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規制ラインで用途区分される日影規制クリア法 

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9月24日先週に続き中3日で今週末も3連休。

 東京は、これまた先週に続き台風の影響で連日雨。遠出もままならず。

 

 どうも世情がよろしくない。プーチンの戦争のみならず国内も霊感商法・円安物価高・等々紙面におさまらないのでやめとくが。

 

 明るい話題をスポーツに求めたい。

ヤクルト村上が王選手に並んだ。

 王選手のホームラン記録が1964年東京オリンピックの年。

その2年前から長嶋に続きホームラン王は当たり前に王貞治の時代。その後田淵、山本浩二そして掛布か・・・。

そうそうたるホームランバッターだ。

 でも村上・歴代ホームラン王に負けてないね・・あの下半身の安定感は並みの練習ではあそこまでならない。王さんに並ぶことよりバレンティンの60本をぬかしてほしい!

 

 昨日は、W杯女子バスケット予選リーグ2戦目セルビア戦を観戦。惜しくも負けたがリーグ戦だまだある。明日のカナダ戦も応援だ。

 

 テストマッチながらサッカー昨晩のアメリカ戦の完勝。

鎌田、三苫薫イイネ!。できすぎで本番に気を抜かないよう頑張れ!

 

 そしてさきほどまでの大谷の雨中の登板。

雨で最悪のコンデションの中、失点2で6回無死満塁での降板は負け試合を覚悟したが・・思いのほかリリーフ陣が好投した。

降板後は、自らのバットで追加タイムリーヒットで14勝目。

万歳!本日もよく眠れそうだ!。

 明日の朝は8時からの放送のようだ。連休中の朝は大谷から始まる。

 比嘉ブログ講座を開始したい。

前回から、敷地外で異なる日影規制クリア法の解説を始めた。

前回は

 

事例1

この事例を3D日影チャートに表示された可能高さ幅に建物形状変更する事でクリアする方法を解説した。

3Dチャートで指定点を指定すると可能高さと幅が表示される。建物形状変更すると

2時間規制に対して1時間59分、1分のクリアランスで解決した。

 

 今回は事例2の解説を行いたい。

事例2

 この事例は用途境界線が東側の5mラインと一致した位置にある。

 南北方向で用途地域が西側が準住居で5/3、東側が商業地域で日影規制が無い。

 この例では5mラインを超えた位置で5時間線が規制ラインを超えている。一見日影規制の無い商業地域側の等時間線が問題ないように思ってしまう。

 これも別表4で確認したい。

 

 別表4の記述された5時間の規制は赤下線で示すように敷地境界線から5mを超える範囲で10m以内、つまり5mラインから10mライン間で5時間「以上日影となる部分を生じさせることのないものとしなければならない。」と記述される。

 5時間線が5mラインをこえている事よりNG。

前回同様解決の手順を解説したい。

 

北緯:真北:敷地境界条件:建物情報は入力済みとし用途地域の入力から行う。

1)用途地域入力

①連続線(ポリライン)で5mラインと南北に延びる線分を連続線で作図する。

 

 この事例の場合5m用ラインが用途境界線の一部となる為、事前に自動作図した規制ラインを図面レイアウト(TP-PLANNER汎用CAD機能)で抜き取り連続線化しインポートすると効率的だ。

 JWCADなど連続線が作図できない場合は「補助線モード」で抽出された用途境界線の一部を選択し「合成・接続」「合成」でポリライン化する事が可能になる。

 

②用途地域を準住居地域で1区域設定後、「連続線切断」で用途境線で区分する。

 

「準住居地域」を設定後、区域内を押下し選択後「切断」「連続線切断」を選択し①で作成した用途境線をクリックし用途地域を2の区域に区分する。

②商業地域を設定する。

 連続線切断された東側の区域を選択し「商業地域」に設定する。

 

 その際、商業地域側の日影規制を「無し」設定とすると規制時間が特定されない為、等時間線が作図されない。

 

 その為通常モードの場合「日影規制の適用」を「有り」に設定し規制時間を準住居同様に5/3に設定する。

 

*「計算条件」ダイアログ内で「申請図」モードに設定すると商業地域側も等時間日影が作図される。

 

2)時刻日影:等時間日影を作成する。

5m用途境界線を5時間線が越えておりNGを確認。

 

3)NG部を「3D日影チャート」でクリアする手順

①NG部を「指定点日影」で日影時間を算出する。

NG部をドラッグ後「規制ライン5m」をチェックしポイント間隔を設定確認し「ポイント発生」を行うとドラッグ指定したエリアの指定点が発生する。

 「計算開始」ボタンを押下すると指定点にNG赤表示で時間が表示される。P12で5時間46分。46分のNGのようだ。

 

②「入力」「建物」に移動し右ボタンメニューから「3D日影チャート」を起動する。

③ポイント番号を移動しチャートに表示された可能高さと幅を確認し最もカット幅の大きな位置で「補助線転送」ボタンを押下する。

ポイント番号を移動すると(キーボードの↑↓を推奨)拡大図で確認できるように可能高さとカット幅を赤表示する。

最も厳しい幅(広い幅)が確定したら「補助線転送」ボタンを押下すると補助線として転送される。

この場合の可能高さは13m。

 

④さらにポイントを移動し可能高さを確認

5mラインの屈曲した位置の太陽高度が最も厳しく10.43mを表示。10mで確定。

 

⑤「補助線」で垂線で住戸境界を確定し建物を切断し可能高さに設定する。

 ダイアログボックス内の「全ポイント再計算」でカットした建物で指定点日影が再計算される。

 結果は最も厳しいP12で4時間59分1分のクリアランスでクリアしている事を確認。

 

この場合には可能高さを最も厳しい高さで一率低く設定する方法。

 

④時刻日影計算:等時間日影計算でクリアを確認。


5時間規制線で4時間59分でクリアした事がわかる。

 

⑤P12から半天空図で太陽の軌跡と建物の重なりから日影時間の詳細を確認する。

「図法」「半天空図」を選択しダイアログ内で視点番号を指定すると

11時1分から18時までの日影の時間幅で確定している事がわかる。その際A、Bいずれかの高さを太陽高度以下に低くする事でクリアする事がわかるがB側は

赤枠で示した部分で3時間規制に対して2時間59分で1分のクリアランスの状態。

太陽高度内に納めておりB部に関しては現状のまま。

 

ところで逆日影計算を行うと

逆日影計算ブロックで等時間日影図を作成すると

5m規制ラインぎりぎりに収まる事がわかる。

中央部は有効採光距離を確保すれば低層にする必要がないようだ。

逆日影計算は次回詳細解説したい。

3連休をお楽しみ下さい。

 

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