5月22日
本日も曇りの土曜日で若干肌寒い。
今週は雨の一週間。
雨降り花のヒルガオが元気だ。
花の写真を載せるわりに花の名前をよく知らない比嘉だが・・・
ひょっこり新聞記事で花検索アプリの「Green Snap」をみつけて早速インストール。同様のアプリは以前利用した事があるが今回の検索が優れた感じだ。できるだけ検索して名前を確認したい。
・・・・で早速の訂正だが前回掲載したこのおなじみの花はムラサキゴテン。早速修正しておいた。紫つゆ草なんて・・適当な名前で失礼しました。
名前知らずで「岩のすきまから可憐な小花」とした
この花はイモカタバミ。うん便利でいいぞ!花博士になれそうな気になってきた。
そして今週の花は
テイカカヅラ。名前の由来は歌人藤原定家にちなむらしい。
昨日金曜日、下流国民の比嘉にも待望のワクチン接種クーポンが届いた。講座が多いので早めに打ってもらうべくネット予約で万全を期したい。
今、公園はドクダミの花でいっぱい。ドクダミ茶は健康に良いらしい。
今週の講座から始めたい。
今週火曜日は、web天空率講座2前回のメンバーの参加で社内から自宅から参加いただいた。
この講座好評で次回分も埋まってしまった。関西の皆様の参加もお待ちしてます!。
昨日金曜日は東京都不動産鑑定士協会の講座補足編として
実際に操作をして建物想定を体験したい皆様が参加で開催。
全員無事用地情報入力から建物想定、面積表まで作成。
建物想定における形態制限日影規制、天空率のウエイトの高さも実感していただいた。
最後の記念写真の侍ジャパンのポーズ付けの最中のパチリ。・・・まいいか!またお会いしましょう。
講座開始!
前回から北側の最大幅員道路が青ハッチング部の歩道を含めた
ラッパ状の変形道路。
用地条件は
前回は天空率計算を実行
南側道路中心10mの区域で区域でNGになった
建物全体を北側に移動したいのだが日影をチェックすると
厳しい、道路上で3時間線が超えているが発散規制ラインでなんとかなる目論見。これが本日のテーマ
一方天空率は適後退距離を算出適用し
NG幅を狭めた後、逆天空率計算でバルコニー部をスリット状にカットする事でおさめる事ができた。
そこで今回は日影規制を解決する為にこの様な変形道路のみなし敷地の設定法を解説する事から始めたい。
1)日影規制ライン設定方法
日影規制ラインの考え方を基準法56条の二の3項に
第五十六条の二別表第四(い)欄の各項に掲げる地域*は*冬至日の真
太陽時による午前八時から午後四時まで*の間において、*平均地盤面か
らの高さ*水平面(*)に、敷地境界線からの水平距離が五メートルを超える範囲において、同表(に)欄の(一)、(二)又は(三)の号(同表の
三の項にあつては、(一)又は(二)の号)のうちから地方公共団体が*
条例で指定する号に掲げる時間以上日影となる部分を生じさせることのな
いものとしなければならない。*
2 同一の敷地内に二以上の建築物がある場合・・・
3 建築物の敷地が道路、川又は海その他これらに類するものに接する場
合、建築物の敷地とこれに接する隣地との高低差が著しい場合その他これ
らに類する特別の事情がある場合における第一項本文の規定の適用の緩和
に関する措置は、政令で定める。
道路が接する場合の措置は政令で定めると記述されその政令が
令135条の12で記述される。
( 日影による中高層の建築物の高さの制限の緩和)
第百三十五条の十二法第五十六条の二第三項の規定による
同条第一項本文の規定の適用の緩和に関する措置は、次の各号に定めるところによる。
一建築物の敷地が道路、水面、線路敷その他これらに類するものに接する場合においては、当該道路、水面、線路敷その他これらに類するものに接する敷地境界線は、当該道路、水面、線路敷その他これらに類するものの幅の二分の一だけ外側にあるものとみなす。ただし、当該道路、水面、線路敷その他これらに類するものの幅が十メートルを超えるときは、
当該道路、水面、線路敷その他これらに類するものの反対側の境界線から当該敷地の側に水平距離五メートルの線を敷地境界線とみなす。
と記述される。つまり道路幅が10m以内であれば半分まで10mを超えた場合道路の反対側の位置を日影規制ラインを作図する際の敷地形状とみなし(みなし敷地)そのラインから水平距離で5mの位置に5mラインされに5mの位置に10mラインが作図される。
日影の規制ラインを作図方法として閉鎖方式と発散方式がある。
東京都の安全条例を確認すると
と記述され国から示された道路上に日影規制線が設定されない発散方式を採用するが簡便法の閉塞方式も可とする。
これらはみなし敷地の形状が道路端部で異なる。
まずは
2)閉鎖方式のみなし敷地の作成方法と日影チェック
道路幅員を確認すると
TP-PLANNRでみなし敷地を作成する方法として「敷地」の道路境界線条件の項で敷地境界線から垂線を発した位置を起点とし反対側の
境界線までの距離を幅として反対側の位置を特定する方法がある。
1)-①敷地で道路反対側の位置を特定する。
今回は10m以内と10mを超える部分と北東側で混在する為道路幅入力を行う事でみなし敷地を自動発生し利用したい。
円弧で示す位置から北西側を入力する事は困難ゆえ指定された道路幅員の12mを入力して後でCAD的に編集する。
1)-②規制ラインを敷地条件から自動発生する。
規制ラインを自動発生すると「敷地」道路境界条件で入力した道路幅からみなし敷地が自動発生する。
青円弧部は、道路幅員10m以内と10mを超える境を自動処理されている事がわかるが赤円弧部は道路幅では正しく設定されない。
1)-③みなし敷地を編集修正する。
「入力」「みなし敷地」の項で「他のデータを変換して入力します」アイコン(貼り付けマーク)をクリックしダイアログにしたがい「はい」で自動発生したみなし敷地が取り込まれる。
*他別途CAD作成したみなし敷地をこの項に読み込み貼り付け処理する事でも設定が可能。
1)-④みなし敷地を編集する
1)-⑤規制ラインを再計算する
「計算」「規制ライン計算」「みなし境界使用」をチェックし「計算開始」で
④で修正編集したみなし敷地を使用して規制ラインが作図された。
1)-⑥日影チェックを行う
どうやら円弧で示す交差道路内に作図された閉鎖された10mラインを3時間線が超えているようだ。
そこで発散規制ラインの作図方法の解説といきたいところだが本日も長くなった結果のみお伝えして設定方法および検証方法は次回としたい。
発散規制ラインでは道路上に規制ラインは発生しない。
次回はさらに
このような左肩上がりの変形道路の発散規制ラインの設定法も解説したい。
次回までお元気で!