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規制ラインが用途境の入力法詳細と逆日影計算

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 10月1日東京は、いつ以来だろうか・・?快晴の土曜日。

 朝の陽ざしは真夏のようで強烈だ。学生の頃、10月の東京は秋のイメージだったが沖縄の10月とさほど変わらなくなった・・・温暖化だ。

 ブログを書こうとWebを起動すると「アントニオ猪木死去」のニュースが目に入った。小学生の頃、プロレス好きの比嘉には猪木のデビューは、衝撃だった。それまでのプロレスのスピード、スケールを超えて、技といえばデストロイヤーの4文字固め、吉村道明のキーロックなど寝技だったのが猪木は、コブラツイストやら卍固めなど・・どんな劣勢でも一気にその派手な立技で勝利するレスリングはチムドンドンものだった。

 小学生の頃、プロレス好きの仲間(たけし)と授業の合間15分の休憩時間に技の掛け合いに夢中になり授業開始時間を忘れてしまった事まで思い出してしまった。・・合掌。

猪木とモハメッドアリ世紀の一戦の頃プロレス熱も冷めた。

 昨日の大谷翔平の8イニング2アウトまでのノーヒットノーランは、昼休み会議室のTVでおにぎり2個を食しながら応援した。午後は緊急休みを30分確保し応援した。15勝14試合連続ヒット・・(おっと本日も初打席でいきなりヒットで15試合連続ヒットだ。イイネ!)

 

 比嘉ブログ講座を開始したい。

前回は、用途境界線が5mラインで区分される事例の日影規制のクリア法を中心に解説した。

事例は用途境界線が

円弧状に屈曲した南北方向の境界線でこの用途地域境界線が日影規制5mラインと一致する事例

3D日影チャートを使用しNG部をクリアする手法まで解説した。

 

 今回は、その規制ラインと一致する連続線の用途境界線の詳細な区分法を解説してほしいとのリクエストがあったので

いささかTP-PLANNERユーザを対象にした解説となるが

TP-PLANNERユーザーの皆さんは参考にしていただきたい。

 

*以下の解説は、「入力」モードで「北緯」「真北」「敷地」「建物入力」を終了後,「用途地域」の設定から行う。

 

1)5mラインを用途境界線に変更する手順

①日影規制のある用途地域を1地域設定し規制ラインを作図する。(本例では準住居地域)を登録する。

 

②「計算モード」で規制ラインを作図する。

③「図面レイアウト」モードに移動する。

図面レイアウトとはTP-PLANNER汎用CAD部

 

規制ラインが作図されたキャンパス上で右ボタンを押下し右ボタンメニュー(コンテキストメニュー)から「図面レイアウト出力」を選択すると

 図面レイアウト(汎用CADモード)にTP-LANDキャンパス上の作図内容がそのまま2次元CADデータとして表示再現される。

 

 図面レイアウトでは2次元CAD化しておりTP-LANDのレイヤを保持しており編集が容易に行える。

*A,Bで示す直線部はTP-LAND上に作図済みとします。

 

④AからB間の5mラインのみを抽出する方法

-1)画面上側にある「データ訂正:矢印」「同一要素全選択:いもづる」「選択要素抽出:スポイント」3アイコンを押下し選択後

A,Bライン5mラインの順に選択する。画面下側には、5mラインのレイヤ名「規制5m」が抽出され表示される。

 

-2)オセロ状の選択反転ボタン(赤枠)をクリックすると規制ライン5mとA,B以外が選択され赤表示される。

 

-3)「DEL」キーもしくは消しゴムアイコンで5mライン、A,B以外の線分を削除する。

 

⑤5mラインの不要な部分をドラッグ選択し削除する。

 用途境線のみを残す為それ以外の線分を「Shift」キーを押下しながらドラッグし全選択後「DEL」キーで削除。もしくは選択しては「DEL」キーで削除を繰り返し用途境界線のみを選択する。

*円弧部が多角近似線で構成される為、ドラッグし選択する事が効率的。

*尚この時点でこの線分は連続線(ポリライン)にはなっておらず次項のTP-LAND補助線モードで連続線化する。

 

⑥用途境界線を保存し終了しTP-LANDに戻る。

 「ファイル」から「アプリケーションの終了」を選択するとデータを保存するかの問いが出現する為、ファイル名を「用途境界線」等で設定し「保存」ボタンで終了と同時にTP-LAND直前の状態に戻る。

*「保存」の場合は図面レイアウトファイル「.Tdo」で保存され「エクスポート」でJWW,DXF,DWG保存が可能になる。

*ファイルの保存先はプロジェクト管理されたおり保存する先は変更する必要はない。

*「図面レイアウト」はTP-PLANNERすべてのキャンバス上で右ボタンをクリックし自動作図された線分あるいは文字を編集する事が可能になる。出力前に加筆編集したい場合に利用する。図面レイアウトからのプリントあるいはPDF出力も可能。

 

2)「用途境界線」をインポートし連続線に変更する

 

①図面レイアウトで作成保存された「用途境界線」ファイルをインポートする。

「ファイル」「図面レイアウトファイル読み込み」を行う。

 

 ファイルを開くとプロジェクト管理されている為、図面レイアウトで保存したデータが表示されファイル場所を探す必要が無い。

 読み込まれた「図面レイアウト」ファイルは「補助線」モードに自動設定される。

 

②補助線モード「用途境界線」を連続線に変換する。

 補助線モードで「用途境界線」をドラッグし選択し右ボタンメニューから「合成・接続」「合成」を押下する。

線分合成設定ダイアログで「スナップ距離」の確認には2mm程度に設定する事で多角近似円の線分の連続線化を確実に行う事が可能になる。(推奨)

 

JWCADなど連続線が作図できない場合は「補助線モード」で抽出された用途境界線の一部を選択し「合成・接続」「合成」でポリライン化する事が可能になる。

 

3)用途地域連続線切断と商業地域の設定

①用途地域設定された準住居地域を選択し「連続線切断」で用途境線で区分する。

 

 区域内を押下し選択後「切断」「連続線切断」を選択し①で作成した用途境線をクリックし用途地域を2の区域に区分する。

 

②商業地域を設定する。

 連続線切断された東側の区域を選択し「商業地域」に設定する。

 前回、等時間線を作成する目的で5/3設定したが逆日影計算の場合は、その規制時間の影響を受ける為、日影規制は無しに設定する。

 

 これで逆日影計算を行うとなるが本日も長くなったここまでとしよう。次回までお元気で!

 

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