7月15日土曜日早朝。
本日は予定がいっぱい。
先程ウィンブルドン、フェデラーの完勝を確認した直後のブログタイム。
パチリとするとご主人らしき方がお帰り。あやしい者では、無いとばかりのにこりににこりで返していただいた。
昨日は、大阪でのユーザー会。
猛暑の中かけつけていただいた皆さまに感謝。
今週の講習は、デべの皆さんの天空率講習会。
天空率はお伝えしたい情報がいっぱいだ。この回もつい時間超過。3方向の行き止まり道路で道路天空率おしまい。お疲れ様でした。次はプランニングと日影、天空、容積消化を同時進行で行うプラン講座だ頑張ろう。
さてブログ講座始めよう!
前回は影の計算式 L=(h-4)×倍率から可能高さを逆算する方法。
つまり太陽高度内に建物高を設定し日影規制を手計算でクリアーする方法を学習した。
その結果可能な建物高が算出され当初6階で想定した建物は
西側が4階、5階にカットされ東側は5階部がカットされた。
その結果を日影図で確認すると
10m規制ラインいっぱいに3時間日影が収まっている。
パーフェクトと思われた結果だがTP-PLANNER逆日影計算を行うと
円弧で示す4,5階にカットした部分が6階が可能である事がわかった
実はその部分は6階どころか無限の高さが可能になる事がわかる
ただし容積率が200%ゆえ6階程度となるわけだが日影規制のみを考えるとL=(h-4)×倍率で決まる空間だけではない事が分かった。
今回は改めて日影規制を設計者が低層の建物を建てたい場合、あるいは高層を建てたい場合のケースに分けて日影規制の検証を続けたい。
まずは低層の建物を想定した際の日影規制をクリアーする方法から解説したい。例題は
敷地全体に工場あるいは倉庫などを想定したい場合で考えてみたい。この場合真北が北側の境界線に垂直つまり東西に長い場合のケースで日影規制を考えてみたい。
今回もムービーによる解説でじっくり検証して頂きたい。
ポイントは
日影規制をクリアーする為に前回手計算で行った太陽高度内に建物高さを抑える方法がある事。
以上では、下記画像クリックでムービー検証開始!
次に
同じ敷地で高層建物で日影規制をクリアーする事を確認して頂く
ポイントは、日影規制をクリアーするには規制時間内に収まるよう建物幅を設定する方法がある事。上図では10時17分から13時14分の2時間57分(3時間規制)までが影にになる事を確認する。
ただしその太陽高度下には低層建物が存在する事が最終結論。
高層建物の左右には低層の建物が可能。
結論として日影規制をクリアーする為には太陽高度と規制時間幅を同時に確認しながら日影可能空間を求める事が正しい逆日影計算となる。
その事を同時にチェックする為にTP-PLANNERでは「逆日影チャート」を利用する。
以上の結論と次のテーマへの課題提供までムービーで確認。
本日も長くなった「逆日影チャート」の有効活用法は次回にしよう。
次回までお元気で!
関東地区のTP-PLANNERユーザー会、皆さんとの再会を楽しみにしてます。