10月28日土曜日
昨日までの快晴から・・天気予報がどうやら当たりのようで台風が沖縄に接近中・・沖縄の皆さん、お気をつけ下さい。サトウキビは、この季節は12月頃からの収穫にむけて幹が太くなる大事な頃、ダイジョブだろうか?。
これは近くの公園のモミジの木、今年は、定点観測で紅葉の様子をみていきたい。左側が南で日当たりが良い部分だがやはりその分が赤みを帯びている。
今週木曜日、ニュース9で国際政治学者 イアンブレマー氏の語りに納得させられた。
昨晩のニュースでは、日本の核廃絶決議が国連で採択されたがトーンダウンした内容に棄権国が増えたそうだ。
来月早々には、米国大統領が来日される。我が国の宰相にも毅然とした世界感を示していただけると期待したい。
さて今週の講座から始めたい。
火曜日は組織設計事務所の皆さんの2回目の講習は天空率。
今回も実践解説を繰り返した。
最終日の男前グループの皆さまは毎回、きめのポーズが美しい。後は実践で共にがんばりましょう。再会の日を楽しみにしてます。
水曜日は押しかけ講習でゼネコン設計の皆さんの講座1回目は早朝9時から逆日影、日影規制実践講座。
窓口担当の鈴木のアシスト付きで途中数分の休憩だけで一気に逆日影理論(手計算から逆日影チャートを理解)から、屋根伏図から建物再現しNG部をすばやくキャッチしクリアーする方法まで頑張っていただいた。
次回は算出した可能空間の等高線をガイドにプランニングを行う手法を解説。楽しみにしてます!。
ワールドシリーズはダルビッシュが打たれてリリーフの前田が好救援を2回続けている。前田頑張れ!広島の分まで。
講座を開始したい。今週は形態制限全般だが多くの設計シーンで利用されているRhinocerosとTP-PLANNER連動を通じて形態制限をチェックする手法を解説したい。
6月3日の回スタジアムの連動に引き続きRhinocerosツインタワー3DデータをTP-PLANNERで連動し形態制限をチェックする手順を解説したい。
本来であれば公園がある場合の緩和の手法をこの事例
で解説する予定だったがRhinocerosとTP-PLANNERの連動の質問が多く寄せられた為に急遽内容を変更したい。
尚あらかじめお断りしておくがこのツインタワーは、(株)アプリクラフト社からサンプルデータとして提供されたツインタワーに比嘉が架空の土地情報を設定し建物読み込みによりTP-PLANNER建物データに変換し日影、天空率計算を行う手順を解説する。
今回もムービー解説となるがいつものようにポイント解説を先に行いたい。
1)形態制限に必要な3Dデータのみを連動する。
このデータは開口部の形状が円弧ですり鉢状になっておりその部分だけで通常のGWG変換した場合大容量となってしまい処理速度に影響を与える。その部分はOFFにしたデータを3DフェイスでDWG保存していただきたい。
今回は、TP-PLANNERサイドでその部分は削除して検証したい
2)TP-persで不要レイヤの削除
開口部がそのままのデータを読み込むと
データ量が多くなり処理速度が遅くなる為、不要な開口部のデータを選択し削除する。
*本ムービーでは、TP-PERSでの開口部レイヤ選択および削除は行わず結果のみを3Dビュワーで表示する。
開口部を削除した3DフェイスデータをDWG保存する。
3)DWGファイルをTP-PLANNER建物データに変換読み込みする
Rhinoceros 3D面データをすべてドラッグ後、TP-PLANNERオブジェクト「建物」をクリックし選択後「変換開始」で建物が読み込まれる。
本令の建物は117.5m高のツインタワー。
4)時刻日影計算を行う
3Dビュワー「日影連続レンダリング」機能で時間毎の日影図を作成する。
5)等時間日影計算を行う。
3Dビュワーのポスタリゼーション機能で時間幅を色表示し等時間帯を表現する。
色塗りされた等時間日影図と同様に表現される。色が濃い程、影になる時間帯が長い事を表現する。近隣建物の合成で影響を受けるエリアが明確になる。
6)指定点日影と半天空図確認。
指定方法として特定の位置をCADで指定する手法をTP-PLANNERユーザーは参考にしていただきたい。
最も厳しい位置での半天空図は
この事によりNG箇所が明確になる。
7)断面図で道路斜線、隣地斜線をチェックする。
適用距離でワイングラス状の上部のみが適用距離内にありNGである事がわかる。同様に隣地斜線も
この場合も同様に隣地高さ制限を大きく超えている。
この様な形状の場合NG部が算定位置(今回0m)の位置から高い位置のみがNGとなっており天空率で容易にクリアーする事が想像される。
8)天空率計算を行う
*今回は「新天空率」このところ解説を行っているT-SPACEで処理する。今回の敷地情報は、敷地境界情報がそのまま利用できる為、「発生」ボタンを押すのみで適合建築物、および算定位置が自動発生する。
道路天空率-1 適合建築物発生から解析まで
解析を行うと
すべてクリアーする事がわかる。
道路天空率-2 検証
適合と計画をアイソメ図で表現すると
ツインタワーの上部2箇所が宙に浮いた状態で高さ制限を超えている。天空図で確認すると
問題は三斜求積図だまずは無難な適合建築物は
通常どおりで安全側の確認は
適合建築部物天空率は積分法が89.003%<三斜天空率89.032%で大きくなっており安全処理を確認。
問題は計画建築物だ
宙に浮いた部分と地盤側の計画建築物を除き三斜求積を行なわれている。申請時には部分的に拡大した表記が必要になるだろう。結果的には積分法に対して安全処理が行われたかが問題となる。
計画建築物天空率の積分法は98.163%>三斜天空率98.156%ゆえ安全処理がおこなわれている事を確認。つまり宙に浮いた計画建築物の表面に隙間を空けた三斜求積を行いその分、投影面積が大きくなり天空率が低下し安全処理されている事が確認された。
道路天空率-3 天空図重ね表示による検証
道路高さ制限を超えた宙に浮いた赤で示す計画建築物の面積が19.448,緑の高さ制限適合建築物の面積が289.891で約15倍適合建築物が広い。これは十分な空地がある事を意味すると同時に高層部がn高さ制限を超えていても算定位置からは遠くその投影面積は小さく表現される。このような高層部が湾曲し広がった建築物は天空率は有効である事がわかる。
同様に隣地天空率を検証すると
この場合は、一の隣地で行った。解析結果はすべてクリアーしている。
パースで確認すると
隣地高さ制限を超えた部分に対して緑の適合建築物が大きく天空図にも大きく投影される。この場合もこのツインタワーが天空率には有効に機能する事が分かる。
以上の内容を今回もムービーで解説したい。
以上で本日の解説はお終い。
次回はまたT-SPACEの実践解説をムービーで行いたい。
前田の応援しなきゃ・・・・次回までお元気で。