で移動した壁位置により管理室の柱位置が窮屈にも思える。これらの事を事前に確認できる事は重要だ。建具配置の結果
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ほぼ建物データが完成する。このデータを今回は構造連携でSuperBuildSS3に連動する方法も解説すると構造連携でCSVもしくはSTB出力されたデータはSS3で変換読み込みする事により面倒な開口位置も建具位置から躯体とともに自動配置される。階段室の壁柱もラーメン外に配置されている。
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SS3データ化される。SS3で追加配置された小梁、片持ち梁そして解析された断面は柱符号とともにTP-PLANNERに再配置する事が可能になる。TP-PLANNERを企画設計時から意匠、構造担当者のコミュニケーションツールとして利用していただきたい。
そして再度TP-PLANNERに戻されたデータはそのままRevit建物として変換される。
変換されたRevit建物を確認しよう
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建具、躯体別にデータ連動を確認すると
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Revitの建具オブジェクトとして詳細な建具と化する。躯体は階段が作成される。
確認しよう。
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当然その結果でさらに日影計算
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そして天空率
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と解析が可能となる。念の為、解析の際建物形状は
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仕上げ部で包絡処理される。
これで企画BIMが完結される。これらの情報から概算積算を行う事うための詳細なデータなど従来より精度を高めた情報を得る事が可能となるだろう。ただし各社の仕様を盛り込むにはやはりカスタマイズが必要になりそれを可能にするのも企画BIMの役目。
以上5週にわたり解説してきた企画BIMシリーズもひとまず終了。
TP-PLANNERが日影、天空率などの解析ソフトのみではない事がおわかりいただければ幸い。
朝7時半となり無事終了。やれやれ来週から天空率で書きたい情報もでてきた。次回から再開したい。
どうやら昨日地区優勝を決めたレンジャーズのダルビッシュも勝ちそうだ。ホットしたところで眠気が・・・次回までお元気で!