4月24日土曜日は、若干寒い。
今週は、ほぼ夏日の1週間。
いよいよオリピックも残り3か月と迫った昨日・・。
3度目の緊急事態宣言発令。明日日曜日から始まる。
・・・オリンピック開催厳しいネ。
一方、秋開催のモーターショーは、早々に中止を発表した。
決断が速いネ・・・。
今さらながらだが、オリンピック組織委員会会長も民間人から選出してほしかった。元アスリートでオリンピアンの現会長は現役の頃から応援しているが、不規則発言が続きおやめになった政治がらみの前会長にはオウジョウした。
バッハ会長の「東京のCOVID-19感染状況はオリンピック開催に影響しない」発言は、完全にアウト。正体見えたり。
1964年以来のオリンピックファンで数々のオリンピック名勝負を語れる比嘉だが（アルコールが入った時）今回のコロナ禍での開催にはもはや無理だ。加えて開催期間の7月は天気予報によると猛暑らしい。
開催されてもワクチンの接種状況により各国の環境が違い公平な立場で競技参加が望めそうも無い。
・・・断腸の思いで開催反対かな・・・残念。
今週月曜日は、午後から先週に続き中堅設計者の為の講座。
予定時間より30分早く来社のやる気満々に比嘉も燃えた。
火曜日は、天空率で数々のケーススタディーで対処法を確認していただいた。
なんと3日目も30分早くの来社で開始！用地情報の入力からプラン面積表。さらに画地割までこなしていただいた。用地評価としては建物想定、画地割いずれも重要だ。かくて無事終了。
水曜日から9人参加の新人研修が始まった。
コロナ禍、自宅での研修が続き入社式以来の出社とか・。
さぞかし体力的にも大変だろうなどとは・・・一切お構いなくいつものテンションで建築企画設計をレクチャーさせていただいた。
初日は日影規制を基準法56条の２の解説とTP-PLANNER操作をリンクさせ実践解説。
2日目は高さ制限の変遷から問題点の指摘そして基準法56条7項
天空率追加の意味する事をいつもの魚眼レンズ模型を持参し解説。
＊初日に続きかつて講座を受けていただいた先輩が立ち寄ってくれた懐かしいのだがなんせマスク越し・・かつての講座風景の写真で新人時代の様子を再確認。皆元気で頑張っているようだ。
仕上げの最終日は、用地情報から逆日影、プラン、面積表、構造連携によるBIMモデルの作成まで一気にこなしていただいた。
皆、無事卒業！3日間お疲れ様でした。またお会いしましょう。
さて比嘉ブログ講座の時間だ。
今回は、新人研修の補講を兼ねて日影規制の申請図の作成法を解説したい。
ただし5月リーリースVer21でバージョンアップした内容の日影申請図の作成法だ。この解説による運用は2週ほどお待ちいただきたい。
TP-LAND「入力」項で用地情報（北緯：真北：敷地：用途地域：建物）入力終了後、（二十九）法台五十六状の二の規定が適用される建築物」の項「日影図」「日影形状算定表」「日影形状算定表」「平均地盤面算定表」に記載された内容に準じた形式で申請図を作成する事が可能になる。
「申請図」は、「日影申請図」と「日影付図」の2項で構成され
「計算」「計算条件」の項で「計算条件設定」ダイアログボックス内の
「申請図作成モード」のチェックボックスをONにする事で実行する。
今回は日影申請図を開設したい。
事例は、日影規制講座で入力した屋根伏せ図CAＤデータで「北緯」「真北」「敷地境界条件」「用途地域情報」「建物」入力済みとして
申請図を作成する事から解説する。
「計算」「計算条件設定」で行う
➊「計算」「計算条件」を選択し「計算条件設定」ダイアログボックスを開く。
❷「計算条件設定」ダイアログボックス「申請図作成モード」のチェックボックスをチェックし申請図作成モードに設定する。重要
❸「OK」ボタンを押下し「日影申請図」を作成可能にする。
申請図作成モードで時刻日影図計算を行う。
＊申請図を作成する為には、前項で記述した「申請図」モードで下記操作で日影計算を一式計算する。
➊「計算」「時刻日影」を選択し「時刻日影」ダイアログボックスを表示する。
❷「時刻日影」ダイアログボックス内「計算間隔」の項を30 分に設定する。
＊「建築基準法施行規則」では時刻日影計算間隔が一律30 分が要求される為。
❸「計算開始」ボタンを押下し時刻日影図を作図する。
＊通常計算時の時刻日影は、受影面が異なる場合でも1 枚の時刻日影図として受影面区域毎に区分し作成される。
一方、申請図においては、受影面が異なる場合、受影面事に作成される。
それらの条件が異なる時刻日影図を作成する為にここでの時刻日影計算が必要になる。
＊本例の場合、受影面はいずれも４ｍの為、一の時刻日影図が作成保存される。
申請図作成モードで等時間日影計算を行う
申請図作成モードで指定点日影計算を行う。
日影申請図設定を確認する
＊申請図の項目の内容を確認するには。
➊「申請図」「日影申請図」を選択し「日影申請図」ダイアログボックスを表示する。
配置図構成
❷「配置図」左側アイコンをクリックし構成を確認する。
配置図⇒配置詳細と配置図情報を含む。
配置図詳細図、配置図情報はそれぞれ単独で確認する事が可能。
アイコンをクリックすると「配置図」のみの表示に戻る。
時刻日影図
❸「時刻日影図」左側アイコンをクリックし構成を確認する。
計算高4000（近商（１）２種中高層（２）で受影面種分表示される。
＊受影面が異なる場合、その数分計算高が表記される。
右図は、近商と1 種低層受影面1500 ｍｍの場合。
⇒計算高 4000（＊＊）「計算高4000（＊＊）」左側アイコンをクリックし構成を確認する。
⇒時刻全体図
8 時から16 時までの時刻日影が表示される。
⇒時刻図面（08：00）
～
時刻図面（16：00）
指定時間事の申請資料を確認する事が可能。
❹「等時間日影図」左側アイコンをクリックし構成を確認する。
用途地域（日影時間）が異なる分計算高として区分され表示される。
⇒計算高 4000（＊＊）
「計算高4000（＊＊）」左側アイコンをクリックし構成を確認する。
等時間平面図⇒等時間線図
等時間計算条件⇒計算条件等
申請図の配置図を作成する手順
❺仮想図面使用複数ページ「仮想図面使用複数ページ」を指定する。
仮想図面とは、「配置図」を「配置図詳細図.Tdo」「配置図情報.Tdo」方位.Tdo」の３ファイルに区分されたファイルをを同時に表示する事により編集を容易にする機能。
❻「仮想図面を開く」
❺の操作後「仮想図面を開く」ボタンを押下する事で仮想図面が開き表示される。
❼仮想図面訂正モードで「配置図情報.Tdo」をクリックし選択
❽「配置図詳細図.Tdo」「配置図情報.Tdo」を移動しレイアウト
編集を行う。
同様に時刻日影全体図、時刻事に確認図、等時間日影図がが作成される。
尚、配置図詳細図以下各図面の寸法線および注記文字等の書き込み内容は、入力データから自動配置される。
時刻日影全体表示
時刻日影時間指定 8時の例
時刻日影時間指定 １６時の例
等時間日影と指定点日影バーチャート
本日も長くなったここまでとしょう。
来週からゴールデンウイーク。東京から出られないゴールデンウィークだが県境沿いかつかつ都内小旅行でもするか！
次回までお元気で！
