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接道しない道路の天空率

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8月21日土曜日

 雨上がりの公園を散策すると大ぶりの実がなっている木を発見。これは春に白い花が咲く、こぶしだ。こんな大きな実をつけるとは意外だ。食せるのか?ググったら食してはいけないらしい。・・だろうな・・若干不気味。


 東京では、今週から雨がおさまると同時に猛暑再び!暑すぎ。

 

・・・・・・おさまらないのが・・・言わずもがな・・コロナ感染拡大。去年の今頃、来年になればコロナもおさまり呑み会も再開すると思っていたのだが・・・いつになればおさまる事やら。

 

 木曜日には、われらの時代にはキーハンターの千葉真一がコロナに斃れた。ワクチン接種されてなかったようだ。高齢にみえない体躯でどこまで元気な人なんだろうと思っていたのだが・・・残念。  

 

  通勤時猛暑対策に帽子を購入。

帽子にコロナ禍必須のマスクとサングラスで会社向かうと怪しい感いっぱい・・・でサングラスはやめた。帽子でオリンピックの審判員の気分。沖縄復帰後初の特別国体(若夏国体)の帽子もこんな感じ。暑さ対策に十分役立っているのでお勧めだ。
 

 これは、会社エントランスのルリマツリ。南アフリカ原産らしい。

コロナ禍の今週・・良かったことといえば

甲子園が始まり沖縄勢・・沖縄尚学の初戦突破・・投手の当間の投げっぷりは、同じく沖縄出身の左腕オリックスの宮城を思わせる切れの良さ。この夏は期待したい。

 それとやはり大谷翔平の40号8勝目。コロナ禍の日本中がスカッとした一日になった。

 本日も、大谷を観戦しながらのブログタイム2打席目・・ライト前ヒット。

いいぞ今日もホームランを期待したい。

 

 休み明けの今週から講座も再開した。講座から始めたい。

火曜日は、西松建設不動産事業部の皆さん。今回は補講だが簡易プラン機能でプランを効率的に配置し逆日影結果で自動カットし用地評価する手法を解説。さらに斜線チェックでNGの際は天空率カットし面積表作成まで。皆さん多少夏休みボケ気味だったが無事終了。頑張れ~!

 

 水曜日はベテラン設計者3回目の講座は天空率中心。

 TP-PLANNER導入から2週間ほどだが、すでに用地情報から逆日影計算を行い詳細なプランまで10件以上の実案件をプランから面積表までこなされていた。嬉しい驚きと感動!。なにせ管理職が長く今までCADにはご縁がなかった方だ。最早TP-PLANNERの達人。 

TP-PLANNER開発者冥利に尽きる楽しい時間となった。 

 

さて夏休み明けの天空率講座を開始しよう!

 

事例2

接道していない隣地越しの4m道路を令132条を適用せずに単独で天空率のチェックをする場合の設定法。

 

 令132条が適用される事例1に加えて接道しない側の道路を単独で天空率チェックするように指導される事がある。

その際、前面道路が2以上ある場合、令132条が初期設定では、自動適用されるが、この例では令132条の適用を解除する指定法がポイントとなる。

 

 

1)「敷地」境界線条件の設定

①「道路幅」の入力

単独処理以外の敷地境界条件入力は、前回分を参考にしていただきたい。

 

今回の敷地と接しない道路は、CAD的に作図し「補助線」もしくは「属性線」の項に設定する。後ほど解説する「新天空率算定領域」で追加道路形状として設定する。

 

したがって東側は隣地境界線ゆえそれぞれを「隣地」として設定するだけだ。

 

2)用途地域入力

第2種住居地域で容積率200%で前回同様に設定する。

3)「建物」入力

 建物形状も今回は変更が無い為前回同様に設定する。

 

4)新天空率算定領域で道路高さ制限と算定基準線を発生する。

①「入力」「新天空率算定領域」T-Spaceを起動する。

 自動発生の項の「道路境界」は、「敷地」の道路境界線情報で道路反対側が特定できる場合に使用する。本例では道路反対側の境界線等を編集する為、「新天空率」「道路・一の隣地」を押下し「T-space」を起動する。

東側の追加道路以外の屈曲した道路境界線情報は前回を参照し設定する。

 

②当該敷地外の道路を追加する。

「前面道路編集」「道路追加」で「幅員」の項に追加する幅員(4m)を

設定し左回りの方向(A,Bの順)にドラッグするとその右側に4m道路が追加される。

A,Bで特定される幅で高さ制限が適用される為、A,Bともに境界線より多めに配置する。

 

③追加した4m道路の法適用(パラメータ)のチェック

今回の追加道路は、当該敷地と接していない為に南、西側道路と絡めて令132条を適用しない設定が「令132条適用外」

他に外壁後退距離の指定も行う事が可能だが今回は指定無しとする。

④道路高さ制限適合建築物発生

高さ制限種類「道路」を選択し「発生」ボタンをクリックする事で作業種類で設定された情報に基づき道路高さ制限適合建築物が自動発生する。(一瞬です。前回同様です)

 「出力」アイコンをクリックするとTP-SKYに戻り算定基準線が発生する。

 

*円弧で示す追加した4m道路は単独で発生する事がわかる。

 

5)算定基準線を発生し天空率計算を行う

①TP-SKYに戻る

②TP-SKYで算定基準線を確認

③天空率計算を行う

結果は、前回同様南側屈曲道路は計画建築物の幅が広がった分NGとなった。

 

④南側屈曲道路を逆天空率チャートで幅カットでクリアする。

 

南側の最大幅員の両端バルコニー部がカットされクリア。

 

⇒追加チェックした4m道路の検証を行う。

 

6)追加した4m道路天空率計算結果の検証

南側最大幅員7.5mと西側4m道路の2方向道路の令132条区域区分は前回解説ずみゆえ今回は東側追加した4m道路のみを検証したい。

 

①道路高さ制限適合建築物確認

 

後退距離無しで問題ない。

 

②後退距離変更と道路中心高を変更して検証

 

道路中心高がBMから-0.5m、0.75m、-1.2mまで傾斜している場合と

後退距離を敷地境界(隣地境界線)から計画建築物までの距離が2.305mに設定する方法と結果を検証してみたい。

 

②-1)T-spaceを起動し4)で設定した前回の条件を読み込む。

T-Spaceを起動し画面左上の「Tk」アイコンをクリックし「開く」き天空率ファイルから自動保存された「-current.tspc」を押下し「開く」で前回設定した条件が読み込まれる。

 

②-2)後退距離を2.305m変更設定する

「前面道路編集」を押下後、当該道路をクリックし選択し「パラメータ」項の外壁後退距離を2.305を入力する。

 

②-3)道路反対側の中心高-0.5m、-0.75m、-1.2mを設定する為に対象を「反対側境界線」に-0.75の位置に頂点を追加する。

②-4)頂点高さ付与

頂点が追加された「反対側境界線」が対象にされている状態で

「頂点への高さ付与」ボタンを押下し選択後「付与高さ」の項に変更する道路中心高を設定後、変更する頂点をクリックすると「付与高さ」で設定された高低差が変更される。

 

*高低差の入力は「反対側境界線」で「頂点への高さ付与」を行った場合「連続線複製」ボタンを押下する事で「現況反対側境界線」に自動設定される。

 

*道路高低差は道路中心高だが測定位置が「現況反対側境界線(算定基準線)」の位置に配置する為この項に高低差は付与されなければならない。

 

②-5)高さ適合建築物を発生する。

高低差および後退距離が変更された道路高さ制限適合建築物が発生した。今回は変更対象となる東側の境界線と接しない道路の検証のみを行いたい。

②-6)高低差確認

天空率計算時に「ポイント発生」のみを押下する事で確認が可能だ。

 BMからの高低差が各算定位置に適用されている事がわかる。

最北端の算定位置では高低差が1mを超える為(h-1)/2の緩和が適用される。

②-7)道路高さ制限適合建築物確認

道路面が下がっている事が算定位置の高さおよび高さ制限適合建築物の株には地盤が設定され道路高低差なりの立ち上がり形状になっている事を確認。

 

 さて大谷に甲子園・・・ここらで本日もおしまい。

次回までお元気で!コロナにはくれぐれもお気を付けください。・・hi

 

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