9月3日土曜日、社では年賀状の宛先確認が始まった。はやいよ~。
大型台風が接近しその影響で東京も昨日昼までは雨。
宮古島、石垣への影響が心配だ。
かつて台風はフィリピン沖など東南アジア発が多かったのだが今回の11号も日本近海で発生し迷走しているのだが大型だ。
日本近海でかつての東南アジア並みに温暖化がすすんだ証。
気候変動の影響で一頃の台風と大きく違う。
沖縄にいたころは台風も生活の一部で恵みの雨をもたらし
海水をかき混ぜる事で海水温度を下げサンゴの白化防止にもなるとの事だったが・・。こうも連続し記録的強風が続くと猛暑同様警戒が必要だ。
大谷翔平がそろそろ登場する。今頃になってエンゼルスが勝ちだしヤンキースにまで勝ち越した。本日から強敵アストロズ戦だ。しかも明日は登板予定日・ファンにはたまらん週末になる。
今週はWeb講習
火曜日は天空率基礎講座2
前回天空率基礎講座1で理論と道路天空率一般を受講いただいたので2では行止り道路の高さ制限の考え方を学習後実践で確認。
隣地天空率実践から敷地内高低差の事例では平均地盤の算定法
最後に申請図作成のガイダンスまでの盛りだくさんで終了。
日影講座も来月から始まりますのでご参加のほどよろしく!
水曜日はプランニング(建物想定)のWeb講座。
2名で参加。日影規制、天空率受講者のお二人。
用地情報の入力から逆日影計算、逆斜線で等高線を算出しそれをガイドにプランニンングを実践で作成していただいた。最後に容積率を限界まで追求したプランを完成し面積表作成まで。
無事卒業で後は実践で頑張れ~!。
天空率講座を開始したい。
前回は敷地外で屈曲した2方向道路の設定区分法を解説した。
今回は、
青円弧で示す敷地と接道しない行止り道路の入力法から解析、区分の検証を行いたい。
今回の事例は敷地と接道しないが道路反対側から適用距離内にある為天空率もチェックしなければならない。
道路中心高の高低差があり屈曲している行止り道路だ。
このような敷地と接道しない道路も「新天空率算定領域」の
T-SPACEで行う。
*基本入力は、「敷地外屈曲道路天空率解析3例」もしくは、新天空率エンジン解説書を参照してただきたい。
1)Tspaceで変形道路を入力する
*T-SPACEでは、敷地入力の境界条件で入力できない敷地外で変形した道路形状等を正確に入力し適合建築物を自動作成するツールだが事前に変形した道路形状をCAD作成し「補助線」設定する必要がある。
①T-spaceを起動する
②「発生」ボタンで「敷地」の境界条件で入力した道路形状を自動発生する。
③敷地外4m道路円弧部の敷地外道路形状入力
最大幅員北側端も結果に影響しないが見栄えの為、それぞれ延長した。
ここまでは、前回と同様。
2)接道しない4m道路を追加入力する方法
①「道路追加」ボタンを押下し幅員を設定後入力する。
道路は2点クリックで作成されるが進行方向右側に設定した道路幅員が設定される。「外壁後退」の項で任意の後退距離を入力する。
②作成された道路を選択した状態で「前面道路編集」で「対象」の項から「反対側境界線」「現況反対側境界線」「中心線」「境界線」を「頂点追加」モードでCAD作図された線分にスナップし変更する。
③行止り道路部を追加する。
追加した道路を選択しピンク色に設定した状態で「行止追加」ボタンを押下後、行止り部を2点クリックする。この場合も進行方向右側が行止り道路になる事が設定される。
さらに道路高さ制限適合建築物の範囲が敷地全体に適用されるよう青円弧で記した道路の始点側をさらに東側に延長移動する。
A端をB端まで延長する事で適合建築物端部発生位置を変更する。「反対側境界線」は道路高さ制限が発生する起点を意味する。
④道路中心高を設定する。
道路中心高は、道路中心線の位置で測定されるが、その高低差は
道路の反対側の測定線に適用され道路高さ制限の起点となる為
T-spaceの入力では「反対側境界線」を選択し行う。
公園あるいは道路が付属する場合は算定位置と起点が異なる為、「現況反対側境界線(算定基準線)」の項で入力する事で適合建築物の起点と算定位置の高低差を区分する事も可能となる。
「付与高さ」を入力後、「頂点への高さ付与」ボタンを押下後、反対側境界点上をクリックし設定する。
高さ勾配が異なる位置は「頂点追加」で頂点を追加後入力する。
⑤令132条適用外と後退距離の確認
今回の場合、接道しない為令132条の適用外となる為
「令132条適用外」のチェックボタンをクリックする。
3)道路高さ制限適合建築物の発生から
高さ制限種類の項で「道路」ボタンを押下すると「基礎情報」で設定された情報に基づき敷地外道路も含めた全区域が自動発生する。さらに「出力」ボタンでTP-SKYに移動し
「現況反対側道路境界線(算定基準線)」情報から算定基準線が発生する。
4)天空率計算実行
令132条区域最大2、道路中心1 に加えて敷地外行止り道路の区域1の合計4区域全てクリアしている事がわかる。
「天空率表示」を解除し「同時計算グループ」の4が敷地外道路の区域となる。
今回は敷地外行止り道路の区域のみを検証したい。
5)敷地外行止り道路検証
*検証は「図法」「天空率算定チャート図」で近接点を指定し行う。
行止り道路幅員4m、後退距離2m⇒行止り道路反対側境界線から2m後退した位置を起点に適用距離20mで区分される。
行止り部に面した区域では前回同様行止り端隅部から
20mー(4m+2m)=14m半径で適用する。
隅部端部の算定位置は
P52(差2.288%,斜80.997%,計83.285% GL-300)
P52における断面図は
-300mmの位置を起点に後退距離2mで適用距離20mで区分を確認。
このところサポートセンターに寄せられる質問も変形敷地が多くなった。変形敷地の天空率解析は大好物だ。
来週も連絡をお待ちしております。
次回までお元気で!