7月8日土曜日
通勤途中の公園の側道に寄り添うように2輪のヒルガオ。
帰宅時には雑草とともに刈り取り処理されそこにいない。・・・残念。
九州北部地区の記録的豪雨は被害が状況がわかるにつれひどいが拡大しない事を願いたい。毎年の様に続く記録的豪雨は、やはり温暖化の影響だろうか?。
木曜日に所要で西葛西から高田馬場まで車で移動したが、途中大手町あたりで空が真っ暗になったと思ったら集中豪雨でワイパーが効かないほどの大雨、ゲリラ豪雨だ。
亜熱帯沖縄ではよくあるスコールだがこのところの東京の夏の暑さは熱帯化が始まった感じだ。大手町あたりの豪雨は高田馬場では何事もなかったかの様に快晴。この事を沖縄では「カタブイ」という。これも最近の東京の夏の風物詩になりつつある。
今週は、久々講座のない1週間。気管支炎がまだわずかにおさまらないがナレーション入りのムービー作成を行った。ユーザー会で配布が目的。比嘉ブログでも公開中だが。
そう今回はユーザー会の案内から
詳細は下記案内をクリックし確認しお申込み下さい。
今回比嘉は、ログでも人気の逆日影計算の有効利用法を解説する。参加をお待ちしています。今年もおまけがいっぱいだ
TPユーザーは企画設計者が多くぎりぎりまで予定に追われるようで出足は悪いが直前に一気に定員に達してしまうので早めのお申込みをお忘れなきようお願いします。
さて若干早めだがムービーが長い。講座を開始したい。
前回は時刻日影図から等時間線を読み取る手法を解説した。
その結果
8時枠、16時枠の中でそれぞれ赤で塗られた部分が日影規制を超えている事がわかった。
今回は、その日影規制を超えた部分をクリアすべく影の長さから可能高さ(建物高)を逆算する手法、つまり逆日影計算を解説したい。
今回もムービーで語りながら解説を進めたい。
ただしこの解説は「手計算で逆日影を行う方法」の回でも解説した。
その部分からポイントも転載する事としよう。
ポイント
①影の計算式を「日影規制基礎講座」の比嘉作成のテキストを参照し解説したい。
まずは影の長さは下図とともに影の公式で表現される。
影の長さL=(h-受影面)×倍率で表現できる事がわかった。
この計算式における不明な項目の解説から始める。今回受影面は4mゆえL=(H-4)×倍率となる。
②倍率とは?
倍率は上図ではL"で表現されているが任意の時間における、単位棒(1m)の影の長さの事。影の長さは太陽の位置で確定し、L"も太陽の位置で確定する。その太陽の位置は時間で確定する為、北緯、時間により定数として存在する。日影規制の申請図でも倍率表を添付する様にその行政の指定する北緯で確定する。
東京北緯36度における倍率表は概ね下図の様に規定される。
今回NGとなる8時側3時間の11時、および16時側の13時の倍率はいずれも1.813倍となる。
③影の長さLとカット幅は時刻日影図からCAD的に測定すれば良い
逆算された結果で建物をカットし高さ変更すると
そして日影計算で精度を確認すると
規制ラインいっぱいでおさまりお見事となる。
まずはここまでの解説をムービーで確認。
今回はさらにパーフェクトと思われた手計算による逆日影計算だがこれをさらにTP-PLANNERで逆日影計算を行った結果と比較すると
どうやら日影規制は太陽高度内に建物高さを設定し規制ラインを超えないように設定するだけではすまない事がわかった。
ではさらに何を考えればよいのだろうか?
次回へと続く。
大阪の皆さんユーザー会でお会いしましょう。来週までお元気で!