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高低差用地の天空率申請図作成手順。

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8月13日土曜日

 夏休暇中の東京は、台風の影響で雨模様で久々猛暑から解放されそうだ。

日本近海で発生した台風は上陸が早い。早めに備えなきゃ。・・

何をするわけでもないが・・・家で大谷の応援でもするか・。

 アカバナだが沖縄ではない。花好きのお隣の玄関で咲いているた。

 大谷といえば二けた勝利、二けたホームランを104年ぶりに達成した。例により昼休みにおにぎりをかじりながら応援した。

ホームラン付きでファンにはたまらん一日となった。

後半戦は、中5日での登板予定らしい。次回登板日まで休むことにした。

 今週11日は長崎に原爆が投下された日。

長崎市長田上市長の平和宣言が今年も心に染みた。

 

 今週の講座から始めたい。

夏休み前の今週は月曜日から午後3日間、デべユーザ-の新人の研修。

 毎度の事だが初日は日影規制。単に操作解説を行うわけではない。物件をTP-PLANNERで入力しながら基準法56条の2に記述された内容と目的を確認する。初日は手計算太陽高度による逆日影結果とTP-PLANNER逆日影チャートの結果が一致すると嬉しいが逆日影チャートは、さらに時間幅も考慮する為その分可能範囲が広がる事を確認。手計算と一致する分はうれしい。

 

 2日めは、天空率を模型を駆使し理解していただいた。

「敷地内の空地の分、高さ制限を超える事が可能になる。」これが天空率の基本。令132条を学習し問題なし。

慣れたところでポーズ変更、比嘉は今回慣れずで侍ジャパンのポーズとまじり中途半端となった。

 

 最終日は、用地情報からプランニングまでの連続処理。

日影、天空率、容積率を逐次チェックしプランが完成する流れをマスター。TP-PLANNERの手順に従い操作するとプランが完成する事を体験。追加で傾斜敷地で平均地盤算出し敷地内および道路高低差の入力手順および結果への影響を学習。

完璧です。あとは実践で頑張れ~!。

 

 夏休み中で恐縮だが天空率講座を開始したい。

先週は、下図で示す敷地内高低および道路高低差がある事例の天空率解析解析まで終了した。

 
建物TOP高は設計GL+33.5m。道路幅員は6m
 
 

 今回はTP-PLANNER(TP-SKY)の「申請図」作成機能を利用し申請図を作成する手順を解説したい。

詳細解説は「天空率建築確認申請図作成」参照していただくとしてここでは自動作成の項目および流れを解説したい。

 

1)天空率付図
①天空率配置図
A:「天空率配置図」
 高さの表記は全て地盤面(平均GL)面基準で表記される。建物部の青字「斜」は高さ制限適合建築物、黒字は計画建築物のGLからの高さで表記される。
 
B:「天空率計算結果表」
天空率申請図の位置確認票などの詳細は天空率近接点のP1のみを行えば良い事を確認。
②天空図一覧表
本例の場合区域1で全算定位置が15ポイント、列数3、行数3で
1ページに9ポイント表示し2ページにわたる指定をしたい。
結果
1ページ目
右上の天空図一覧ダイアログ内のページ番号で1を指定。
 
2ページ目
 
2)天空率近接点確認図
①近接点位置確認表と2面立面図とパースを自動作成する手順
-1)「申請図」「天空率近接点確認図」を押下し「天空率近接点確認図設定」ダイアログを開く。
 
-2)「近接点」ボタンを押下すると全区域それぞれの近接点を算出しダイアログ内に表記する。
*本例では1区域でP1が近接点ゆえP1における申請資料を作成する。
 
-3)図面レイアウト転送「全ポイント」を押下し図面1(位置確認表)、図面2(立面およびパース)を自動作成される。
 
②道路高さ制限適合建築物位置確認表確認「図面1」
-1)位置確認表は「図面1」ファイルに自動作成保存されている為選択する。
 
-2)自動保存された「図面1」を開く為「転送済ファイルを開く」ボタンをクリックし開く。
自動作成された位置確認表が
「三斜求積図」「三斜求積表」「位置確認図」「位置確認表」「真北」が区分されて表記されている。
 項目ごとに選択し(上図では三斜求積図を選択)右ボタンメニューから「プロパティー」「割付ファイル編集」で加筆修正する事が可能。「スペースバー」を押下すると
枠線表記が解除されそのままプリントアウトするかエクスポートでDXF,DWG,JWWファイルに書き出し編集することも可能。
 
-3)立面図およびパースは「図面2」に自動作成されている。
 
正面立面図、左側面立面図、パース図の3面がレイアウトされている。立面図の左側には算定位置基準の高さ表記、右側にはGL(地盤面)からの高さが表記される。
パースのアングルは事前に指定する事も可能だ。
 
③計画建築物位置確認表確認「図面1」
操作は計画建築物を指定し②同様に行う
-1)位置確認表は「図面1」ファイルに自動作成保存されている為選択する。
-2)立面図およびパースは「図面2」に自動作成されている。
3)天空率判定表
「判定表」は、2)の近接点確認図を道路高さ制限適合建築物、計画建築物を確認後に行います。
*三斜求積は、安全差分が要求されます。安全差分を確保する為、三斜求積図を調整することも可能です。(通常自動処理)
 三斜求積図を「位置確認表」「図面1」「三斜求積図」で個別に表示後右ボタンメニューで図面レイアウトで三斜求積の精度および分割角度を変更(10度以内が原則)する等で調整可。
 
判定表は「天空率付図」「天空図一覧表」で指定する。
列数と行数で表示規模を調整し「近接点のみ」「判定」をチェックし「OK」で自動作成される。
適合建築物「積分法」天空率が「三斜法」天空率より小さく、
計画建築物「積分法」天空率が「三斜求法」天空率より大きい事が条件で
三斜法計画建築物天空率が適合建築物三斜法天空率より大きい場合に「OK」の判定となる。
 
 傾斜地シリーズも申請図作成で終了。傾斜地は設定考え方が煩雑になるのでTP-PLANNERの操作の流れにしたがい処理する事で間違いの抑制となる。ぜひご利用いただきたい。
 
 本日も長くなった夏休みをお楽しみください。
次回までお元気で!
 
 
比嘉ブログ


 


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